福岡の春特集1 カメラ片手に出かけたい!春の訪れを告げる福岡の「菜の花スポット」
2021年3月9日漂う風に春を感じるこの季節。春の花・菜の花が見頃を迎えます。一面を黄色に染めるその景色は、とても美しく、写真映えする絶景スポットです。桜との共演が楽しめる場所を含めた、福岡市近郊の菜の花の名所をご紹介します。
近場で見れる菜の花スポット。福岡市植物園
お洒落な店が並ぶ浄水通りを登ると、南公園の一角にある福岡市動植物園。春になると菜の花の花壇を入れ替え、一面菜の花の黄色い絨毯を広げて、優しい春を感じることができます。
また、植物園では珍しい熱帯の植物を展示する温室をはじめとして、花木園など様々なエリアがあり、ハンカチノキなど約2,600種の植物を観賞できます。
広大な景色と美しい花々の共演。のこのしまアイランドパーク
四季折々の花々を楽しむことができる「のこのしまアイランドパーク」。福岡市姪浜から市営渡船に乗り、約10分で到着する能古島の北端に広がる、約15haの自然公園です。菜の花や桜、ツツジ、ひまわり、コスモスなど1年を通じて季節の花に出会うことができます。
その中でも特に、菜の花とコスモスが有名。海を一望できる大パノラマに広がる菜の花畑と、空と海の青さとのコントラストはまさに絶景です。2月下旬〜4月中旬が見頃の菜の花とともに、3月末から見頃を迎える桜とのコラボレーションは息を呑む美しさ。桜の時期に合わせて夜間のライトアップも開催。昼間とはまた違った幻想的な表情を見せてくれます。
園内には昔の博多の町並を再現した「思ひ出通り」、レストランやバーベキューハウス、ふれあい動物園、宿泊施設などがあり、日帰り・宿泊で楽しむことができます。
ワンシーズンで2度楽しめる、海の中道海浜公園
福岡市の中心地からのアクセスも良好で、広大の敷地面積を誇る「海の中道海浜公園」。季節の花を楽しむことができるスポットとしても有名です。
菜の花は、早咲きと遅咲きの2種類の種がまかれており、2月いっぱい「早咲き」を楽しんだ後は、3月下旬〜4月上旬まで「遅咲き」を楽しむことができます。遅咲きの菜の花は桜の見頃とほぼ一緒なので、菜の花と桜の共演を楽しむこともできます。
また、園内には子供から大人まで楽しめる施設がいっぱい。カピバラやリスザルなどの動物たちがくらす動物の森、レンタサイクルでまわる全長12kmのサイクリングコース、ミニ遊園地など、1日ではまわりきれないほど。春から秋にかけては、博多湾の絶景を眺めながらバーベキューも楽しめます。
絵画のような景色が広がる、筵内のなの花の道
古賀市筵内(むしろうち)地区にある「なの花の道」。約500万本の菜の花が咲き乱れる見事な景観が、訪れる人たちを楽しませてくれます。
菜の花のパノラマを東屋から眺める、西郷川花園
福岡市と北九州市のほぼ中間に位置する福津市。「西郷川花園」は、福津市内を流れる西郷川の中流域、なまずの郷公園の入り口(交差点)の近くにある休耕田を活用した花園です。
3月ごろには、1.2haもの土地一面が菜の花に覆い尽くされます。園内には駐車場や休憩用の東屋も整備されており、菜の花に囲まれながらのピクニックにもぴったり。モンシロチョウも飛びかい、春を存分に満喫することができる絶好のスポットです。
また、10月中旬ごろには、満開のコスモスを楽しむことができます。赤や白、ピンクなど色とりどりの約70万本のコスモスを楽しむことができます。
スケールの大きさに息を呑むようなスポットばかり。彩りの少なかった冬景色から一変、菜の花が作りだす黄金のじゅうたんと、空や海のブルーのコントラストは絶景のひとことです。思わず写真におさめたくなるような素敵な風景に出会えることでしょう。