福岡に来て、直行で行ける九州の「離島」の楽しみ方
2018年10月1日「離島」と聞くと、行くのが大変?なんとなく遠いイメージ。ですが、実は福岡から直行でぴょんと行けます。福岡に来て、直行便でぱっと行ける身近さ。そして、身近なのにそこはもう別世界。島でしか味わえないグルメ、カルチャー、アクティビティがたくさんあります。美しく魅力に満ちた5つの島を、見て、知って、訪ねてみてください!
5つの島について、もっと詳しく知りたい方は、「Re島ちゃんねる」をご覧ください!
Re島ちゃんねるでは、詳しいアクセスや旬な観光情報等の他、「Re島プロジェクト」特別宿泊プランも紹介しています。
URL: https://www.retochan.com/
国境の濃密アイランド!「対馬」
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対馬でしか見られない、ツシマヤマネコの標識
対馬ってどんなイメージですか?ツシマヤマネコ?国境の島?対馬には国境で育まれた独自の文化があります。対馬は古来、日本と大陸の文化交流の最前線。だから、今でも景色のあちこちに太古ロマンが感じられます。
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遺跡が見られる浅茅湾(あそうわん)のシーカヤック
初心者でも気軽に楽しめる、浅茅湾(あそうわん)でのシーカヤックでは、手つかずのまま残っている1300年前の防人(さきもり)たちが見た景色を見ることができます。対馬は、歴史ロマンの豊かさがすごすぎます。
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万関展望台(まんぜきてんぼうだい)からの夕景
豊かといえば、歴史文化だけではありません。万関展望台(まんぜきてんぼうだい)からの360度広がる雄大な景色を眺めてみてください。周辺の島や本土の緑と違います。島から大量のミネラルをもらった清浄な水が、海へと流れ込む。そこで取れる塩、海藻、魚たちは美しく、滋養に満ちた豊かな味わいに。まさに奇跡のミネラル・アイランドです。
【行き方】
・福岡空港から飛行機で35分
・博多ふ頭旅客ターミナルから「ジェットフォイル ヴィーナス」で約2時間15分
絶品スピリチュアルな島!「壱岐」
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壱岐の絶品ウニ
壱岐といえば絶品グルメ!麦焼酎発祥の地であることに加え、海女さんたちが獲るウニ、そして壱岐牛、壱岐米。海のもの、陸のもの、グルメのレベルが高いのです!
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「壱岐のモンサンミッシェル」といわれる小島神社
古事記にも登場する壱岐。この小さな島に、大小あわせて150社以上の神社があり、歴史の古い神社も数多く残っています。神道発祥の地という説もある月読神社(つきよみじんじゃ)。満潮時は島で、干潮時に参道ができて、渡ることができる、「壱岐のモンサンミッシェル」といわれる小島神社。優しくて、清浄な空気に触れる神社デトックスはいかがですか。
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辰の島(たつのしま)遊覧クルージングで見られるエメラルドグリーンの海
辰の島(たつのしま)遊覧クルージングでは、絶壁あり、遠浅のエメラルドグリーンの海ありで、まるで遊園地のアトラクション!
壱岐には、旅を満喫できるネタがたくさん隠れています。あなたの心もカラダも元気にする島「壱岐」を訪れてみませんか。
【行き方】
・博多ふ頭旅客ターミナルから「ジェットフォイル ヴィーナス」で約1時間
祈りと味わいの島!五島列島「新上五島町」
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山が海にせまる新上五島町独特の地形
世界文化遺産登録となった教会群で、ひそかなブームの五島列島。その北側に位置する島々が「新上五島町」です。
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頭ヶ島天主堂(かしらがしまてんしゅどう)
話題の教会については、島でこんな言葉を聞きました。「建物がキレイなのはもちろん、困難のなか、一番美しい場所に建てようとした人々の気持ちがキレイだと思うんです。」建物だけではなく、建てられた歴史も含んだ「風景」を、ぜひ感じてください。
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日本3大うどんにも数えられる絶品五島手延うどんは、新上五島町が本場
伝統のクジラ料理、新鮮な海の幸はもちろん,五島手延うどんの「地獄炊き」は本場、新上五島町でこそわざわざ食べる価値があります。
新上五島町へは「フェリー太古(たいこ)」で。博多港を夜出発して早朝に新上五島町に到着するので、島での一日を有意義に過ごせます。夏場は、到着前の夜明けの海が絶景ですよ!ぜひお見逃しなく!
【行き方】
・博多ふ頭旅客ターミナルから「フェリー太古(たいこ)」で夜出発して、早朝到着
自然と人が作り出す、情緒あふれる景色!五島列島「五島市」
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日本一と言われることもある、五島市の高浜海水浴場
日本一の呼び声高い高浜ビーチや、頓泊(とんとまり)ビーチ、香珠子(こうじゅし)ビーチなど、世界に誇れるような絶景があります。そして、美しい教会。クリスチャンがひっそり守り継いできた、山あいの入り江の小さな集落。大瀬崎灯台(おおせざきとうだい)の圧巻の景色。五島列島の南西側に位置する五島市は、奥深い歴史があり、他では見られない景色がいっぱいです。
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長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産「旧五輪教会堂(きゅうごりんきょうかいどう)」
平成30年7月に世界遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。五島市には「久賀島(ひさかじま)の集落」と「奈留島(なるしま)の江上集落(えがみしゅうらく)」の二つの構成資産があります。17世紀から2世紀を超えて続いたキリスト教禁教政策の中、潜伏キリシタンが自らの信仰を継承する中で、仏教などの在来宗教を装った組織的かつ独特な、世界でも稀にみる固有の信仰形態を育みました。 また「信徒発見」を契機として、カトリックに復帰した集落に建設された教会堂は、潜伏キリシタンの文化的伝統の終焉を示しています。
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五島の絶品「クエ」
幻の魚と呼ばれる高級魚「クエ」。島民には「あら」と呼ばれて親しまれています。ゼラチン質には女性に嬉しいコラーゲンがたっぷりです。
【行き方】
・福岡空港から飛行機で40分
・博多ふ頭旅客ターミナルから「フェリー太古(たいこ)」で夜出発して、朝到着
日本が誇る離島!「屋久島」
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透き通る安房川(あんぼうがわ) カヤックもできる
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千尋(せんぴろ)の滝
縄文杉!世界自然遺産!が、屋久島のイメージでしょうか。それは間違いありません。でも屋久島の魅力はそれだけではありません。天然記念物が、道端に普通に生えている集落。潜るとウミガメ遭遇率99%!?の海。リピート必須の香り、味わい、そのまま食べられるサバ節も絶品です。
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屋久島名物、サバの生節「サバ節」
すばらしい自然、文化、そして人々の営みが息づいている。何気なく見上げた空、景色に、感動する。どんどん気持ちがほぐれていきます。洋上に浮かぶ島、屋久島。きりたつ山肌に水蒸気がぶつかり、海は晴れているのに山側は曇り…という天気をよく見かけます。屋久島の空は、じつに様々な表情を見せ、雨上がり、山の合間には「霧の通り道」ができます。雲の流れは、コマ送りのように早く、じっと眺めていると、まるで時間を忘れてしまいます。
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空だって芸術品。屋久島、雲観察のすすめ。
何回行っても、毎回発見のある屋久島。さあ、世界が認める島の新しい魅力を見つけに行こう。
あっという間の飛行機旅は、景色までもが絶景!雲仙を、桜島をながめていたら、ふと気がつけば世界遺産の島に到着です。
【行き方】
・福岡空港から飛行機で60分