博多旧市街エリア(秀吉と博多の豪商コース)

古くから貿易で栄えていた博多のまちは、戦国時代の争奪合戦により荒廃しました。九州平定後、博多入りした「豊臣秀吉」は検分を行い、復興のための町割りをスタートさせました。
この太閤町割りの実務を担ったのは、軍師「黒田官兵衛」や「石田三成」で、貿易により巨万の富を得た博多の豪商「神屋宗湛・嶋井宗室」も大きな役割を果たしました。その後、博多のまちは碁盤の目のような美しい街並に復興したのです。
今の博多を作り上げた先人たちの足跡をたどってみませんか。

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Start

櫛田神社

目安の滞在時間:30分

櫛田神社
博多の総鎮守として、「お櫛田さん」の愛称で広く市民から親しまれている神社。祭神は大幡主命(櫛田宮)・天照皇大神(大神宮)・素盞嗚尊(祇園宮)。社伝によれば天平宝字元年(757)、孝謙天皇の御代に伊勢松坂の櫛田神社を勧進して創建したとされています。天正15年(1587年)の豊臣秀吉が博多復興にあたり、社殿の建立寄進がなされました。当社に奉納される博多祇園山笠は、博多の夏の風物詩として全国的にも有名。境内には御神木の「櫛田の銀杏」が葉を繁らせ、その根元には2点の蒙古碇石があります。
徒歩で約10分

1

博多千年門

目安の滞在時間:15分

博多千年門
博多千年門は、博多を訪れた観光客を歴史的文化財が多く残る寺社町エリアへと導くウエルカムゲートです。博多の繁栄を願う地域住民、地元企業、行政が一体となって建設に取り組み、平成26年3月に完成しました。名称は公募で決定。博多のこれまでの千年の重みとこれからの千年の繁栄を願ったものとなっています。 歴史的文献によれば、博多から大宰府政庁へ延びる官道には、江戸時代に「辻堂口門(つじのどうぐちもん)」と呼ばれる博多の入り口となる門が存在していました。博多千年門は、かつての「辻堂口門」にならった木造の四脚門様式で、切妻本瓦葺(きりづまほんかわらぶき)、中世博多の寺社様式が採用されています。また、門扉の板材には太宰府天満宮より寄贈された樹齢千年の「千年樟(せんねんぐす)」を用い、欄間の彫刻には博多織の献上柄模様が刻まれています。
徒歩で約10分

2

妙楽寺

目安の滞在時間:30分

妙楽寺
臨済宗大徳寺派で、山号は石城山。東長寺東側の南北に走る御供所町通りにある。正和5年(1316)、大応国師(南浦紹明)の法弟・月堂宗規の開基。石城は元寇防塁にちなむ博多の異称。草創の寺地は博多湾岸の沖の浜にあり、遣明使一行が宿泊するなど対外交渉の一拠点になっていた。天正年間(1573~1591)に焼失し、慶長年間初代福岡藩主・黒田長政の入国後、慶長年間に現在地に移転した。博多の豪商神屋宗湛や伊藤小佐衛門、黒田家重臣の墓もある。
徒歩で約15分

3

神屋宗湛屋敷跡(豊国神社)

目安の滞在時間:30分

神屋宗湛屋敷跡(豊国神社)
神屋宗湛(1553~1635)は博多を代表する貿易家。天正10年(1587)の大阪城茶会で秀吉から「筑紫ノ坊主」と呼ばれ、千利休と会席する茶人でもあった。同年、秀吉と箱崎から南蛮船に乗り荒廃した博多を視察し、町割りに着手した。その際、当地に間口13間半、奥行30間の宅地を与えられた。現在、屋敷跡には秀吉を祀る豊国神社が明治19年(1887)に創建され、町割りに使った6尺6寸の間杖がご神体だったが、戦災で焼失している。
徒歩で約3分

4

大同庵跡

目安の滞在時間:30分

大同庵跡
京都大徳寺(だいとくじ)の古渓(こけい)(宗陳)(そうちん)は天正(てんしょう)16年(1588)豊臣秀吉の怒りにふれて博多へ追われた。博多では古渓を慕う豪商の島井宗室(しまいそうしつ)・神屋宗湛(かみやそうたん)らが古渓のために、大同庵(だいどうあん)を建てて居住させた。古渓は茶会を催したりして時を過ごしたが、天正18年(1590)許されて京都に帰った。
徒歩で約15分

Goal

福岡藩主 黒田家墓所

目安の滞在時間:30分

福岡藩主 黒田家墓所
黒田家の菩提寺であった崇福寺境内の西北に接して所在する歴代の墓所。藩祖・黒田如水、初代・長政、四代・綱政、六代・継高、七代・治之、九代・斉隆の歴代藩主とその一族、また直方藩主などを中心に祀っています。昭和25年(1950)に改葬工事が行なわれ、二十数基あった石塔は如水などの一部を除き廃されました。現在は12基の石塔が残されています。福岡藩の歴史遺産として、大変価値の高い市指定の史跡です。 ◆観光についての問い合わせ福岡市地域観光推進課 (TEL)092-711-4984※なお、平日に見学を希望する場合は、福岡市観光案内ボランティアによる案内(有料)をご利用ください。7日前までにお申し込みが必要です。詳細は下記へお問い合わせください。福岡観光コンベンションビューロー 福岡市観光案内ボランティア担当(℡)092-733-5050  平日9:30~17:00(土日祝・年末年始休み) ◆史跡についての問い合わせ福岡市文化財活用課 (TEL)092-711-4666

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