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LIBRIS KOBACO六周年記念特別展示 山元彩香写真展『Sand, Water and Dust』【本と写真 リブリスコバコ】 2025年
2025年8月1日(金曜日)~2025年9月7日(日曜日)営業時間:13時~18時 定休日:火曜日・水曜日(祝日は開催)
更新日:
ジョージアで2023年に撮影された作品群を展示。
山元彩香の写す、息をのむほどに本当に美しい世界をお楽しみください。
LIBRIS KOBACOでは2度目の個展となる山元彩香。
三周年記念特別展示から3年ぶりとなる本展では、ヨーロッパとアジアの境界に位置し独自の文化と歴史を持つ国、ジョージアで2023年に撮影された作品群を展示いたします。
展示初日、8月1日には作家・山元彩香本人が在廊予定です。
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あまりにも美しかった。
目の前に広がる1枚のプリントから目が離せなくなった。
山元彩香が写した深い漆黒の美しさを目の当たりにして息をのんでしまった。
この数ヶ月間、
私は山元の写真を伝えるために美しいという言葉に変わるなにか別の相応しい表現が無いものかと自分の頭の中を探し回った。
ただ美しいという言葉だけでは足りないような気がして、どう表現をすればこの感情を伝えられるのかと。
それほどに彼女の作品は写真の1枚1枚が細部まで美しかったからだ。
写真を表現する言葉には独特な言い回しが多い。日頃使わないような不思議な言葉を写真を表現する時に当てはめて使う人も多い。
私もそれに倣って独特な難しい表現も考えたりしたが結局はやめてしまった。
だんだんとそんなことは私の虚栄心から来ることなのではないかと思うようになったからだ。
目を離せず息をのみ、そして私の体の中から、思わず深い息と共に声に出た美しいという言葉。
その言葉は心からの感情と結びついた言葉なのだから…。
日常にある単純な表現だけれど、それ以外の表現なんて必要ないほどに山元彩香の写す世界は息をのむほどに本当に美しい。
LIBRIS KOBACO
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作家プロフィール
山元彩香は1983年神戸市生まれ。2006年に京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業。大学では最初、絵画を専攻するが、次第に自身の身体を使ったパフォーマンス作品や映像作品の制作に移行し、2004年のサンフランシスコへの留学を機に写真の制作を始める。言語によるコミュニケーションが難しい状況のなかでの撮影は、写真というメディアが本質的に抱える性質以上に他者との様々な接点を作家にもたらし、以降、暴力的でありながらも極めて魅力的なイメージ生成の場と言えるポートレートの撮影を続ける。馴染みのない国や地域へ出かけ、そこで出会った少女たちを撮影することで、その身体に潜む土地の記憶と、身体というものの空虚さを写真にとどめようとする。2009年のフィンランド、エストニアでの撮影を皮切りに、エストニア(2010年)、ラトビア(2011、12、14年)、フランス(2012、13年)、ロシア(2014年)、ウクライナ(2015年)、北海道(2015年)、ブルガリア(2016年)、ルーマニア(2017年)、ベラルーシ(2018年)、マラウイ(2019年)、沖縄(2020、21年)ジョージア(2023年)と各地で撮影を行ってきた。主な個展として「We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers」タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー / フィルム(東京、2021年)、「organ」void+(東京、2019年)、主なグループ展として「記憶は地に沁み、風を超え 日本の新進作家 vol.18」東京都写真美術館(2021年)などが挙げられる。東欧やアフリカの各地で撮影を行い、国内外で写真展やレジデンスに参加。2019年に出版された写真集『We are Made of Grass, Soil, and Trees』(T&M Projects、2018年)でさがみはら写真新人奨励賞を受賞。東京都写真美術館、清里フォトアートミュージアム(山梨)、Villa Pérochon Centre d’Art Contemporain Photographique(ニオール)に作品が収蔵されている。
基本情報
開催期間
2025年8月1日(金曜日)~2025年9月7日(日曜日)
営業時間:13時~18時
定休日:火曜日・水曜日(祝日は開催)
開催場所
本と写真 リブリスコバコ(LIBRIS KOBACO)(福岡市中央区大手門3-2-26 田中ビル401)
アクセス
福岡市地下鉄 空港線「大濠公園駅(福岡市美術館口)」4番出口から徒歩2分
料金
入場無料
予約
予約不要
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