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JACKSON kaki 展示型パフォーマンス 日常を脱皮する【Artist Cafe Fukuoka】2025年

開催期間

2025年7月5日(土曜日)~7月6日(日曜日)
開演:13時、閉演:20時
※各日 19時30分~20時 Audio Visual Liveを開催

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更新日:

テクノロジーによって、人間が怪物に脱皮する瞬間。

AIと人間によって生成される展示型パフォーマンス作品をJACKSON kakiが福岡で披露。

福岡城三ノ丸にあるArtist Cafe Fukuokaで、JACKSON kakiによるパフォーマンス企画「日常を脱皮する」が開催されます。

この企画は、フランツ・カフカの小説『変身』を思想的基盤とし、人間がふとした瞬間に「怪物」となってしまう内面の狂気や暴力性を、AI技術を介して可視化・再解釈する展示型のパフォーマンス作品。

カフカの『変身』は、社会的存在としての「人間」が、ある朝突然“虫”に変わってしまうという寓話的設定を通して、人間の内なる異物性、狂気、孤独、そして不条理な現実との断絶を描いた作品であり、本作ではその思想を現代のテクノロジーと交差させ、「社会的にふるまう」人間が、日常の中でふとした拍子に理性の仮面を脱ぎ捨て、野生的な衝動や死の衝動と直面する刹那を浮かび上がらせます。

日常的な行為―労働、食事、着替え、休息といった行動の中に潜む「狂気になりうる瞬間」に着目し、それらの行為をライブ・パフォーマンスとして空間上で展開。

会場内には複数のカメラが設置され、パフォーマーの動きをリアルタイムでキャプチャ。その映像データはAIにより即時解析・変換され、パフォーマーの姿は“怪物”のプロンプトに基づく映像としてプロジェクションされていきます。

つまり、観客は「人間として振る舞っている人間」が、AIの視点から見た“怪物”として常に再描写されていく光景を目の当たりにすることになります。この作品は、AIという「外部の目」によって人間性がいかに再定義されるかを提示すると同時に、人間の存在が常に社会的に“構築されている”こと、そしてその構造の裂け目から現れる内なる“他者=怪物”との対峙をテーマとします。

こうしたテクノロジーと身体を駆使した挑戦的な芸術表現が社会に問いを投げかけ、個々人の感性を揺さぶる場として機能することを願い企画され、日常の中に潜む「狂気になりうる瞬間」を捉える本作は、まさに今日的なテーマを浮き彫りにします。

さらに本企画では、JACKSON kakiに加え、現地のアーティストたちとのコラボレーションによる2日間の連続上演を予定。異なる背景や身体を持つ表現者たちが交わることで、ひとつの空間がどう変容していくのか、ぜひ体験していただきたいと思っています。

たくさんの方々にご来場いただき、この試みに立ち会っていただけることを願います。

≪アーティスト情報≫

● JACKSON kaki

1996年静岡県生まれ、情報科学芸術大学院大学卒業。アーティスト、DJ、VJ、映像作家、グラフィッ クデザイナーとして活動する。VR/AR、3DCG、映像、パフォーマンス、インスタレーション、サウンド など、マルチメディアを取り扱った表現を行う。
国内ではMONDO GROSSO / D.A.N.などのアーティストのMUSIC VIDEO制作や、Fake Creators や(sic)boyのVJ/ライブ演出を勤めながら、AVYSSやFORESTLIMIT周辺での配信・VJとして活動す る。
また過去には、Kode 9、Two Shell、caro♡(PC MUISC)、Dirty K、Vincenzo Pizzi、Eastern Margins、Daisy Maybe、Visioni Paralleleなど、多くの海外のアーティストやレーベルのアートワーク制作・コラボレー ションを行った。
2021/2024年にはMUTEK.JPへ出演も果たす。

● yuyu

ダンサー/コレオグラファー/アートディレクター。
9歳よりダンスを始め、JAZZ、HIP-HOP、ブレイクダンス、バレエ、コンテンポラリーダンスなど多様なジャンルを学ぶ。九州各地のコンテストで受賞歴を持つ。
身体を通して、目に見えないものを可視化し、感情や空想を形にする表現を探求。踊るたびに“幻”を立ち上げ、“流体”のように変容し続けるスタイルは、観る人の想像力を刺激し、「生ある無機物」とも評される。
現在は、多数の芸能事務所でアイドルや俳優の育成や振付に携わるほか、音楽専門学校ではダンス講師を務める。独自の感性を活かし、ポルトガルでのTV出演や舞台制作など多方面で活動。2019年にはアーティスト同士のクロスカルチャー集団「MONAMI」を立ち上げ、アートディレクションも行っている。

● abelest

福岡県在住。 作詞作曲、音声・映像作品、デザイン、フォント制作、写真など、幅広いクリエイティブ領域をカバー。 また、スタートアップ企業にてブランディング・マーケティング領域におけるオペレーション構築から運用までを経験。 2024.10よりyuzukiと共に劇団「足の踏み場」を結成し、劇と現実の領域を広げている。

● toiret status

山口県在住。2015年から作曲を開始。作品制作・発表を食事・消化・排泄・洗浄となぞらえ、「水に流す」ことをテーマとする。2016年にアメリカの先鋭的レーベル〈Orange Milk〉からリリースしたファーストアルバム『◎omaru◎』を皮切りにリリースを重ね、これまでに『TINY MIX TAPES』や『The Quietus』等のメディアで年間ベストに選出された。また、2021年にロンドンのサマーセットハウスのMutant PromisとEBM(T)のプログラムへの参加、スロベニアはリュブリャナにて開催されたビエンナーレ「ISKRA DELTA」への参加、2023年にYCAMにてサウンドインスタレーションを発表・展示するなど活動の幅を広げている。

Evolvianは山口在住のサウンドアーティストのtoiret statusと、映像作家・VJ
・アーティストのJACKSON kakiによるAudio Visual ユニットである。モーションキャプチャーや、ゲームコントローラーなど、特殊なデバイスを用いながら、人類未踏の進化へと目指す。

基本情報

開催期間

2025年7月5日(土曜日)~7月6日(日曜日)
開演:13時、閉演:20時
※各日 19時30分~20時 Audio Visual Liveを開催

開催場所

Artist Cafe Fukuoka - グランドスタジオ(福岡県福岡市中央区城内2-5)

アクセス

◆地下鉄
空港線「大濠公園」駅下車 5番出口から徒歩約10分
◆西鉄バス
「福岡市美術館東口」から徒歩約5分
「大手門・平和台陸上競技場入口」から徒歩6分

料金

1日券 2000円 
2日通し券 3000円
※学割:全体チケット500円引き ( 受付にて学生証提示 )
チケット販売はこちら

予約

予約不要

その他

Artist:JACKSON kaki
Performer:yuyu , abelest(足の踏み場)
Audio Visual Live:JACKSON kaki + yuyu , EVOLVIAN ( toiret status , JACKSON kaki )
主催/制作:0ffice
共催:Artist Cafe Fukuoka

問い合わせ先

KOI ( 0ffice )

メール

donguricororon@gmail.com

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