アニメージュとジブリ展【アジア美術館】2022年
開催終了 中洲川端エリア一冊の雑誌からジブリは始まった
1974年に「宇宙戦艦ヤマト」が放送されて以降、アニメブームが盛り上がる中で「アニメージュ」は、ファンと作り手の架け橋となる日本初の商業アニメ専門誌として生まれました。
本展覧会では、現在はスタジオジブリのプロデューサーとして活躍する鈴木敏夫が編集者時代に手掛けた、1978年の創刊当時から80年代までの「アニメージュ」に焦点を当てます。
まだアニメという言葉さえ広がっていない時代から、1979年に登場した「機動戦士ガンダム」の大ヒットによりアニメは大きく飛躍するブーム期を迎えます。そして、「アニメージュ」は後のジブリにつながる高畑勲・宮崎駿両監督を見出し、「風の谷のナウシカ」(1984)を世に送り出します。さらに「ナウシカ」の成功を受けてスタジオジブリが設立され「天空の城ラピュタ」(1986)誕生へと繋がっていく、本展ではこういった道のりを振り返って行きます。
初展示となる「風の谷のナウシカ」の名場面のセル画や押井守監督作品「天使のたまご」の貴重な資料、初期ガンプラによる「機動戦士ガンダム」の名シーンを立体で表現したジオラマなど200点以上を展示します。「機動戦士ガンダム」と「風の谷のナウシカ」の背景を生み出した美術監督中村光毅の作品は、両方見られるのが本展だけです!
2019年に福岡市博物館にて397,595名という、史上空前の来場者記録を打ち立てた「ジブリの大博覧会」で、「王蟲の世界」を製作・監修した、日本を代表する造形師・竹谷隆之氏の監修による「風使いの腐海装束」と「巨神兵のジオラマ」を楽しむことができます。
本展では1983年11月号の「アニメージュ」に掲載された構想段階の青色テトを再現したぬいぐるみ、博多織xジブリ作品のコラボグッズなど約150点の展覧会オリジナルグッズを販売します。テトは茶色の毛並みで知られていますが、『風の谷のナウシカ』構想の段階では青色の毛並みで描かれていましたが、ナウシカの服装も青色なので、茶色に変更したといわれたそうです。ぜひ、青色テトに会いきてくださいね!
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