日本人の生き方に深い影響を及ぼした浄土信仰は、今から約1.000年前の平安時代、末法思想の流行とともに盛んになりました。その中心となった西方極楽浄土のほとけ、阿弥陀仏は苦しみの多いこの世を生きる人々の心の拠り所となり、様々なかたちにあらわされてきました。

日本列島の西に位置する九州にも長い浄土信仰の歴史があり、他の地域とは異なる特色を持っています。本展覧会ではこうした九州の浄土信仰に注目し、その中で生み出された多彩な絵画や彫刻など約200点を展示します。

燦然と輝く極楽浄土の情景や来迎の姿をあらわす阿弥陀像、信仰の力を象徴する名号などを通じて、来世に願いを託した先人たちの心に触れてください。

★関連イベント
　※参加無料（ただし本展の観覧券[半券]が必要）/要事前申込/定員 各240名
　①「仏教における浄土思想」
　日時：2018年9月29日（土）14:00～15:30
　講師：中川正法氏（筑紫女学園大学　学長）
　申込締切：9月14日（金）（必着）

　②「救いのほとけ　阿弥陀信仰の造形」
　日時：2018年10月13日（土）14:00～15:30
　講師：須藤弘敏氏（弘前大学　教授）
　申込締切：9月28日（金）（必着）

　③「地獄八景亡者戯（じごくばっけいもうじゃのたわむれ）」
　日時：2018年10月7日（日）14:00～15:00
　出演:川崎亭好朝氏
　申込締切：9月21日（金）（必着）

　※いずれも会場は福岡市博物館1階講堂

　●担当学芸員によるギャラリートーク
　日時:会期中、毎週水曜日・金曜日14:00～15:00
　会場：福岡市博物館　特別展示室
　※事前申込不要（ただし当日の本展入場者が対象）

　●お坊さんライブシアター
　※参加無料（ただし本展の観覧券[半券]が必要）/事前申込不要/定員 各30名
　　①「法然上人・聖光上人一代記」
　　日時:2018年9月30日（日）14:00～15:00
　　②「浄土教の視点より　お釈迦様一代記」
　　日時：2018年10月14日(日)14:00～15:00
　　出演：浄土宗教有志の会　
　　会場：福岡市博物館　2階　多目的研修室

★詳細は福岡市博物館HPへ