「鈴⽊敏夫とジブリ展」また、会えたね!【福岡市博物館】2023
2023年6月9日 〜 2023年8月31日 百道・早良エリア
「映画を作る人間も、最初は観客だった。」
⾼畑勲・宮﨑駿両監督と共に、世界を代表する数々のアニメーション映画を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサー鈴⽊敏夫。
本展では、戦後の名古屋で育ち昭和・平成・令和の時代を駆け続けている鈴⽊敏夫⽒が出会った多くの映画作品、書籍と、それを通して⾒えてくる時代背景に注⽬しました。
⼦供時代から読んできた漫画や⼩説、⻘春時代を経て、社会に出てから今もなお旺盛な好奇⼼で読み続けている歴史本やノンフィクション、評論本などを通し、鈴⽊⽒が、その作品や作家からどんな影響を受け、⾃⾝の思考術へとつなげていったのか。そしてどのように作り⼿と向き合い、編集者・プロデューサーとしてスタジオジブリ映画を確⽴していったのか、この答を鈴⽊敏夫⽒の⾎⾁となった8,800冊の書籍や映画作品を通じて探ります。
特に、鈴⽊⽒が幼少期と激動の時代に「体験」した数多くの映画作品をぎっしり集めた空間は、福岡展からの初展⽰コー ナーです!
その他にも、貴重な資料や企画書をはじめ、⽴体造型物などを多数展示予定。
2019年に397,595名という、福岡市博物館・歴代1位となる圧倒的な総来場者数の新記録を打ち⽴てた「ジブリの⼤博覧会」以来、同会場へ約4年ぶりにジブリの展覧会が帰ってきます!
みどころ①
ここにくれば、ジブリがもう一度見たくなる。

「カオナシ筆画&本棚」©RENGAYA ©Studio Ghibli
⾼畑勲、宮﨑駿両監督と共に、数々の名作を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサー、鈴⽊敏夫。 実は“映画「となりのトトロ」を作ろう。”と発案した人だということを知っていましたか?あの名作の題字を書いている⼈だと知っていましたか?元々は、週刊誌記者だったことを知っていましたか?
あなたの知らないスタジオジブリの秘密を知ることができる展覧会、それが「鈴⽊敏夫とジブリ展」です。2019年に東京・神⽥明神ホールと⻑崎・ハウステンボス美術館で開催され、好評を博した本展。
その後、展⽰品を⼤幅に増やし、バージョンアップして3年ぶりに京都・京都⽂化博物館と東京・寺⽥倉庫(B&C HALL/ E HALL)での開催を経て各地を巡回。
2022年から新たに加わった、鈴木プロデューサーの血肉となった8,800冊の書籍の展示は、鈴木プロデューサー自ら発案、企画したもの。スタジオジブリでの映画プロデューサーとしての足跡など、ジブリファン必見の展示はもちろんのこと、書をはじめとする多彩な活動も紹介していきます。
みどころ②
鈴木敏夫の本棚

「カオナシ&本棚」©RENGAYA ©Studio Ghibli
圧巻!およそ8,800冊の特別な本棚。
数々の名作を送り出してきた鈴⽊プロデューサーのその頭の中を覗いているかのような、凝縮された空間の真ん中で、カオナシが静かに読書中。
鈴⽊プロデューサーの隠れ家・「れんが屋」をモチーフにしたこの部屋は、膨大な量の全集などを並べた本の⼩路を通ったその先に広がっています。
鈴⽊プロデューサーのこれまでを形作ったおよそ8,800冊の書籍の中には、実際に⼿に取って閲覧できるものもご用意しています。鈴木プロデューサーのコメントとともにお楽しみください。
みどころ③
ジブリ名作の世界観へ
「湯婆婆と銭婆の“恋愛・開運”おみくじ」、「大・中・小トトロフォトスポット」など、名作の世界に迷い込める立体造型物やフォトスポットが登場!
高さ3mにも及ぶ湯婆婆と銭婆が圧巻。鈴木プロデューサーの言葉が様々なお悩みにアドバイスをしてくれる「おみくじコーナー」は迫力満点です。湯婆婆、銭婆の口に手をいれて番号を引くと、鈴木プロデューサーからの「大事な言葉」が印字されたおみくじがもらえます。

「湯婆婆と銭婆の“恋愛・開運”おみくじ」©RENGAYA ©Studio Ghibli
「大・中・小トトロフォトスポット」は、あの名シーンを再現しており、その世界観の中で写真を撮って楽しむことができます。一緒にどんどこ踊りをおどって写真を撮りましょう。

「大・中・小トトロフォトスポット」©RENGAYA ©Studio Ghibli
巨大な文字が宙に浮いているように見える「吊り⽂字」エリアでは、『崖の上のポニョ』『もののけ姫』『となりのトトロ』『天空の城ラピュタ』『千と千尋の神隠し』『紅の豚』『⾵⽴ちぬ』など7作品の名場面タペストリーと、鈴木プロデューサーが書いた作品の「名セリフ」を巨大オブジェにした「吊り文字」とを一緒に撮影することができます。

「ジブリ作品名場面と吊り文字」©RENGAYA ©Studio Ghibli