博多旧市街モデルコース「商人のまち 博多伝統文化コース」を歩いてみた
2018年5月18日博多旧市街で受け継がれてきた、歴史や伝統がカタチとなった粋で美しい伝統工芸品の数々。そのひとつひとつがこれまでの歴史や伝統を受け継ぎながら、新しい技術や手法、素材と出会いを重ね、今もなお進化し続けています。
博多が誇る伝統工芸品の数々、そして受け継がれてきた歴史や伝統を、ぜひ五感で感じてみませんか。
博多の商家に生まれ、自由民権の書生芝居で世の中を風刺したオッペケペー節で活躍し、外国でも日本劇を演じ、劇作をするなど新派劇の創始者となり、貞奴夫人とともに演劇史上に大きな功績を残した川上音二郎生誕碑からスタート!
川上音二郎生誕碑からスタートした次に訪れるのは「福岡アジア美術館」。
アジアの近現代の美術作品を系統的に収集し展示する世界に唯一の美術館。
アジア23ヶ国・地域の美術作品約2900点を所蔵・展示されており、広範で質の高いアジアの近現代美術作品の展示は、世界のどの美術館とも異なる独自性と魅力を持っています。
アジアへの玄関口・博多が世界に誇る“美”を堪能してください。
福岡アジア美術館で“アジアの美”を堪能(たんのう)し、続いては博多っ子から長年愛され続ける長いアーケードが特徴的な「川端通商店街」へ!
130年以上の歴史があり、全長は400mあります。130軒を超える老舗と新しい店舗が融合した商店街には外国人観光客も多数訪れ、買い物や食事を楽しんでいました。
川端通商店街
川端通商店街を通り抜け、続いては福岡市を代表する伝統的工芸品・博多織及び博多人形などを展示する「はかた伝統工芸館」へ。
2011年春にオープンした、福岡の文化を知ることができる観光スポットです。
ここはかた伝統工芸館では「福文字体験」をすることができます。
福文字体験とは日本発祥の筆ペンで ポストカードに漢字をデザイン的に楽しく書く体験です。
筆跡心理学をもとにした「福を呼び込む」「運が開ける」などの ハッピーな書き方も説明してくれます。
博多の粋・伝統に直接触れてみてはいかがでしょうか。
<福文字体験 お申し込みURL>
https://suito.inboundhub.jp/ja/experiences/47
※有料・予約制
はかた伝統工芸館
はかた伝統工芸館のあとはすぐ隣にある櫛田神社へ。
博多の総鎮守として「お櫛田さん」の愛称で広く市民から親しまれている「櫛田神社」。
博多の夏の風物詩として全国的にも有名なお祭りである「博多祇園山笠」クライマックスである”追い山笠”の櫛田入りが行われることでも知られています。
飾り山笠から放たれる“美しさ・迫力”に魅了されることは間違いでしょう。
美しく、鮮やかな社殿にも目を奪われることでしょう。
櫛田神社を堪能した後、向かうのは博多を代表する観光名所の一つ「博多町家」ふるさと館へ。櫛田神社のすぐ向かいにあり、明治・大正時代の博多の暮らしと文化を楽しく紹介する施設です。
明治時代の町家を中心に、展示棟(※要入館料)では「博多っ子文化」の博多祇園山笠の迫力満点のVR(バーチャルリアルティ)動画を見ることができるほか、博多弁講座や、古き良き時代の博多のミニチュア町風景が楽しめます。
博多の伝統工芸も実演しており、博多織や博多人形といった、博多が誇る(ほこる)工芸品はもちろん、みやげ処では博多の銘菓(めいか)や、九州・博多限定(きゅうしゅう・はかたげんてい)のお菓子などお土産品(みやげひん)もいっぱい。
博多ならではのお土産が充実のラインナップ、好みの粋な博多土産を探してみてはいかがでしょうか。
「博多町家」ふるさと館
受け継がれてきた粋で美しい博多の伝統工芸品に触れたあとは、見慣れた景色もいつもと変わって見えるかもしれません。
「商人のまち 博多伝統文化コース」でゆっくりとまち歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。