福岡の街で、いまどんなアートに出会える? aviさんと巡る、4つのアートスポット

福岡の街で、いまどんなアートに出会える? aviさんと巡る、4つのアートスポット24

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美術館でじっくり作品を眺める。街の小さなギャラリーで、まだ知らなかった作家に出会う。アーティストが活動する場所を訪ねる。そして、金曜の夜には美術館で音楽を楽しむ。福岡には、さまざまな形でアートを楽しめる場所があります。

今回は、9月19日(土)〜10月12日(月・祝)まで開催されている「Fukuoka Art Next Week(FaN Week)」をきっかけに、アートの魅力を発信するaviさんと市内の4つのスポットへ。福岡市美術館、Artas Gallery、Artist Cafe Fukuoka、福岡アジア美術館を巡りながら、いまの福岡で楽しめるアートを探しに出かけます。

「FaN Week」とは?

福岡の街を舞台に、さまざまな形でアートを楽しめる「Fukuoka Art Next Week(FaN Week)」。期間中は、美術館やギャラリーをはじめ、市内各所で展覧会やイベントが開催され、街を巡りながらアートとの出会いを楽しむことができます。

今回一緒に巡るのは、​耳で聴く美術館 aviさん

美術紹介動画クリエイター。
1992年、大阪府生まれ。「心が震えるアートの話をしよう」をテーマに、動画プラットフォームを中心にアートの魅力を発信している。

大学では美術教育を学び、教員資格も取得。キャッチーな表現とわかりやすい解説、やわらかな“Calmボイス”で、アートに馴染みのない人にもその魅力を届けている。現在、SNSの総フォロワー数は50万人を超える。
Instagram

01|福岡市美術館

大濠公園と一緒に楽しみたい、街に開かれた美術館

最初に訪れたのは、大濠公園に隣接する「福岡市美術館」。
美術館の前で出迎えてくれるのは、インカ・ショニバレCBEによる《ウィンド・スカルプチャー(SG)II》。
風を受けて複雑に波打つ布の姿をかたどった、高さ7mにもなる大型彫刻です。ほかにも草間彌生さんの《南瓜》など、屋外のあちこちに作品が点在。
大濠公園を散策しながらアートを楽しめるのも、この美術館ならではです。

海と人の営みを見つめる「山内光枝展 潮ノ記」

今回aviさんと鑑賞したのは、2階近現代美術室Bで開催されている企画展×福岡現代作家ファイル2026「山内光枝展 潮ノ記」。
福岡を拠点に活動する山内光枝さんは、海とともに生きる人々の暮らしや文化に目を向け、作品を制作してきたアーティストです。

会場の中に足を踏み入れると、薄暗い照明の中に浮かび上がるように広がる《潮ドローイング》が目に飛び込んできます。

山内さんが自ら海に潜って目にした各地の風景を、その土地の塩と海水を使って描いた作品。壁いっぱいに広がるドローイングを前にすると、まるで海の風景に包み込まれるよう。さらに会場では定期的に映像が上映され、静かなドローイングの空間に海の音や風景が重なることで、実際に海の中へ入り込んだような臨場感が生まれます。

《潮汐 2012-2021》では、東南アジアから東アジアにかけて、黒潮・対馬暖流域で素潜り漁を営む人々の姿を捉えています。呼吸する姿が、隣り合う2つのスクリーンに映し出されます。異なる土地で海とともに生きる人々の姿が、呼吸のリズムを通してつながっていくような作品です。

海とともに生きる人々の営みや、その土地に刻まれた記憶を、ドローイングや映像などさまざまな表現でたどる「山内光枝展 潮ノ記」。作品を巡るうちに、普段何気なく眺めている海の向こうにある、人々の暮らしや歴史へと想像が広がっていきます。

企画展×福岡現代作家ファイル2026 山内光枝展 潮ノ記 
会期:2026年9月8日(火)〜12月20日(日)
開館時間:9:30~17:30 9月~10月の金・土曜日は9:30~20:00
※入館は閉館の30分前まで。
休館日:月曜日
※月曜日が祝日・振替休日の場合はその後の最初の平日
10月12日(月・祝)、10月19日(月)、11月23日(月・祝)は開館し、10月6日(火)、10月13日(火)、10月20日(火)、10月21日(水)、11月24日(火)は休館
※展示替えに伴う休室・臨時休館日、特別開館日については、公式サイトをご確認ください。
会場:2階 近現代美術室B
観覧料:一般200円(150円)、高大生150円(100円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金


作品だけじゃない。建築にも注目!

作品を楽しんだあとは、建物そのものにも注目を。
福岡市美術館を設計したのは、日本近代建築を代表する建築家・前川國男です。

「作品はもちろんですが、とにかく建物も圧巻でした。大濠公園とつながっていて、街に開かれた美術館という感じがします」とaviさん。

館内でじっくり作品を見るのはもちろん、建築を眺めたり、屋外作品を楽しんだり、隣接する大濠公園を散策したり。美術館と公園を行き来しながら、思い思いの時間を過ごしてみてください。

📍福岡市美術館
住所:福岡市中央区大濠公園1-6
開館時間:9:30~17:30 7月~10月の金・土曜日は9:30~20:00
※入館は閉館の30分前まで。
休館日:月曜日/12月28日~1月4日
※月曜日が祝日・振替休日の場合は、その後の最初の平日
※臨時開館・休館となる場合があります。
電話番号:092-714-6051(代表)
公式サイト

02|Artas Gallery

漫画を「読み解く」から「見る」へ。ギャラリーで出会う新しい表現

続いて向かったのは、博多区店屋町にある「Artas Gallery」。ビルの2階にひっそりと佇む、隠れ家のようなギャラリーです。

ここで開催されていたのが、「MANGA IS Contemporary Art - 漫画を現代アートとして読み解く」。アリマタカシさん、うしお鶏さん、フクミヤサオリさん、東春予さんの4名が参加しています。

「漫画」も、作家による表現

今回目を向けたのは、漫画のストーリーやキャラクターだけではなく、構図や線、スクリーントーン、文字などの「表現」そのもの。

漫画をコンテンツとして「読む」のではなく、作家による表現として「読み解く」。いつもとは少し視点を変えることで、普段親しんでいる漫画の新たな一面が見えてきます。

あれ?作品のタイトルがない!

左:うしお鶏さんの作品、右:東春予さんの作品

作品を眺めていたaviさんが気づいたのが、作品のそばにタイトルや価格が掲示されていないこと。
Artas Galleryでは「思考」をひとつのテーマに、まずは情報を入れず、自分自身で作品と向き合うことを大切にしています。「情報がない分、作品から情報を得ようと思って、いつも以上にちゃんと見ました」とaviさん。作品をじっくり見ていくうちに、「普段は意外と作品そのものをちゃんと見ていなかったのかも」と気づいたそう。

作品について“知ってから見る”のではなく、まず自分の目で見て、考える。そんな鑑賞の仕方を楽しめるのも、このギャラリーのおもしろさです。

まだ知らない作家との出会いも、ギャラリーの楽しみ


左:フクミヤサオリさんの作品、右:アリマタカシさんの作品を前に語るオーナーの村上さん

Artas Galleryでは、若手アーティストも積極的に紹介しています。 オーナーの村上さん自身が地域の大学の卒業制作展などへ足を運び、まだデビュー前の作家と出会い、展示をお願いすることも。

そんな村上さんについて、aviさんは「とても美術に対して熱量のある方。作品はもちろん、村上さんにも会いに行ってほしい」と話します。作品だけでなく、それを見つけ、届ける人と出会えることも、ギャラリーを訪れる楽しみのひとつです。

📍Artas Gallery
住所:福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
営業時間:13:00~19:00
休廊日:月曜日・火曜日・水曜日
電話番号:092-287-5599
公式サイト
公式SNS:Instagram @artasgallery205
次回開催予定:2026/11/7(土) - 11/22(日) 南村杞憂 個展

 

03|Artist Cafe Fukuoka

アーティストと街をつなぐ、旧中学校のアート拠点

続いてやってきたのは、旧舞鶴中学校を活用した「Artist Cafe Fukuoka」。

「Cafe」という名前ですが、ここはアーティストの活動や成長を支え、市民や企業とアートをつなぐ拠点。実際にカフェも併設されているので、誰でも気軽に立ち寄ることができます。

福岡に滞在したアーティストは、この街をどう見た?

まず鑑賞したのは、福岡アジア美術館が主催する展覧会、第26回 福岡アジア美術館 アーティスト・イン・レジデンスの成果展「視差―いつもそこに在るもの」。

福岡に滞在した海外のアーティストたちが街を歩き、人と出会い、リサーチを重ねながら制作した作品が並びます。
もともと中学校だった建物の中には、教室などの小さな部屋がいくつも残されており、それぞれの空間を使ってアーティストごとに作品を展示。ひと部屋ごとに異なる世界が広がり、作品の世界観にじっくりと入り込むことができます。

福岡に住む人々の「居場所」から生まれた風景

こちらは、アムシャド・スヌワールさんの作品。

福岡で出会った人たちに、自分が「居場所」を感じる場所やものをフロッタージュ(こすり出し)してもらい、それらを切り分け、一枚の作品へと再構成しています。公園のブランコや木、職場、家のリビング…。一人ひとりの身近な場所の記憶が集まり、作家の目を通した新たな「福岡」の風景へと生まれ変わっています。

溶けて、変わる。その時間も作品に

ベトナム出身のアーティスト、ハン・ハンさんが福岡での滞在制作を通して生み出した《裸足─氷との対話》は、小さな小屋の中で、氷と向き合う作品です。

床に使われているのは真鍮。時間とともに氷が溶けて姿を変えていく一方、真鍮にも、氷やそこを訪れる人々の痕跡が少しずつ刻まれていきます。
小屋の中に入ると、目の前にあるのは氷だけ。刻々と変化する氷と静かに向き合うことで、普段とは少し違った感覚でものを見る時間が生まれます。

福岡で人や場所と出会い、リサーチを重ねながら生まれた作品の数々。アーティストそれぞれの視点を通して、見慣れた街や日常をいつもとは少し違った角度から見つめることができます。

そして、もうひとつ足を運びたいのが、かつて体育館だったグランドスタジオです。

体育館いっぱいに広がる、福岡の風景

こちらでは、伊藤隆介さんの「福博風景考:時を駆ける少女は飛翔の夢を見るか?」が開催されていました。

伊藤さんは、ギミックを内蔵した精巧な模型と、その動きをリアルタイムで映し出す映像を組み合わせた表現で知られるアーティスト。

広々としたグランドスタジオ全体を使い、福岡に積み重なってきた歴史や人々の交流を、模型と映像によるダイナミックなインスタレーションで表現。弥生時代から現代までの福岡のエネルギーを、「走る女性」などで表現し、福岡ゆかりのマンガやアニメとのコラボレーションも展開されていました。

カフェに来たついでに、アートに出会う

aviさんが印象に残ったと話すのは、旧中学校ならではの開放感。

「カフェへお茶をしに来るだけでもいいし、そのついでに展示を覗いてみてもいい。学校だった場所ならではの開放感が、ギャラリーに感じがちな“入りにくさ”を取り払ってくれている気がします」

Artist Cafe Fukuokaでは、展示のほかにも、子ども向けのアート体験やアーティストを対象にしたプログラム、企業とアーティストをつなぐ取り組みなどを実施しています。

作品を見るために訪れるのはもちろん、カフェでひと休みしたり、ふらりと立ち寄った先で展示を覗いてみたり。「アートの施設」と構えず、思い思いの過ごし方ができるのもArtist Cafe Fukuokaの魅力です。

📍Artist Cafe Fukuoka
住所:福岡市中央区城内2-5
開館時間:11:00~19:00
休館日:毎週月曜日・年末年始
※月曜日が祝日・振替休日の場合は、その後の最初の平日がお休みです。 
電話番号:070-4195-0289
公式サイト

04|福岡アジア美術館

「これもアート?」から世界が広がる、アジア美術の入口

最後に訪れたのは、中洲川端にある「福岡アジア美術館」。
アジア23カ国・地域の近現代美術を系統的に収集・展示する、世界でも類をみない美術館です。1999年の開館以来、作品の収集・展示だけでなく、アジアのアーティストを招いた滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)や交流にも力を入れ、福岡とアジアをアートでつないできました。

館内には、アジアやアートに関する本を自由に読めるアートカフェやキッズコーナー、ミュージアムショップなど、チケットがなくても利用できるスペースも。
展覧会を見るだけでなく、街歩きの途中にふらりと立ち寄れるのもうれしいところです。

今回鑑賞したのは、「アジア美術の歩き方 南アジア特別編 対立の先へ―光の水脈をめぐる旅」。
南アジア7カ国を対象に、多彩な作品を紹介する展覧会です。

まずは「なんかすごい!」でいい

「アジア美術」と聞くと、歴史や宗教を知らないと楽しめないのでは?と思う人もいるかもしれません。でも、最初からすべてを理解する必要はありません。
学芸員の方が話してくれたのは、「どう見てほしい、ではなく、まずは出会ってほしい」ということ。

今回の展覧会は、大きく2つのパートで構成されています。
第1部「出会う―南アジア現代美術を代表するアーティストたち」では、作家ごとに作品を紹介。過去から近年までをたどりながら、それぞれの表現の変化を見ることができます。

「なんだこれ!」「なんかすごい!」。
まずはそんな素直な感覚から楽しんでみましょう。

不安定な牛が表す、「家庭」のかたち

まず目に飛び込んでくるのは、インドの作家、スダルシャン・シェッティによる《家庭》。赤い牛が揺りかごのような球の上に足をかけ、その首元には赤ちゃんがしがみついています。今にもバランスを崩してしまいそうな、不安定な姿が印象的。そこに重ねられているのは、安らげる場所である一方で、危うさや不確かさを抱える「家庭」の姿です。

一見すると「これはどういう状況?」と驚く作品も、タイトルや背景を知ることで、その見え方が少しずつ変わっていきます。

作品を楽しんだあとは、そばに置かれた「コレクションカード」もチェック。主要作品のカードを自由に持ち帰ることができる、ちょっとうれしい仕掛けです。カードは東アジア、南アジア、東南アジアと、1年間を通して全100種類が登場する予定。作品との出会いを持ち帰れる、思わず集めたくなるアイテムです。

近づいてびっくり。無数の「針」で描く世界

一見すると、細かな模様が描かれているように見えるこちらは、パキスタンの作家、アーイシャ・ハーリドによる《愛の庭は限りなく緑に満ちている》。

近づいてよく見ると、作品を覆っているのは、なんと何万本もの針。
美しい文様がほどこされた緑色のタペストリーには、ペルシャ絨毯に見られるような伝統的な文様と鳥が金と銀の針で描かれ、その裏側には無数の針の先がびっしりと見えます。
もともと細密画を学んだアーイシャ・ハーリドは、絵筆を針へと持ち替え、平面から空間へと表現を広げてきました。針と布という女性の仕事と結びつけられてきた道具や素材を用いながら、女性を取り巻く社会や抑圧にも目を向けています。

美しい文様に惹かれて近づくと、その裏側にびっしりと並ぶ針に驚かされる。見る位置によって印象が大きく変わる作品です。

美しい光の中に浮かぶ、海の生命

イフティハール・ダーディー&エリザベス・ダーディーによる《水の中で》は、サンゴやイソギンチャクなどの海中生物をかたどったネオン管による作品です。
青い光のラインでつながる生き物たちの姿は、生命同士が互いに支え合う関係を思わせます。

一方で、その美しい光景の背景にあるのは、海洋汚染によって脅かされている海の現状。鮮やかなネオンの光を通して、生命のつながりと、その危うさを映し出しています。

一見すると「なんだろう?」と感じる作品も、少し立ち止まって見てみると、その奥にさまざまなテーマが見えてきます。まずは気になる作品と出会うことから。そこから世界が広がっていくのも、アジア美術のおもしろさです。

作品を見たら、その背景を「ひもとく」

続く第2部「ひもとく―南アジア美術をめぐる物語」では、作品の背景にある社会や歴史、文化へともう一歩踏み込んでいきます。その土地の歴史や人々の暮らしを知ることで、作品がまた違って見えてきます。

街を走るリキシャも、アートに!

第2部で目を引くのが、バングラデシュの街を走る「リキシャ」を彩る、色鮮やかなペインティングです。
リキシャの背面や幌には、映画スターや憧れのイメージなど、さまざまな絵が描かれてきました。街なかで日常的に目にする乗り物でありながら、その独特な造形や色使いは、現代美術の作家たちにも影響を与えています。

描いているのはいわゆる「美術作家」ではなく、リキシャ・ペインティングを主に手がける職人たちです

「これもアート?」から広がる世界

実は福岡アジア美術館では、いわゆる美術作家による作品だけでなく、リキシャ・ペインティングのように、人々の暮らしから生まれた表現や職人による仕事など、アジアの近現代美術を考えるうえで欠かせないものにも目を向けてきました。

そこにあるのは、「そもそも、美術とは何だろう?」という問い。

これまで当たり前だと思っていた「美術」の枠から少し離れてアジアの表現を見つめると、それぞれの土地で育まれてきた独自の美意識や表現が見えてきます。「これもアートなんだ!」。
そんな驚きから、自分の中にあった「美術」の枠が少しずつ広がっていくのも、福岡アジア美術館のおもしろさです。

aviさんも、福岡を訪れるたびに感じるのが、アジアとの距離の近さだと話します。街を歩き、食や文化に触れていると、「すぐそこにアジアの大陸がある」と感じるのだそう。

アジア各地の表現に出会ったあとで街へ戻れば、いつもの福岡の景色も少し違って見えてくるかもしれません。

アジア美術の歩き方 南アジア特別編
対立の先へ―光の水脈をめぐる旅
会期:2026年9月19日(土)~2027年1月11日(月・祝)
会場:福岡アジア美術館 7階 企画ギャラリー、アジアギャラリー
ギャラリー観覧時間:9:30~18:00(金曜日・土曜日は20:00まで)
※ギャラリー入室は閉室の30分前まで
休館日:毎週水曜日(水曜日が休日の場合は、その翌平日)、12月26日~1月1日
観覧料:一般 1,000円 高校・大学生 800円 中学生以下 無料
※第2部(アジアギャラリー)のみの観覧は、一般200円、高校・大学生150円。
展覧会公式ページ


金曜の夜は、美術館で音楽を

福岡アジア美術館を訪れるなら、もうひとつ注目したいのが「Live@Museum」。

美術館を舞台に、音楽をはじめとするさまざまなライブパフォーマンスを楽しめる取り組みです。この日登場したのは、ヴィブラフォン、ピアノ、ベース、ドラムによるジャズカルテット「VibrArt」。

「美術や本に囲まれた空間で演奏する機会はなかなかないので、新鮮な気持ちでした」とVibrArtのみなさん。今回は美術館という場所に合わせ、基本的なジャズナンバーに加えて、ジャズに馴染みのない人も楽しめるよう、クラシック寄りの楽曲も取り入れたそうです。

美術館で作品を楽しんだあと、そのまま音楽に耳を傾ける。昼間とはまた違った雰囲気のなかで、福岡の夜を過ごすことができます。観光で訪れた人にとっては夜の新しい楽しみ方に、仕事帰りの人にとっては気軽に文化に触れる時間に。そして地域で活動するアーティストにとっても、新たな発表や出会いの場になっています。

Live@Museum│(公財)福岡市文化芸術振興財団
期間:2026年4月24日〜2027年3月19日の毎週金曜日(あるいは「毎週金曜日」等
時間:18:30〜19:00
会場:福岡アジア美術館 7F アートカフェ
料金:無料/予約不要
電話:092-263-6265
公式ページ

📍福岡アジア美術館
住所:福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階
開館時間:9:30~19:30 金曜日・土曜日は20:00まで
ギャラリー観覧時間:9:30~18:00 金曜日・土曜日は20:00まで
※ギャラリー入室は閉室の30分前まで
休館日:毎週水曜日(水曜日が休日の場合は、その翌平日)、年末年始(12月26日~1月1日)
電話番号:092-263-1100
公式サイト

福岡の街で、自分なりのアートの楽しみ方を

美術館で作品を見る。小さなギャラリーを訪ねる。
アーティストが活動する場所へ足を運ぶ。そして夜には、美術館で音楽を楽しむ。

aviさんと4つのスポットを巡ってみると、福岡にはアートを楽しむ入口がいくつもあることに気づきます。
作品の意味がすぐにわからなくても、「なんだろう?」「おもしろい!」「なんか好きかも」。そんなふうに心が動いた瞬間が、アートを楽しむ入口になるのかもしれません。

福岡で毎年開催されているFaN Weekをきっかけに、まずは気になる場所へふらりと足を運んでみませんか。いつもの福岡の街にも、まだ知らなかったアートとの出会いが待っているかもしれません。

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