旅の時間をより豊かにラグジュアリーに過ごせるホテル＆グランピング

2023年11月16日

旅の必須アイテムとして欠かせないのが宿泊施設です。アクティブに観光するにしても、ふだんよりも贅沢な夜を過ごすと旅の思い出もぐっと格別になります。福岡には2023年6月に開業した「ザ・リッツ・カールトン福岡」をはじめ、旅の時間を豊に彩る宿泊施設が続々と誕生しています。なかでも最近注目のラグジュアリーに過ごせるホテルとグランピングをご紹介します。

福岡の中心に降臨した王者的ホテルで、天空のオアシス体験を

◎ザ・リッツ・カールトン福岡

2023年6月の開業前から話題をさらっていた「ザ・リッツ・カールトン福岡」。世界各地で様々なブランドのホテルを運営するマリオット・インターナショナル（本社・米国メリーランド）の最高級ブランドの一つとして、福岡の中心地にできた「福岡大名ガーデンシティ」のタワー上階に誕生しました。

1階のエントランスから、もう別世界。優美で豪華な構えに緊張を覚えるかもしれません。でもご安心を。スタッフのジェントルな誘導と黒胡蝶蘭のフレグランスが優しく迎えてくれ、緊張をほぐしてくれます。

レセプションはタワーの18階にあり、着いた途端、ここから眼前に博多湾が広がる眺望が楽しめます（写真左）。また隣接してラウンジがあり、チェックインを待つ間はこちらでゆっくりと過ごすこともできます（写真右）。

147室の客室と20室のスイートは19階から23階にあり、どの部屋も抜群の眺望。お部屋はベイビュー（海側・写真）、スカイビュー（天神側）、パークビュー（大濠公園側）から選ぶことができます。またデザインは、福岡の土地の個性を反映して地元の工芸品や、アジアとの交流が色濃い福岡の歴史をイメージした、遊び心のあるデザインを取り入れています。部屋の中から外から福岡を感じてください。また、ホテル内にはスパやフィットネスセンター、宿泊客専用のプールもあり、都会の真ん中でリゾート気分も味わえます。

宿泊客に限らず誰もが、非日常を存分に味わえるのがダイニングです。18階には最高級のアフタヌーンティーを味わえるカフェ「Diva（ディーバ）」、開放的な空間の中で朝食、ランチ、ディナーを楽しめるダイニング「Viridis（ヴィリディス）」（写真左）、会席、鮨、鉄板焼きの3種類の日本料理が堪能できる「幻珠（げんじゅ）」、軽食やお茶、日本国内外のウイスキーやカクテルを終日提供するくつろぎの「ザ・ロビーラウンジ＆バー」があります。どのダイニングも眺望まで含め楽しめます。また、24階には博多湾の夜景を望めるバー「Bay」（写真右）もあります。

ザ・リッツ・カールトン福岡は、全館にわたって福岡の伝統工芸品の「織り」から着想したデザインコンセプトのもと、無垢の木を基調にした和モダンなデザインになっています。例えば、久留米の籃胎（らんたい）漆器の技術を施したダイニングの壁、博多織による仕切り布といったようにさりげなく、随所に「織り」が散りばめられています。また小石原焼の器や高取焼の平面作品を壁に飾ったり、伝統工芸をアートとして展示するなど、県内有数の伝統工芸の技が集結する、いわば「福岡のミニ美術館」的なホテルでもあります。

一歩入館すれば、格別なひとときを約束してくれる…。まさに世界クラスのホテルがもつ力を、ぜひ体感してみてください。

ザ・リッツ・カールトン福岡
住所：福岡市中央区大名2-6-50福岡大名ガーデンシティ
TEL：092-401-8888
チェックイン15:00／チェックアウト12:00
https://www.ritzcarlton.com/ja/hotels/fukrz-the-ritz-carlton-fukuoka/overview/
※マリオットグループには世界共通の特典「Marrirott Bonvoy」を展開しており、もちろんザ・リッツ・カールトン福岡でもポイントが溜まるし、使えます。お得にワールドクラスの特典を楽しんでみませんか？

「泊まる場所」にとどまらない、福岡初のライフスタイルホテル

◎THE LIVELY 福岡博多（ザ・ライブリー福岡博多）

まず驚くのが、豪華シャンデリアとデジタルサイネージのアート作品によるクリエイティブな空間と、館内に流れるポップミュージック。ホテルというよりも、スタイリッシュなレストラン、あるいはバーといった方がふさわしい印象です。昨今、デザイン性の高い空間と付加価値をテーマにしたライフスタイルホテルが世界的にトレンドであり、「THE LIVELY 福岡博多」は福岡初のライフスタイルホテルとして、西日本一の繁華街・中洲に2019年に開業しました。

1階にはロビー、フロント、バー、レストランがあり、エレガントな中にも遊び心を取り入れたインテリアデザインと、随所に博多をイメージしたインスタレーションが施されています。2階の宿泊ゲストが自由に使えるコワーキングスペースでは、パソコン作業をする人もいれば、ゆっくり読書に親しむ人、談笑する人たち、さらにはビリヤードを楽しむ人たちもいて、みな思い思いに時間を過している様子がうかがえます。

客室は全224室あり、ダブルルームをメインタイプとして、ビジネス利用からレジャー利用まで幅広く利用できます。2段ベッドを備えたロフトルームもあり、家族やグループ旅行にも最適です（写真はスタンダードクイーン）。また、客室をデコレーションできるサービスやプランがあったり、ゲームなどもレンタルでき、泊まるだけにとどまらない新たな宿泊体験を自分流に演出できます。

THE LIVELYは東京、大阪にもありますが、ここ福岡ならではの魅力の一つが、1階のバーです。開放的な吹き抜け空間の中央にありリラックスしてお酒を楽しめるだけでなく、ホテル自慢のスイーツも味わえます。とくに「エモード（エモーショナル×モード）」をテーマに、季節ごと、イベントごとに提供するオリジナルスイーツが大評判で、このスイーツを求めて足繁く通うファンも多くいます（バーは、宿泊客以外の利用も可能）。

福岡ならではのもう一つの特徴が、ホテルの中にあるもう一つのホテル、進化型カプセルホテル「The Millennials」の存在です。客室を極限にコンパクトにしながらも高い居住性を確保したスリーピングユニット「スマートポッド」で快適に過ごせ、眠るまでは自由にTHE LIVELYの共用部で過ごすこともできます。

THE LIVELYでは、ホテルを「世界中から人と情報と機会が集まる場所」と再定義しています。ここにはTHE LIVELYやThe Millennialsの宿泊客、さらにはバーやレストランに立ち寄った人たちまで様々な人が集まって、思い思いに過したり交流したり。これこそがこのホテルの最大の魅力といえるでしょう。訪れるたびに新しい出会いや発見がありそうです。

THE LIVELY 福岡博多
住所：福岡市博多区中洲5-2-18
TEL：050-3138-2071
チェックイン15:00／チェックアウト11:00
https://www.livelyhotels.com/ja/thelivelyfukuoka/
[The Millennials 福岡博多]
https://www.livelyhotels.com/ja/themillennialsfukuoka/

「泊まる公園」で、博多湾の夜景や夜の公園を独占！

◎ INN THE PARK 福岡

「INN THE PARK（公園の中）」という名のとおり、ここは公園の中でグランピングを楽しめる複合型の宿泊施設です。その公園というのが、海に囲まれ自然に溢れ、観光やレジャースポットとして高い人気を誇る「海の中道海浜公園」であり、周囲にもたくさんのレジャー施設があります。

客室はオリジナルデザインの「球体テント」をはじめ、カップルやお一人様に人気のキャビン、そして大人4人まで対応のお風呂付きのテラスハウスの3タイプから選べます。一番人気の球体テントは直径6メートルというおよそ2階建ての建物ほどの大きさで、広々と快適に過ごせます。

海沿いに建つキャビン（写真左）は、すぐそばに海面が。部屋はコンパクトサイズですが、大きな窓一面に海が広がりとても開放的です。また宿泊ゲストは、博多湾を一望できる銭湯を模したお風呂棟を利用できます（写真右）。広い湯船と波の音をBGMに、リラクゼーションなひとときを。

夕食はレストランかBBQからセレクト。レストランではホテルにも匹敵するハイレベルなコース料理（写真左）を、BBQではレストランのシェフがひと手間加えた食材で本格BBQ（写真右）が楽しめます。朝食は季節に合わせたメニューをテイクアウトスタイルでいただけます。公園内の好きな場所で、朝からピクニック気分を味わってみてください。

INN THE PARKではランチやお茶、BBQなど日帰りの楽しみ方もありますが、ここの醍醐味はなんといっても博多湾から望むきらびやかな福岡の夜景、そして閉園後の夜の公園散策を宿泊ゲストだけで独占できることです。「泊まる公園」で、またとないナイトタイムを！

INN THE PARK
住所：福岡市東区大字西戸崎18-26
TEL：092-692-7100
チェックイン15:00〜21:00（夕食付きプランは17:00）／チェックアウト10:00
https://www.innthepark.jp/

全室がオーシャンビュー。糸島の美しい海を満喫

◎Alba HOTEL & Glamping

福岡県の西端に位置する糸島は、海も豊かな自然もあり福岡屈指の人気エリアとして全国的にも知られています。その糸島の入り口に位置するAlba HOTEL & Glampingは、このエリアにこれまでなかったラグジュアリーな大型宿泊施設として2023年7月に誕生しました。

ホテルの客室は広さが異なるラグジュアリーやコーナースイート、ロイヤルスイート等の6タイプで全21室。そのすべてがオーシャンビューになっています（写真はコーナースイート）。またすべての部屋にテラス＆ジャグジーがあり、プロジェクターも備わります。

ホテル屋上にはなんと4基のグランピングが！　ここからの景色は最高で、見渡す限り海が広がり、見上げれば視界を遮るものはなにもなく、夜になると掴めるかのような星空を楽しめます。各テントには専⽤のインフィニティプールと、⼩さなお⼦さんでも⽔遊びできる浅いプールが完備されています。客室はほかに地上グランピング、グループ旅行や家族旅行におすすめのトレーラーハウスもあります。