邪気を祓う和菓子「博多水無月」が25周年を迎えました!
2023年5月30日その昔、夏を越すことは一大事とされ、一年の半分の晦日とした6月30日を越えると無事に年を過ごすことになると言われていました。今でも日本各地で水無月祓・夏越し祓が執り行われ、水無月(和菓子)を食べ、邪気を祓う習慣が続いています。
この伝承文化を元に創られた博多水無月の発起人である福岡市和菓子組合の松本理事長によると、1999年に福岡市和菓子組合の有志で作った研究会が100年後の福岡博多のスタンダード和菓子を目指そう!ということで、製造上のルールはたった一つ「わらび粉と小豆を主原料として笹で巻く」というものです。
当時、職人気質を逆手にとって「先輩ならこのルールでどんな博多水無月を作られますか?」なんて聞くと「俺ならこげんしてつくるばい」という声が返ってきたそうです。このように、作り方や配合は店主オリジナルのものです。
今年25年目を迎え、テーマは「我が志(和菓子)は続くどこまでも…」。松本理事長は、「博多水無月が25年の歳月をかけて皆と一緒に歩み、多くのお客様にご愛顧いただいていることから、感慨深いものがあります。」と語ります。
職人の思いが込められた博多水無月。これから暑くなる夏に、ちょっとした一休みに食してみませんか?
博多水無月は福岡市及びその近郊の和菓子屋19社(31店舗)で期間中取り扱いをしております。
【販売期間】2023年5月16(火)~7月31日(月)
【和菓子屋19社】
・和菓子 吉乃屋
・玄海堂
・鮹松月
・和菓子処 兎月
・御菓子司 山月堂
・加美家製菓
・もなかの種
・花月堂寿永
・参松堂
・左衛門
・高島屋
・御菓子司 梅家
・富貴
・和菓子処泉屋
・今田和菓子舗
・竹鶴饅頭本舗
・天山
・菓子処 天本家
・清致庵
【共同催事】
福岡三越 6月6日(火曜日)~12日(月曜日)
博多阪急 6月21日(水曜日~30日(金曜日)