林詩硯写真展『針の落ちる音』【LIBRIS KOBACO】2026年 ~台湾在住の写真作家・林詩硯(リン・シイェン)さんの九州・福岡では初開催の写真展。
2026年2月21日(土曜日)~3月29日(日曜日)
13時~18時(最終入場17時30分)
定休日:火曜日・水曜日(祝日は開催)
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台湾在住の写真作家・林詩硯さんの九州・福岡では初個展となる写真展。
作家自身のまなざしを感じるとても静かなポートレート作品を展示。
写真作家・林詩硯(リン・シイェン)さん(@_jacka6pe)を台湾よりお迎えして、林詩硯写真展『針の落ちる音』を開催します。
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「痛みの唯一の共通点とは、他人と共有できない体験である。しかし、その共有できない痛みから生まれた孤独感はみんな同じだ。」と韓国の人権活動家のオムギホ氏は言う。
私が自傷行為を始めて14年経った。自傷癖があるわけではないが、いまだにやってしまう時がある。両親や精神科の先生含めた周りの人たちからは、それを知られる度に「死にたいのか?」と聞かれていた。こうした問いに当時の自分ははっきり反論することはできなかったが、その言葉に対して常に違和感を覚えていた。その時の私は死への恐怖を覚えるために自傷を始め、裂いた肌色から赤色が流れてきた時、本能的に怯えた。
その反応の底には、きっと生への欲求があるだろう。
気づいたら30歳を過ぎてしまい、今考えてみれば、命というのは、私が若い頃に思っていたよりずっと強いものなのだ。その色んな形の強さをこの目で見たかった。感情が潮のように日々満ち引き、それでも時間の流れはいつも静かで、風景の中に光っている。写真になったら、生きている証になれるだろうか。
いつか、その共有できない痛みから生まれた孤独感が和らぐように。
- 林詩硯 -
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林詩硯の写真集を読んでいた私はページをめくっていくにつれ半分ほど過ぎたあたりで写真集の紙が意図的に重さが変わったのかと思う感覚になり、ページを幾度か戻り紙の手触りを確かめた。
読み始める最初に持った写真集の重さの感覚と読み終わった後の重さの感覚が全く違うことに自分自身で気付きとても驚く。
林の写真集『針の落ちる音』は、私の手の中でずしりと重くなっていたからだ。
写真集のあとがきにもあるように、他者の痛みを感じることは難しい。
だが『針の落ちる音』には、ポートレートだけでは無く、当たり前に見ている日常の風景や些細な出来事を思い出すことのできる写真が合間合間に差し入ることで、彼女達の痛み、そして他者の痛みをより感じることができる写真作品のような気がしている。
- LIBRIS KOBACO -
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作家プロフィール
林詩硯
台湾台北生まれ。台湾科技大学デザイン学科卒業、東京藝術大学先端芸術表現科修士課程修了。身体と精神の関係性に関心を持ち、ポートレイトを中心とした作品を制作している。2023年Backyard「PITCHGRANT」受賞、写真集に『針の落ちる音』(2024、赤々舎)がある。同写真集により、フォトシティさがみはら2024 新人奨励賞を受賞。
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基本情報
開催期間
2026年2月21日(土曜日)~3月29日(日曜日)
13時~18時(最終入場17時30分)
定休日:火曜日・水曜日(祝日は開催)
開催場所
本と写真 リブリスコバコ(LIBRIS KOBACO)(福岡市中央区大手門3-2-26 田中ビル401)
アクセス
福岡市地下鉄 空港線「大濠公園駅(福岡市美術館口)」4番出口から徒歩2分
料金
入場無料
予約
予約不要
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