100ｍに渡って展示される『あいのことば』というひとつの詩と、そこからインスパイアされた抽象画。

『あいのことば』というひとつの詩と、そこからインスパイアされた抽象画を通路100mに渡って展示します。

生きることに疲れた人、明日が不安な人、自分自身を愛することができない人、そして愛しい人がいる人もいない人も、『あいのことば』を読みに来て頂けたら幸いです。

私自身、複雑な家庭環境で育ったり、心身の調子を崩したり、性別を変更した経験などから、ずっと愛とは何だろう、生きるって何だろうと思いながら生きてきました。いまだにわからず、のんべんだらりと生きてはいますが、そんな自分なりに見つけた愛の形、愛とはこういうものなんだということを詩で表現してみました。

また、色彩豊かで個性的な抽象画もたくさん準備していますので、こちらは頭をオフにして、ただただ眺めてお楽しみ頂ければと思います。

どの作品も、観る毎に違って感じる不思議な作品となっています。

【作家について】

意味や文脈なんてない、けれど観る人の内的宇宙をくすぐるような絵を描く抽象画家

佐賀県出身、山口大学教育学部美術コース中退、福岡県在住
性別を女性から男性に変更しているトランスジェンダー

心身の調子を崩し、一時期は寝たきり状態となるも、あるとき、読んでいた本に書いてあった『あなたが良い気分でいること以上に大切なことは何もない』という言葉に感化され、自分自身の内側に目を向け、自分ごとに集中するという生き方を始めようと、創作活動を開始。それ以降は無理をしなければ生活に支障なく暮らせている。

現在もひたすら絵を描き続け、その創作意欲は写真や映像、文章作品などにも広がっている。

【作家より一言】

創作とは
生きることそのもの
強烈に魂を開いて生きること
無条件に豊かに情熱的に生きること
素っ裸で生きること

なにより、
些細な日常を慈しんで気楽に伸びやかに生きること

この展示へようこそ
あなたにとっての
あたらしいよろこびへと通ずる小道が
見つかりますように