志賀海神社で心も身体もリフレッシュ!
2021年7月30日市営渡船で志賀島へ行きましょう。志賀島渡船場を出て、志賀島センター 島の幸の横をまっすぐ進むと、島の象徴ともいえる志賀海神社へと続く参道が伸びています。そこで、志賀海神社へお参りの際の参拝方法などをご紹介。心も身体もしっかりパワーチャージしましょう!
※お出かけの際は、基本停な感染対策(手洗い、三密の回避、マスクの着用等)の徹底をお願いします。
志賀海神社
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龍神様が集まる「龍の都」としても崇められてきました
海岸沿いの小高い山の上から、島を見守るように鎮座している志賀海神社。古くから「海神の総本社」と称され、海上交通の要衝・博多湾の総鎮守として崇敬されてきました。ご祭神の「綿津見三神(わたつみさんしん)」は、海の底、中、表のすべてを守る神様です。海上交通の安全を司るだけでなく、潮や海産物の恵みをもたらし、不浄や災厄を祓い清める力を持つとされています。また、水と潮を支配することから、人の生死を司るともいわれています。そんな海洋の神様を祀る志賀海神社には、海の民が山を誉めるというユニークなお祭り「山誉祭(やまほめさい)」があります。福岡県の無形民俗文化財に指定されており、毎年4月15日と11月15日に行われています。
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禊祓いの神様でもあるため、御潮井で清めることをお忘れなく
参拝する際には、御潮井(おしおい)と呼ばれる清め砂で体を祓い清めましょう。御潮井は、境内に続く石段の手前と拝殿に盛られています。まず石段を登る前に、体の左、右、左に軽く振ります。そして境内の手水舎で左手、右手、口を清めたら、いよいよ拝殿へ。先ほどと同じように、御潮井を体の左、右、左に軽く振って、二拝・二拍手・一拝の作法でお参りします。なお、授与所の近くには、持ち帰り用の御潮井と、砂を詰めるための紙袋が置かれています。利用する場合は、初穂料をお気持ちで納めましょう。
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亀石が祀られた遥拝所の向こうには、雄大な玄界灘が見えます
拝殿の右側には遥拝所があり、雄雌2つの亀石(かめいし)が祀られています。これは、志賀島に伝わる神功皇后伝説にちなんで奉納された霊石です。神功皇后が三韓征伐の際に、無事凱旋できるように海の神様・阿曇磯良丸(あづみのいそらまる)を通じて祈願したところ、海から雄雌の黄金の亀に乗った神々が現れ、航路を守り導いたと伝えられています。後にその亀が、石になって志賀島の海岸に流れ着き奉納されました。
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拝殿の左側にある今宮神社。「山誉祭」の神事も奉納されます
志賀海神社は、勝馬海岸近くの小島にある沖津宮、勝馬小学校近くにある仲津宮など、全部で5社の摂社をもちます。そのうちの1社である今宮神社は境内にあり、宇都志日金拆命(うつしひかなさくのみこと)をはじめ阿曇磯良丸、阿曇神裔が祀られています。
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可愛らしい「開運龍頭みくじ」は、飾り物としても人気です
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“勝ちに昇り詰められるように”と祈願された「龍神勝守」。“自分自身に勝つ”という意味も込められています
ほかにも境内には、1万本を超える鹿の角が奉納された「鹿角庫」、1600年に黒田長政によって造営された「本殿」、病気平癒のご利益があるとされる末社「磯崎社」など、見どころがたくさんあります。鳥のさえずりと、かすかに聞こえる波の音に癒されながら散策していると、まるで心が洗われるようです。英気をしっかりと養ったら、最後は授与所でお守りを授かりましょう。「開運龍頭みくじ」、「龍神勝守」など、龍の都・志賀海神社ならではのお守りが並んでいて、お土産としてもきっと喜ばれるはずです。
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参道を進むと、楼門の前に立派な太鼓橋が見えます
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社務所の近くにある「宝物展示室」
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境内には全部で10社の末社があります
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末社「磯崎社」(写真右)は病気平癒のご利益があるといわれています
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商売繁盛のご利益があるといわれる末社「熊四郎稲荷社」
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「鹿角庫」の横に設置された鹿の銅像
▪志賀海神社
住所/福岡市東区志賀島877
連絡先/092-603-6501
参拝時間/5月~10月5:30~17:30、11月~4月6:30~17:30
駐車場/あり
関連サイト/志賀海神社HP
・開運龍頭みくじ 500円
・龍神勝守 800円
※令和3年7月現在の初穂料です。詳細は志賀海神社へ直接ご確認ください。
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