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福岡アジア美術館 ベストコレクションⅢ──変革の時代、新たなる自画像

開催期間

2025年7月5日 (土曜日) 〜 2025年11月30日 (日曜日)

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ハン・ティ・ファム[ベトナム/アメリカ]《自画像・ロングヘア・パイプ》1985年

ハン・ティ・ファム[ベトナム/アメリカ]《自画像・ロングヘア・パイプ》1985年

タン・ダウ[シンガポール]《米を作る人々》1988年

タン・ダウ[シンガポール]《米を作る人々》1988年

タワン・ダッチャニー[タイ]《マーラの戦い》1989年

タワン・ダッチャニー[タイ]《マーラの戦い》1989年

ナヴジョート、ラジクマール、シャンティバイ、ガスラムの共同制作[インド]《もうひとつの実践方法―世界をいかに作るか》(部分)1997年

ナヴジョート、ラジクマール、シャンティバイ、ガスラムの共同制作[インド]《もうひとつの実践方法―世界をいかに作るか》(部分)1997年

ロベルト・フェレオ[フィリピン]《眠っているピンタド》1982年

ロベルト・フェレオ[フィリピン]《眠っているピンタド》1982年

更新日:

福岡アジア美術館は1999年の開館以来、アジアの近現代美術作品の系統的な収集に取り組み、質量ともに世界でも類を見ないユニークなコレクションを形成してきました。

本展は、当館が所蔵する約5,700点の作品の中から、アジア美術のスターアーティストの傑作を厳選してご紹介する「ベストコレクション」展の第三弾です。今回は1980-90年代に頭角を現したアーティストを中心に、11組による作品40点あまりを出展します。

日本がバブル経済の加熱から崩壊までを経験した80-90年代、アジアの多くの地域では政治の自由化や経済発展が進みました。この時期、アジア美術もまた変革の時代を迎え、西洋美術の模倣や古典の反復を超えて、他の時代・地域にはない独自の表現が、アジア各地で切り拓かれていきます。そして、西洋中心主義的な価値観の見直しが進むなかで、アジアの同時代美術の動向に国際的な注目が集まるようになり、各国から世界を舞台に活躍するスターがつぎつぎと登場しました。

アジアの美術が独自性を獲得していくときに重要なカギとなったのは、他者とは異なる自分自身のバックグラウンドを見つめ、それを起点に表現を展開しようとするアーティストたちの姿勢でした。自らのアイデンティティを構築している歴史・伝統・文化、あるいは、自らを取り巻く社会の現実を問い直し、これまでにない形で提示しようとすること──そのようないわば「新たなる自画像」を描く試みのなかから、アジア美術の新時代が築かれていくのです。

本展は、過去最大規模で開催する「ベストコレクション」展となります。アジア美術が大きな躍進を遂げる時代に制作された名作の数々を、ダイナミックな空間のなかでぜひご体感ください。

基本情報

開催期間

2025年7月5日 (土曜日) 〜 2025年11月30日 (日曜日)
9時30分〜18時(金曜・土曜は20時まで)
※ギャラリー入室は閉室30分前まで
休館日:毎週水曜日(水曜が祝日・振替休日の場合はその翌平日)

開催場所

福岡アジア美術館7階 アジアギャラリー(福岡市博多区下川端3-1)

アクセス

【市営地下鉄】
・地下鉄空港線、箱崎線「中洲川端駅」6・7番出口直結
【西鉄バス】
・「川端町・博多座前」(明治通り)より徒歩1分
・「博多五町」(昭和通り)より徒歩1分

料金

一般200円(150円) 高校・大学生150円(100円) 中学生以下無料
※( )内は、20人以上の団体料金

予約

予約不要

TEL

092-263-1100(平日9時30分~17時00分)

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