これぞ日本の秋風景。美しく色づく福岡の「紅葉スポット」
2020年10月30日街路樹がほんのり色づくと「秋が来た」と感じる人も多いはず。今年の秋は「紅葉スポット」まで足を伸ばして、大自然の中の紅葉を楽しんでみてはいかがでしょう?福岡市近郊の選りすぐりスポットをご紹介します。
わび・さびを楽しみながら紅葉鑑賞ができる「友泉亭公園」
筑前黒田家六代藩主・継高公が江戸時代中期に別荘として設けた「友泉亭」。昭和56年福岡市が市民のための歴史公園として整備し、「友泉亭公園」として開園しました。1ヘクタールの敷地にひろがる純日本庭園と本館の建物は、昭和の初期に建てられたものです。
広い敷地内には、約150本のカエデが植えられており、紅葉の季節には真紅に色づいた葉が一面に広がります。園内には、中央の池を囲むように散策路が配置され、美しい紅葉と池に映る景色が相まって、360度絵になる風景を楽しむことができます。
書院造りの大広間から池で泳ぐ鯉や庭園を望みつつ、ゆったりとお抹茶を味わいながらの鑑賞も粋。
友泉亭公園
つり橋から堪能する、雄大なパノラマ絶景「油山市民の森」
市中心部からバスで1時間ほど、油山の中腹に位置する「油山市民の森」。四季折々の自然を体で感じ、目で楽しむことができるネイチャースポットです。
森の中に架かった地上30メートルのつり橋からは、イロハモミジなど約670本が赤く色付いた「もみじ谷」を一望でき、スリルと紅葉を楽しむ観光客で賑わいます。また、標高347mにある中央展望台からは、紅葉した木々の奥に市街地、博多湾などを展望できます。
ABURAYAMA FUKUOKA
その名の通りたくさんのモミジが出迎えてくれる「紅葉八幡宮」
安産・子育て・厄除祈願などで知られている「紅葉八幡宮」。室町時代に創建され、大正2年に早良区の街並みが一望できる現在の場所・早良区高取に遷座されました。鎮座する紅葉山にはモミジの木が多く、一部が紅葉山公園として市民の憩いの場所となっています。
地下鉄藤崎駅より徒歩7分。街中で気軽に紅葉狩りが楽しめる人気のスポットです。
今年は「もみじ祭」を11月27(土曜日)、28日(日曜日)に開催されます。紅葉ライトアップ、花手水など露店の出店もありますので、ぜひ訪ねてみてください!
詳しくはこちらでご確認ください。
紅葉八幡宮
樹齢400年の大カエデがそびえ立つ「雷山千如寺大悲王院」
福岡と佐賀にまたがる背振山脈の標高955mの雷山の中腹に位置する、糸島市の「雷山千如寺大悲王院」。4.6mの「木造千手観音立像」は国の重要文化財に指定されています。
それと並んで有名なのが、福岡県指定の天然記念物、樹齢400年の大カエデ。紅葉のシーズンには、カメラを持った観光客でいっぱいになります。その圧倒的な存在感と美しさは圧巻のひとこと。下から見上げると、視界が赤や黄色に色づいた葉でいっぱいになり、まるで万華鏡の中にいるかのような錯覚に陥ります。
また、室町時代に造られた心字庭園はたくさんのカエデに彩られており、そちらも見どころ。日本の風景とともに紅葉が楽しめる人気スポットです。
雷山千如寺大悲王院(らいざんせんにょじだいひおういん)
紅葉のアーチとじゅうたんが美しい「竈門神社」
標高830mの宝満山の登山口にあり、縁結び・方除け・厄除けの神様として信仰されている太宰府市の「竈門神社(かまどじんじゃ)」。秋は山全体が紅葉する名所としても知られ、特に参道の階段付近は「モミジのトンネル」が出来上がるほどたくさんのモミジが集まっています。シーズンの終わりごろには、舞い散った葉で参道に「モミジのじゅうたん」が敷かれます。
また、夜にはライトアップが行われて、昼間とはまた違った景色を楽しむことができるのも魅力。
竈門神社
日中の紅葉鑑賞に加え、幻想的に輝く夜間のライトアップも見逃せないスポットがいっぱい。様々な場所に出かけるのもいいですが、昼と夜の2度訪れるのもおすすめです。ぜひこの秋の観光にお役立てください。
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