思わず撮りたくなる!博多旧市街のフォトジェニックスポットをめぐる
2018年8月10日思わずファインダーを向けたくなる、博多旧市街のフォトジェニックスポットをめぐるコース。
ベストポジションを探しているうちに、「○○発祥の地」といった石碑など、意外な物を発見します。
中世博多に思いを巡らせながら、歴史を感じる博多の街を歩いてみませんか。
まだ誰も気づいていない、あなただけのフォトスポットが見つかるかもしれません。
歴史的文化財が多く残る博多の寺社町エリアへと導くウエルカムゲートある「博多千年門」。
重厚感たっぷりのこの門を写真に収めスタート。
博多千年門を抜けると歴史地区として綺麗に整備され、とても風情がある「承天寺通りの石畳」が現れます。
承天寺は日本を代表する食べ物である“うどん・そば・ようかん・饅頭”などの発祥の地としても知られ、さらに博多を代表するお祭り、博多祇園山笠の発祥地でもあります。
石畳の美しい散策路(さんさくろ)、和の空間を感じる通りを歩いていると、ここが都心部であることを忘れてしまいそうです。
承天寺通りを歩き、次は東長寺東側を南北に走る御供所通り(ごくしょどおり)の奥にある「妙楽寺」へ。
和菓子の「ういろう」の発祥の地とも言われています。
当初はもっと博多湾側にありました。天正年間(1573~1591年)に戦火で博多の町とともに焼失しましたが、初代福岡藩主の黒田長政が入国後、博多の町の復興とともに現在地に移転しました。
境内には、戦国動乱の兵火をくぐった焼け石や焼け瓦などを粘土で塗りこめて作った「博多べい」と呼ばれる博多独特の土壁も残っています。
ここ妙楽寺では座禅体験をすることができます。
博多旧市街で自分の心と向き合う貴重な体験をしてみてはいかがでしょうか。
妙楽寺で心を落ち着かせた後は昼食をとりに「白つぐ」へ。
由緒ある寺院が並ぶ御供所町(ごくしょまち)で脈々と受け継がれてきた和食を味わえる名店です。
彩り豊かで体にやさしい料理の数々を楽しむことができます。
体にも優しく、日本ならではの綺麗で粋な見た目です。
四季を大切にし、古来より優れた食文化を形成してきた日本ならではの「和食」のおいしさを改めて実感することができるでしょう。
住所/福岡市博多区御供所町2-40
電話/ 092-400-3569
アクセス/地下鉄 「祇園駅」1番出口から徒歩5分
営業時間/昼 12時 〜 15時、夜 17時 〜 22時
URL/http://shiratsugu.co.jp/
「白つぐ」でお腹を満たした後は、空海(弘法大師)が日本で最初に創建したお寺「東長寺」へ。
都会のビルに囲まれていますが、境内に入ると昔にタイムスリップしたかのような感覚になります。
美しい五重塔や、写真撮影はできませんが大きな福岡大仏、地獄八景の絵など見所満載。
博多祇園山笠とも深い関わりがある大きなお寺です。
四季折々に表情を変え、同じ場所でも様々な写真が撮れるでしょう。
立ち並ぶビルと東長寺、”今と昔”を同時に写真に収めるもの面白いかもしれません。
東長寺を巡った後は、博多の総鎮守として「お櫛田さん」の愛称で広く市民から親しまれている「櫛田神社」へ。
博多の夏の風物詩として全国的にも有名なお祭りである「博多祇園山笠」クライマックスである”追い山笠”の櫛田入りが行われることでも知られています。
博多祇園山笠が奉納される神社で、飾り山笠が一年中展示されており、必ず写真に収めたくなるでしょう。
境内には、見た目も素晴らしい健康と長生きの水・霊泉鶴の井戸水がありますが、残念ながら水は飲むことができません。
他にも、干支恵方盤(えとえほうばん)で今年の恵方を確認したり、力石で力試しをしてみたりと境内には見所がたくさんあります。
鮮やかな社殿にも目を奪われ、レンズを向けることになるでしょう。
「櫛田神社」を後にして向かうのは甘いものを求めて「石村萬盛堂本店」へ。
創業110年を迎え、独創性と伝統を大切にしながら様々な進化・革新を続ける名店。
ホワイトデー発祥のお店であり、銘菓 鶴乃子は博多のみならず日本を代表する銘菓・お土産として知られています。
見た目も真っ白でふっくらとした美味しい鶴の子。旅の思い出にお買い求めてはいかがでしょうか。
住所/福岡市博多区須崎町2-1
電話/092-291-1592
営業時間/9:00~19:00
URL/http://www.ishimura.co.jp/
石村萬盛堂本店で少しお腹を満たした後、最後は博多リバレイン内にある「福岡アジア美術館」へ。
アジアの近現代の美術作品を系統的に収集し展示する、世界に唯一の美術館です。
アジア23ヶ国・地域の美術作品約2900点を所蔵・展示されており、
広範で質の高いアジアの近現代美術作品の展示は、世界のどの美術館とも異なる独自性と魅力を持っています。
ここでは少しカメラを置いて、あなたの持つふたつのレンズで芸術を楽しんでみませんか。
博多の歴史を知り、想像しながら感じたままに、心のままにカメラを向けると、目で見る景色とは違ったものが見えてくるかもしれません。
カメラに収めたものは写真となり、大切な想い出となるでしょう。