博多旧市街エリア(本物の歴史を体感する 博多寺社めぐりコース)
博多駅から徒歩圏内の距離にありながら、趣のあるまちなみが残るエリア「博多旧市街」。
大博通りの東エリアは、中世博多の大陸との交流を伝える、歴史ある寺社・仏閣が点在しています。うどんや饅頭、お茶など様々な文化の発祥の地とされる寺、日本最大級の大きさを誇る大仏など見どころも豊富です。都会の喧騒を離れ、伝統的景観と情緒あふれるまちなみを散策したい方におすすめです。
出来町公園
昭和40年に整備された公園です。
この場所が、旧博多駅構内であったことから、公園内には「九州鉄道発祥の地」の碑が建立されています。
平成29年12月にリニューアルし、博多部の新たなゲートとなりました。
公園には観光バス6台分の乗降場が整備されています。
- 住所
- 福岡市博多区博多駅前1丁目10
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若八幡宮
祭神は,仁徳天皇、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)。俗称「やくはちまん」「厄除八幡」とも呼ばれ,市内のみならず、周辺地域からも広い信仰を集めている。新暦・旧暦の大みそかには、毎年深夜まで厄除、厄ばらいの祈願を行う人々で大変にぎわっている。
厄年には前厄・本厄・後厄があり、3年続けて参拝すれば次の年には厄落としになるとされている。
- 住所
- 福岡市博多区博多駅前1-29-47
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謝国明の墓(大楠様)
謝国明は,鎌倉時代(1185年頃~1333年)に博多に居住した宋(現在の中国)出身の貿易商人。熱心に仏教を信仰し、宋から帰国した聖一国師(しょういちこくし)を助けて承天寺の建立に力を尽くした。また貧民救済や鍼治療の普及にも貢献したと伝わる。没後、この地に葬られたが、墓上に生えた楠が大きく成長し墓碑を包み込んでしまったと伝えられ、現在も「大楠様」の愛称で親しまれている。
- 住所
- 福岡市博多区博多駅前1丁目25
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承天寺
仁治3年(1242)に創建された承天寺。区画整理事業で通された市道によって境内が、東西に分かれている珍しい造りになっています。
承天寺を開山した円爾が、宋から帰国した際に、うどんやそば、お饅頭などの製造に必要な技術を持ち帰って来たといわれており、それら発祥の地としても知られています。
また、「博多祇園山笠」の発祥の地でもあり、毎年7月に開催される博多祇園山笠の際には承天寺前に清道が設けられ、山笠が奉納のためにその周囲をぐるりと回り、見物のスポットになっています。
- 住所
- 福岡市博多区博多駅前1-29-9
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東長寺
東長寺に祀られている高さ10.8mの福岡大仏は、日本一大きな木造坐像。光背は7仏や13仏、 後壁面には5000もの小仏が祀られていて、その姿はまさに圧巻のひとことです。さらに、その大仏の台座内には地獄から極楽へ至る道に見立てた「地獄・極楽めぐり」が設置されています。地獄絵巻が張り巡らされた通路を進んでいくと訪れる暗闇。手すりを頼りに進んでいったその先に、かすかな光とともに極楽の絵が現れます。途中にある「仏の輪」に触れれば極楽に行けるともいわれているそう。
そのほかにも、珍しい回転式の六角堂や、立案から完成まで37年を要して平成23年に完成した五重塔など、新旧の歴史を感じることができます。
- 住所
- 福岡市博多区御供所町2-4
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龍宮寺
龍宮寺が創建された鎌倉時代は袖の港の海辺にあり、そこで捕えられた人魚が埋葬されたという伝説が残るお寺です。その言い伝えは伝説にとどまらず、人魚の生前を描いたという掛け軸とともに、今でも人魚の骨が本堂に保存されているといいます。そのほか、博多七観音のひとつである「観音堂」もあり、巡礼の場となっています。
- 住所
- 福岡市博多区冷泉町4-21
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妙楽寺
正和5年(1316年),月堂宗規(げつどうそうき)が創建した臨済宗大徳寺派のお寺。当初は、海沿いの「沖の浜」と呼ばれる場所にあった。
天正年間(1573~1591年)に火災で焼失したが、初代福岡藩主の黒田長政が福岡に入国後,現在の地へ移転された。本堂裏の墓地には、黒田家重臣らの墓石や戦国時代に荒廃した博多の町を復興させた豪商、神屋宗湛(かみやそうたん)の墓もある。
また、ういろう発祥の地としても知られている。
- 住所
- 福岡市博多区御供所町13-6
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円覚寺
円覚寺は、寛元4年(1246年)大覚禅師(蘭渓道隆)が宋より大宰府へ来朝した際、時の鎌倉幕府五代執権・北条時頼が大伽藍を矢倉門(現在の祗園町)に創建しました。しかし、時の戦乱・兵火により寺院の全てを焼失してしまいます。
その後、寛永13年(1636年)に聖福寺の境内に基礎を移転して再建し、聖福寺の塔頭寺院となりました。
この円覚寺は、福岡藩士立花実山直筆の「南方録」が伝承されており、南方流の茶と禅の道場として知られています。
- 住所
- 福岡市博多区御供所町13-11
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聖福寺
建久6年(1195年)、臨済宗の始祖・栄西によって開山され、日本最初の本格的な禅寺として有名な聖福寺。日本茶の発祥の地として知られ、「茶の木」が植えられています。境内は、三門・仏殿・本堂と一直線に禅寺の伽藍配置がよく保存されており、国史跡に指定されています。また自然が多く残っており、森の中にいるような安らぎを感じることができます。
- 住所
- 福岡市博多区御供所町6-1
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善導寺
縁起によると、鎮西聖光上人(ちんぜいしょうこうしょうにん)が建暦(けんりゃく)2年(1212)善導大師像(ぜんどうたいしぞう)を本尊として建立したとされているが、「筑前国続風土記(ちくぜんのくにしょくふどき)」では、広誉上人(こうよしょうにん)が筑後の善導寺(ぜんどうじ)再興ののち、文明(ぶんめい)9年(1477)に建立したと記している。後土御門(ごつちみかど)天皇のとき(1465~1500)・その祈願寺となっている。善導大師、鎮西上人像、梵鐘、蒙古碇石(もうこいかりいし)は県指定の文化財である。
- 住所
- 福岡市博多区中呉服町6-24
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妙典寺
永徳元年(1381)、本成院日円上人が柳川に建立。立花宗茂の家臣であった薦野(こもの)増時が当地に移転させ、立花家の菩提寺とした。慶長8年(1603)4月25日、京都妙覚寺の僧であった日忠は、当地においてキリスト教の布教に努めていたイルマン(宣教師)の旧沢らと宗論を行なった。これが「石城問答」で、宗論に勝った日忠は初代福岡藩主・黒田長政から教会の地を与えられ、正興山勝立寺(中央区天神4丁目)を建立した。
- 住所
- 福岡市博多区中呉服町9-12
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