福岡博多屋台の初心者あるある6選【後編】

更新日: 2025年04月21日(月)

中洲川端・リバーフロントエリア天神・薬院エリア

福岡市で暮らす、山田全自動でござる。

ようやく春の風が心地よい季節になり、屋台巡りがますます楽しい時期に。

もう「福岡博多屋台の初心者あるある6選【前編】」は読んでくれただろうか?

前編では、屋台に行く前に知っていると、ちょっと差がつく「屋台あるある」を紹介したが、まだまだ屋台に行くのをためらっているあなたに朗報じゃ!

今回もわたくし山田全自動が、屋台をもっと楽しめる「あるある」を紹介し、屋台デビューを完璧にするでござる。

※いつも屋台に行っている人も、知らないこともあるかも。確認の意味でぜひ読んでみて欲しいでござる。

1. 屋台はぼったくりと思われがち

屋台はイメージだけで「ぼったくられそう!」と思っている人がいるのも、あるある。

今でも会計のときにスマホの電卓で計算して、ぼったくられてんじゃないか!?と確認する人もいるようだ(笑)

しかしご安心を! 今の福岡博多屋台は、明朗会計になっておる。

屋台を営業するにはいろいろなルールがあって、その一つが「店主は見えやすい場所に料金表を明示すること」である。
さらにさらに、「時価」なんて不明瞭な表記は一切禁止!

「料金表を明示している屋台は一部では?」と思ったあなた!
そこもご安心を! 料金表は、全ての屋台にある。
例えば、お通し代だって、しっかり明記されている。

▲写真: 屋台BARえびちゃん (天神東日本銀行前) チャージ料金も記載されたメニュー表

会計でわからないような追加料金の請求も一切ないから、安心でござる。

「屋台=ぼったくり」っていうイメージは、実は勘違いなのじゃ。
初心者の人も安心して行ってみてね!

2. 屋台は安いと思われがち

「ぼったくられそう」と思っている要素の一つでもあるが、

“ 屋台 = 安い"というイメージを持っているのも、初心者あるある。

なんで、 "屋台=安い”というイメージが生まれたのか・・・

世界的に見てもストリートフード、屋台取って基本的に安価なことが多いですよね。手軽に食べられる料理が中心で、値段も手頃だったりする。
福岡博多の屋台は、戦後の道路上で、簡易な仮設店舗から始まったと聞くし、「安くて早いものを提供する場所」って認識が広まって、「屋台=安い」というイメージになったのかも。ていうか、昔は屋台に限らずいろいろ安かったような気がするでござる!

ただ、一つ言っておきたい!
今の福岡博多屋台は、立派な飲食店でござる!

屋台グルメは、普通の飲食店に引けをとらない高クオリティ! そして豊富なメニュー数!
多いところは100種類以上のメニューがあるとか!?
地元の食材を使ったこだわりグルメも楽しめる!

屋台専用の上下水道 (給排水) と電源(コンセント) も完備。
屋台は屋外ってだけで、普通の飲食店と遜色ないのが分かるね。

足を運んでみれば、福岡博多屋台の料金にも納得でござる!

▲写真: 「屋台のたまちゃん」 (長浜)
・やきとり五種盛り 1,000円
・おでん五種盛り 1,000円
・おつまみチャーシュー 580円
・牛すじポン酢 580円

3. 焼きラーメン頼みがち

メニューに“焼きラーメン”を見つけると、ついつい注文してしまうのもあるある。

福岡博多の屋台文化を代表するメニューの一つ。
ラーメン以外の料理のリクエストから誕生したというのが、焼きラーメン。

豚骨スープを吸った麺を炒め、特製ダレで味付けし、もやしやチャーシュー、ネギなどと絡めて仕上げる鉄板で炒めたラーメン。
通常のラーメンとは異なり、香ばしさとコクのある味わいが魅力でござる。

注文する人が多いため、腱鞘炎になるという店主もいるほどじゃ笑。

屋台が発祥という説もある焼きラーメンは、今では多くの屋台で提供されている。

各屋台で独自の味付けやスタイルの焼きラーメンを楽しめるのも、魅力の一つ。
いろんな焼きラーメンを味わいに、屋台をめぐってみるのも面白いでござる。

▲「長浜屋台どげん家」どげん家特製焼きラーメン900円

4. お腹いっぱいで屋台に行きがち

屋台は二次会、三次会、なんなら〆に行くって思っている人が多いのも、初心者あるある。

福岡博多の屋台は、飲んだ後の「〆のラーメン」としても親しまれてきたからか、今でも“屋台は〆にいくもの”と思っている人も少なくない。

だが、その知識はちーっと古いなぁ。

今の屋台はバラエティ豊かなメニューがあり、〆に行ってはもったいない!
お腹いっぱいで屋台に行って “後悔” した人も多いのでは?

ラーメン以外の屋台の定番メニューで言えば、焼き鳥やおでん。
しかし定番メニュー以外にも、ならではの素材を使った一品も! 焼きラーメンと同じく、屋台が発祥という説もある「明太玉子焼き」や、地元野菜を使った「天ぷら」なんかもある。
最近では、フレンチ屋台やバル屋台といった進化系屋台もある。

一次会から楽しめるのがイマ”の屋台でござる。

▲写真:

(左上) 「Telas & mico」 (渡辺通・Luz福岡天神前)
糸島豚の手作りソーセージグリル 1,000円
(右上) 「長浜のひろし」(長浜・鮮魚市場前)
レタス巻き 700円
(左下) 「天ぷら屋台天一」 (天神・ONE FUKUOKA ビル近辺)
天ぷらAセット 1400円
(右下)「屋台BAR えびちゃん」 (天神東日本銀行前)
牛すじのトマト煮 990円

5. 最後の〆でガンナガに行きがち

福岡のラーメンの代表格長浜ラーメン。
飲んだ後の「〆のラーメン」は長浜ラーメンという人も多い。
その中でも“ガンナガ (元祖長浜屋) に行きがちも、あるある。

長浜ラーメンの元祖的な存在"ガンナガ”もモチロンいいが、ガンナガから道を挟んで真向いにある長浜屋台街も忘れてはいけない!
そもそも長浜ラーメンは“市場の労働者向けに生まれた屋台ラーメン"であり、長浜屋台街はラーメンの聖地と言ってもよさそうじゃ。
夜風を感じながら、屋台の雰囲気の中で味わうラーメンの美味しさは格別!