訪ねてみよう、あのワンシーン ~ 映画『なつやすみの巨匠』ロケ地めぐり【能古島】
2018年8月10日訪ねてみよう、あのワンシーン ~
映画 『なつやすみの巨匠』 ロケ地めぐり
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能古島には、少年の夢も、仲間も、恋も、ぜんぶがありました。
それは誰もが通った道…
淡い初恋、自我の目覚め、友情の亀裂、ほろ苦い別れ。
福岡の離島を舞台に10 歳の少年が繰り広げるひと夏の冒険。
映画 『なつやすみの巨匠』 は、2015年7月に公開されて以来、毎年夏が訪れるたびに各地で上映会が開催されている名作。
海外の映画祭でも子供向け映画としてワークショップが開催されるなど、世界共通の魅力を持った作品です。
舞台は、博多湾に浮かぶ小さな島「能古島」。
映画を観て物語の舞台を訪れてみませんか?
【あらすじ】
能古島に住む小学4 年生、シュン。
夏休み、ヒマを持て余していたシュンはかつて映画研究部員だった父・和由から古びたビデオカメラを譲り受ける。武骨なデザインが気に入ったシュンはすっかりカメラの虜に。
もともと父の影響で’80~’90年代のハリウッド映画が大好きだったシュンは、親友たちと共に映画撮影の真似事に熱中するのだった。しかし周囲には野暮ったい連中ばかりでどうにも画にならない。
ある日、島在住のうるさい画伯ジジイ・智滋が一人の少女を連れて島へ戻ってくる。
亜麻色の髪。鳶色の瞳。
どこから見ても映画に出てくるような外人そのものだった。
少女の名はユイ。
ブラジル人の父と日本人の母を持つハーフで、生まれも育ちも福岡。日本語しか喋れない。訳あって夏休みの間だけ、祖父の智滋に預けられたのだった。シュンは智滋の家からユイを強引に連れ出す。そしてこれが一目惚れであることがバレないよう、もっともらしく言うのだった。
「俺、監督やけん、お前ばスカウトしたと。 分かるや? お前ば女優にしちゃる! 」
「はぁ? バカやないと?」
シュンとユイの奇妙な関係が始まった…。
映画 『なつやすみの巨匠』 ロケ地めぐり
ロケ地① 能古島渡船場・福岡市営渡船
小学4年生10歳のシュンの夏休み。
作品冒頭のシーンでいたずらをして、市営渡船で姪浜から能古島に帰ってきたところ。
写真のフェリー「レインボー能古」の船長として登場しているのはあの人…。
能古島
★能古島特集ページもご覧ください。
ロケ地② 能古島キャンプ村・海水浴場
シュン・ノブ・タケ、3人の秘密基地として登場する、能古島キャンプ村。
自転車での冒険に欠かせないガイコツマークや姪浜やターゲットの印が記された福岡市の地図や3人の宝物が所狭しと置かれている。
能古島キャンプ村・海水浴場は、映画の中でも何度も登場するスポット。
能古島の北端の海岸にあり、海水浴も楽しめるキャンプ村。キャンプ用品や調理道具などのレンタル道具が一式揃っているので、手ぶらでもバーベキューやアウトドアが楽しめる。
ついにヒロイン役をみつけたシュンの名セリフが登場した場所。
「俺、監督やけん、お前ばスカウトしたと。 分かるや? お前ば女優にしちゃる! 」
「はぁ? バカやないと?」
能古島キャンプ村・海水浴場
ロケ地③ 能古博物館
父・和由から古びたビデオカメラを譲り受けたシュン。
島のあちこちで撮影してみます。
その中に登場する能古博物館は島の中腹に位置する能古島の資料を収蔵する博物館。
能古島は全国を廻った筑前五ヶ浦廻船の基地のひとつであり、館内には大型廻船の模型も。さらに、金印が後漢時代の中国から贈られたものだと鑑定した江戸時代の儒学者・亀井南冥とその一族の関係資料なども見ることができます。
能古博物館
ロケ地④ 永福寺
撮影2日目。
父の影響で80~90年代ハリウッド映画が好きなシュンがロケ地として選んだ永福寺。
永福寺は曹洞宗の寺で、境内には地元出身の洋画家多々羅義雄(たたら よしお)の歌碑や、戦後すぐに遭難し28人の犠牲者を出した能古渡海船の慰霊碑、二八観音などがあります。
永福寺(えいふくじ)
ロケ地⑤ のこのしまアイランドパーク
シュンと話して気持ちが軽くなったユイ。島に戻ると美しい夕暮れ。もう家に帰る時間。
「じゃあ。」というユイを呼び止めて、指を差し出すシュン。
「E.T.」
博多湾の真ん中にぽっかり浮かぶ島、能古島にある「のこのしまアイランドパーク」は、能古島北部に広がる約15万平方メートルの自然公園。
桜、菜の花、コスモスなど、一年を通じて咲き誇る季節の花々と博多湾の景色が織りなす「絶景」を目当てに国内外から多くの観光客が訪れるスポット。映画に登場する美しく印象的なシーンの多くがこの公園内で撮影されています。
園内にはレストランやバーベキューハウス、ふれあい動物園、レトロな街並みを再現した「思ひ出通り」などがあり、一日中楽しめます。貸別荘やバンガローでの宿泊も可能。
シュンとユイが飲んでいる「能古サイダー」も人気。ぜひ飲んでみてくださいね。
劇中で登場する、二人が撮影したテープを積み上げて数える大きな木も、のこのしまアイランドパーク。
ここで二人はハリウッドでレッドカーペットを歩く約束をします。
のこのしまアイランドパーク
ロケ地⑥能古島展望台
佐古が原因で怖い思いをしたユイ。仕返しをしたいユイの提案に、シュンは無茶な撮影をしてしまいます。
佐古が自転車に乗るシーンを撮影しますが、自転車が止まらず崖から落ちて大けがをしてしまいます。
(※あぶないので絶対に真似しないでください。)
ロケ地となった能古島の山頂195mにある展望台では、福岡市街や玄界灘などを眺望でき、遠くには小呂島(おろのしま)も見ることができます。(写真は展望台からの眺望。中央の島は志賀島、その右手にはうっすらと猫の島で有名な相島も見えます。)
ロケ地⑦愛宕神社(展望台)
ワケありで島にやってきたユイは、うまくみんなになじめない。
島を飛び出したユイを追いかけてシュンも姪浜へ。
ユイを展望台に案内し能古島を見せる。
映画に登場する愛宕神社は、日本三大愛宕のひとつ。室見川河口西側の丘陵上にあり、市内を一望できる。
厄除け・開運・学業・家内安全・商売繁盛・縁結び・鎮火だけでなく、禁酒・禁煙などにも霊験があるとされ、県内外からの参拝者が多く訪れる。初日の出や桜の名所としても有名。
劇中では、博多湾の向こうに能古島を望む展望台でのラストシーンでも登場するなど、重要なスポットになっている。
愛宕神社(あたごじんじゃ)
いかがだったでしょうか。
その他、福岡タワー、マリノアシティ福岡、さざえさん通り、などでのロケも行われました。
福岡市内オールロケの映画だけに、行ったこと、見たことがある風景がたくさん登場します。
探してみてくださいね!
映画 『なつやすみの巨匠』 ロケ地マップ
関連リンク
◎映画 『なつやすみの巨匠』 公式HP
◎福岡フィルムコミッション
◎福岡観光コンベンションビューロー
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