訪ねてみよう、あのワンシーン ~ アニメ・映画『君の膵臓をたべたい』ロケ地めぐり
2021年7月1日「遠出をしたい」と言い出した桜良が【僕】に内緒で計画した旅行先は福岡。
2人は福岡の各地でかけがえのない大切な時間を過ごします。
原作は同タイトルの小説「君の膵臓をたべたい」2017年で実写映画を公開され大ヒットを記録しました。2018年、「君の膵臓をたべたい」を待望の劇場アニメ化されて、同じく大きな話題になりました。
この作品は、福岡市の多くの場所がロケ地となっていますので、お馴染みの場所がアニメでどのように表現されているかも見どころの一つです。
実写版にはなかった福岡のロケ地がアニメ版では取り上げられていたりするので、どこが違うのか比べてみてみませんか。
◎劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」ロケ地マップ
◎映画『君の膵臓をたべたい』ロケ地めぐり
2017年7月28日(金)公開の『キミスイ』(君の膵臓をたべたい)。
原作は累計発行部数250万部(2017年10月現在)を超え、タイトルからは想像もできない“泣ける小説”として若い世代に人気の「キミスイ」が待望の映画化。
映画『君の膵臓をたべたい』では、 主演の2人が初めて遠出をするとても重要なシーンの舞台が福岡になっています。昨年10月に中央区天神の地下鉄天神南駅前や福博であい橋、太宰府天満宮、ヒルトン福岡シーホークなどで、ロケが行われました。
福岡市民にはおなじみの場所ばかりで、映画を観ながら「あの場所だ!」と思うこと間違いなし!ここで紹介する場所以外にも、映画や原作に登場するスポットがあるかも!
全国のキミスイファンの皆さんにはこの映画をきっかけに、“聖地”としてぜひ福岡を訪れてもらえたら、と思います。
【ストーリー】
高校生の【僕】(北村匠海)は、クラスメイトの桜良(浜辺美波)が書いていた闘病日記を偶然見つけたことで、彼女が膵臓の病を患っていることを知る。
2人は残された時間を一緒に過ごしていくが、懸命に生きる彼女の日々はやがて終わりを告げ、その12年後-。
母校の教師となった【僕】(小栗旬)は、あることがきっかけで、彼女が伝えたかった本当の想いを知ることに。
12年のときを経て桜良から【僕】に届く想いとは。
原作にない12年後の「現在」パートで、教師になった【僕】を演じる小栗旬と、桜良の親友・恭子を演じる北川景子にも注目です。
ロケ地① ヒルトン福岡シーホーク
「都市景観100選」に選ばれた「シーサイドももち地区」の美しいオーシャンビューを堪能できます。1,000室を超える国内最大級の客室数と最大4,000名規模のコンベンションが可能なホテルです。ロビーやスイートルームで撮影が行われました。
隣接するのは福岡PayPayドームや、2020年7月にオープンした福岡の新名所 BOSS E・ZO FUKUOKA、また近くには福岡タワーや福岡市博物館もあります。ぜひ立ち寄ってみて!
ロケ地② 福岡市地下鉄「天神南」駅前
天神南駅は地下鉄七隈線の終点駅で2005年開業。映画の時代設定が過去ということもあり、当時駅が実在していたかも確認して、撮影が行われました。
この場所は、九州一の繁華街「天神」。通りにはファッションビルが立ち並び、老舗のデパートやドラッグストア、家電量販店が軒を連ねます。また、お洒落なショップや飲食店が多く集まる大名・今泉エリアもすぐそば。
そんな天神も少し目線を変えて歩けば、福岡の歴史が垣間見えるスポットや人々が憩う公園など、ここが天神?と驚く名所が満載です!
★天神南駅近隣のおススメスポット
ロケ地③ 福博であい橋
那珂川を境に、東が商人の町博多、西が城下町福岡。2つの町が出会うという意味からこの名前がつけられました。夜は天神中央公園の「旧福岡県公会堂貴賓館」とともにライトアップされ、幻想的な景観を醸し出しています。
ロケ地④ 清流公園
九州最大の歓楽街 中洲の那珂川沿いにある公園。上流側には屋台が立ち並び、川面に映るネオンの光景は福岡らしい景色です。上流側でキャナルシティ博多にもつながっています。
★清流公園近隣のおススメスポット
ロケ地⑤ 屋台「花山」
普段は筥崎宮前参道で営業している屋台の「花山」。近くの「馬出御所ノ内公園」に場所を移して撮影が行われました。映画にも登場する「モツ焼き」は人気のメニューです。
屋台 「花山」
住所: 〒812-0053 福岡県福岡市 東区箱崎1丁目44(筥崎宮前参道)
筥崎宮は、宇佐・石清水と並ぶ日本三大八幡のひとつ。祭神は応神天皇・神功皇后・玉依姫命。「玉せせり」や「放生会大祭」などの祭りには多くの人々が訪れ、博多祇園山笠期間中には「お汐井取り」は参道の先の箱崎浜で行われます。
★屋台「花山」近隣のおススメスポット
ロケ地⑥ 太宰府天満宮
菅原道真公の御墓所の上にご社殿を造営し、その御心霊を永久にお祀りしている神社です。「学問・至誠・厄除けの神様」として、日本全国はもとより広く世の崇敬を集め、年間に約800万人の参拝者が訪れています。参拝者に配慮し早朝から撮影が行われました。
門前町のあちこちに看板が立ち、てごろなお土産として喜ばれているのが「梅ヶ枝餅」です。起源は諸説ありますが、「榎社の菅公(菅原道真)に、浄明尼という老女が梅の枝とともに差し上げた」と言われています。映画の中にも梅ヶ枝餅が出てきます。ぜひ焼きたての梅ヶ枝餅を食べてみてください!