福岡から日帰りで行ける島、「能古島」と「志賀島」の観光・楽しみ方
2016年4月1日
福岡の観光はグルメやショッピングに目が向きがちですが、実は、街から日帰りで行けるエリアに自然をたっぷり楽しめる観光地もあります。中でも、フェリーで約10分の好アクセスで自然豊かな「能古島(のこのしま)」と、陸続きの小さな島で神聖な場所でもある「志賀島(しかのしま)」はおすすめ。博多湾に浮かぶ2つの島それぞれの特徴、見どころ、楽しみ方をご紹介いたします。
【能古島ってどんな島?】

博多湾に浮かぶ「能古島」
「能古島」は、福岡市姪浜の能古渡船場からフェリーで約10分で行ける、周囲約12kmの島。季節の花や海などが美しく、島内ではさまざまな絶景に出会えます。また、7世紀前後につくられたとされる「早田古墳群」、江戸時代の鹿の狩猟場のなごりの「鹿垣」など、歴史を感じさせるスポットも数多く点在。歴史ロマンにひたるコースもおすすめです!

「のこのしまアイランドパーク」の菜の花
昭和44年に開園した「のこのしまアイランドパーク」は福岡の花の名所。春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモス、冬は水仙など、四季折々の花を楽しむことができます。この花畑の周囲には博多湾を一望できるコテージも備えられ、大自然の中に宿泊することも可能。また、パターゴルフのようなスポーツ「のこのこボール」、海に向けて思いっきりこげるブランコ、アスレチックなど、自然を満喫する設備が満載です。
のこのしまアイランドパーク

能古島の海水浴場
夏は海水浴スポットとしても人気。「能古島キャンプ村」のヤシの木に囲まれた白い砂浜は、まるで南の国のリゾートに来たかのような気分になれます。海水浴だけでなく、モーターボート、ビーチバレー、海でのバーベキューやバンガローでのキャンプなども楽しめます。
能古島キャンプ村・海水浴場
【志賀島ってどんな島?】

砂州により本土と陸続きになっている志賀島
博多湾の入り口にある「志賀島」は、砂州により本土と陸続きになった島。志賀島への行き方は、車・電車・バスで海の中道(志賀島と九州本土をつなぐ砂州)を通る陸ルート、船で博多ふ頭から渡る海ルートがあり、いずれのルートも福岡市内から手軽に行くことができます。豊かな自然や美しい景観に加え、歴史ある神社や石碑が点在しており、小旅行に最適です。

志賀島の勝馬海岸の様子

志賀島の勝馬海岸の様子
志賀島の最大の魅力は海の美しさ!東海岸の赤瀬、黒瀬、白瀬などのダイビングポイントでは、多くの熱帯魚やタツノオトシゴたちに出会えます。ここには浦島太郎伝説が伝わる「二見岩」もあり、まるで竜宮城を彷彿とさせます。島の先端にある勝馬海岸は「福岡市内にこんな青い海が!」と驚く人も多い、美しいビーチ。松林に囲まれた景観も見事です。

志賀海神社

志賀海神社
志賀海神社(しかうみじんじゃ)は全国の綿津見神社の総本社で、海の守護神をまつっています。「海神の総本社」「龍の都」などとも呼ばれ、玄界灘の安全を見守る神様として地元住民から信仰されています。1年に大小あわせて70ものお祭りが行われており、そのうち毎年1月の歩射祭、4月と11月の山誉祭、2年毎10月の御神幸祭は福岡県の無形文化財に指定されている大祭。自然に癒されながら、神聖なる祭事に触れるのもおすすめです。

風景や匂いを体で感じる絶景サイクリング
島の周りは一周わずか12kmで、外周だと起伏もなく爽快なサイクリングロードです。夕暮れ時には、青からオレンジ色に変化していく海と空を間近に眺めることができます。
島内には,カフェ兼レンタサイクルショップがあるので,ぜひサイクリングで島を巡って、美しい景観を堪能してみてください。

金印カレー / 神代の伊勢海老ホワイトカレー膳
志賀島の新ご当地グルメ「金印カレー」。
オリジナルで開発した「金印スパイス」を使用して、島内の8店舗が、それぞれの趣向を凝らしたカレーを提供しています。海を眺めながら食べるカレーも格別です。
福岡の市街地からほど近いのに驚くほど自然豊かな「能古島」と「志賀島」。一度訪れると夢中になってしまう人も多い、美しい観光スポットです。福岡の豊かな自然をぜひ楽しんでくださいね。