福岡市天神を散策してみよう! 連続テレビ小説「おむすび」(NHK)の舞台
2024年11月27日福岡市の中心部のひとつで、現在、大規模な再開発「天神ビックバン」プロジェクトが進む天神地区は、ビジネスやショッピングの場所として賑わい、市民の憩いの場所も多くあります。最近は、連続テレビ小説「おむすび」の舞台のひとつともなり話題を呼んでいます。
① 天神中央公園
天神中央公園は、福岡市の繁華街のひとつ・天神に位置する、緑豊かな市民の憩いの場所です。芝生広場では、年間を通して様々なイベントが行われています。春には、満開の桜を楽しむ人でいっぱいです。
中洲方面へと歩いていくと、福博であい橋があります。橋からは、那珂川沿いの屋台通りや、キャナルシティ博多の風景が広がります。これまでも多くの映画やテレビ番組のロケ地として登場してきました。
② アクロス福岡
天神中央公園の目の前にある特徴的な建築物は、アクロス福岡。建築家エミリオ・アンバーツによる個性的なデザインで、内部も外観もインパクトがあり目を引く天神のランドマークのひとつです。音響が素晴らしいことで有名なシンフォニーホールがあり、国際・文化・情報の交流拠点となっています。
外側の緑豊かなステップガーデンは、“アクロス山”として市民に親しまれています。目の前に広がる天神中央公園との一体感が建築コンセプトだったそうです。
③ 清流公園
城下町の福岡と商業の町・博多を分ける那珂川沿いにある清流公園は、水辺の市民の憩いの場となっています。地理的には、天神というより博多に位置する清流公園は、主人公の結(橋本環奈)とギャル軍団のシーンで多く出てきました。
毎年恒例の、歌舞伎の船乗り込みが出発するのもここ。夜は、屋台が立ち並ぶ福岡ならではの風景も楽しめます。
また、清流公園から那珂川上流の須崎公園までの地区は、「RIVER FRONT NEXT」というプロジェクトにおいて“都心にあって水辺や風を感じることができる心地よい空間”として、美しい街づくりが進んでいます。
④ ソラリアステージ広場
福岡市民の定番の待ち合わせ場所といったらここ。西鉄電車の福岡(天神)駅の北口1階に位置し、「大画面前」と呼ばれる大型ビジョン近くは、いつも多くの人で賑わっています。
昔ながらの雰囲気が残る新天町商店街は,このすぐそばです。
⑤ 天神地下街
天神の地下を南北に貫く全長約590メートルの長い、長いショッピング・アーケイド。150余りの店舗が軒を連ねます。市営地下鉄の空港線(天神駅)と七隈線(天神南駅)の2つの駅をはじめ、西鉄福岡(天神)駅、西鉄天神バスセンターにも繋がっています。
美しい造りと充実した店舗は昔から市民の自慢です。また、19世紀のヨーロッパをイメージした4つのテーマ別トイレも有名です。雨の日はもちろん濡れずに、華やかなショーウインドーを楽しみながら移動できます。
⑥ 博多名物うまかもん通り
さて、もう一度、アクロス福岡に戻って、今度は天神中央公園とは反対側を覗いてみると、博多名物うまかもん通りがあります。目印は、赤い鳥居の水鏡天満宮。祭神は菅原道真で、道真が京から大宰府へ流される際に、川に自分の姿を映したと伝えられる場所に建立され、その後17世紀に、黒田長政によって現在の地に移転されたそうです。
天満宮横の細い路地には、福岡名物からインドや台湾料理まで、おいしいお店がいっぱい。お昼から賑わっています。
福岡が初めての皆さんも、リピーターの皆さんも楽しんでいただけるよう、天神という街を改めてご紹介してみました。賑やかな街並みの中に、ホッとできる場所の多い天神。常に進化を続ける天神は、何度来ても新しい発見があります。すべて徒歩圏内で楽しめる天神の街で、散策をお楽しみください!
◎連続テレビ小説『おむすび』(NHK)
食と人情の街、福岡・神戸・大阪を舞台に、平成元年生まれのヒロインが栄養士として成長していく物語。福岡での撮影は、糸島市を中心に、福岡市内でも行われました。
【ストーリー】
平成“ど真ん中”の、2004年(平成16年)。ヒロイン・米田結(よねだ・ゆい)は、福岡・糸島で両親や祖父母と共に暮らしていた。「何事もない平和な日々こそ一番」と思って生きてきた結。しかし、地元で伝説と化した姉の存在や、謎のギャル軍団、甲子園を目指す野球青年など、個性的な面々にほん弄されていく。そんな仲間との濃密な時間の中、次第に結は気づいていく。「人生を思いきり楽しんでいいんだ」ということを――。
平成元年生まれのヒロインが、栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”です。
【放送日】令和6年9月30日~令和7年3月末