【新規参入屋台5期生vol.3】検査立ち合いの瞬間-『がぶがぶ。』誕生の舞台裏

第5回公募屋台vol.3

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第5回屋台公募で選ばれた屋台6軒が、2025年4月から順次オープンしています。

これまで紹介した5軒に続いて、10月にオープンした最後の1軒をご紹介します。

 


 

10月、長浜に新しくオープンした「長浜屋台 がぶがぶ。」
元気で明るい女性店主 鍋川奈々さんが笑顔いっぱいで迎えてくれる、活気あふれる屋台です。

今回は、「長浜屋台 がぶがぶ。」誕生の舞台裏とともに、魅力をお届けします。

実は、福岡市で屋台を新規オープンする際には、必ず、福岡市による事前検査を受けなければなりません。

この事前検査では、安心・安全に屋台を楽しんでいただけるようにするために実施されるもので、
 ① 屋台のサイズが、歩行者の妨げにならないサイズ(幅300cm以内、奥行き250cm以内)に収まっていること。
 ② 飲食店として、衛生的な設備が整っていること。
 ③ 排水設備(グリーストラップ:油脂や野菜くずなどの処理器)が整っていること。
の3点について、福岡市からの厳しいチェックが行われます。


(左)屋台の幅を測定。(右)幅300cmぴったりに製作された屋台


(左)衛生用品の準備を確認。(右)排水設備(グリーストラップ)の検査

 

福岡市の職員立ち会いのもと、すべての基準をクリアし後日、営業が許可されました!

こうして「長浜屋台 がぶがぶ。」は、安心・安全な環境のもと、晴れて屋台の営業をスタートしました。

 

店名の「がぶがぶ。」には、”美味しい料理をたくさん、がぶがぶ食べて楽しんでほしい”という店主 鍋川さんの想いが込められています。「和風をテーマに、出汁の旨みを生かした料理を揃えています。名物のつくねをはじめ、おでんや〆におすすめのうどんまで、すべてやさしい味わいに仕上げています」と笑顔で語る鍋川さん。

心も体も温まる出汁の香りが広がる屋台で、ほっとするひと時を楽しめます。


笑顔が素敵な店主の鍋川奈々さん。

 

看板メニューは店主の大好物でもある「つくね」。

20種類ものバリエーションが揃い、選ぶ楽しさも魅力のひとつです。
中でも人気の明太チーズマヨ、ハニーマスタード、お好み焼き、岩のりキムチなど、屋台の枠を超えた創作つくねはどれも個性豊か。鶏肉と豚軟骨をミックスしたつくねは、コリコリとした食感とジューシーな旨みが絶妙で、1本50gを超える食べごたえにも大満足。「3本セットはでお好きな味を選べるだけでなく、お値段も少しお得になっているのでおすすめです。ビールや焼酎ソーダ割との相性も抜群ですよ」と、鍋川さんが語ってくれました。


「つくね3本セット」800円。左からハニーマスタード、岩のりキムチ、明太チーズマヨ。

 

豚の小腸と珍しい部位のフワ(肺)を使った「ホルモン焼き」はにんにくの香ばしい風味と秘伝ダレが食欲をそそる一品です。フワはレバーとハツの中間のような独特な食感で、シャクシャクとした歯触りが新鮮。あっさりとした味わいがジューシーな小腸と好相性で、炒めた玉ねぎの甘みと重なり合い、口の中いっぱいに美味しさが広がります。

 

福岡県産の地鶏を炭火でじっくり焼き上げた「地鶏の炭火焼」は、コリコリとした歯応えが楽しめる王道メニュー。風味豊かな柚子胡椒を添えれば、さっぱりとした辛みがアクセントになります。塩味を控えめにしているため、素材本来の美味しさと炭火の香ばしさをしっかり堪能できます。


(左)「ホルモン焼き(中)」600円。(右)「地鶏の炭火焼」700円

 

〆におすすめなのが「わかめうどん」。讃岐の生麺を使用したシコシコ食感の麺に、カツオと昆布から丁寧にとった出汁を合わせた一杯は、やさしい甘みとすっきりとした後味が特徴です。

「屋台の〆をいえばラーメンのイメージだと思いますが、敢えてうどんを選んでもらえるようにしました。ほっとひと息つけるやさしい味を楽しんで欲しいです」と鍋川さん。

明るく和やかな雰囲気の屋台は、女性同士やお一人さまでも気軽に立ち寄れるのが魅力。「同世代の方々にたくさん来てもらい、この屋台から生まれる新しい出会いや輪が広がっていけばうれしいです」と、笑顔で語ってくれました。


「わかめうどん」750円

 

長浜屋台 がぶがぶ。
Instagram:@gabugabu3150
住所:福岡市中央区長浜3丁目14
営業:18:00~24:00
定休日:月・火・水

 


第5回公募で誕生した6軒の屋台を紹介しました。

規格・衛生・排水などの厳しい検査をクリアし、安心・安全な環境で営業されてます。

それぞれ個性豊かな魅力を備えてますので、気になった屋台がありましたら、ぜひ足を運んで福岡ならではの屋台文化を楽しんでください。

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