大正モガとIHANAIのファッションイラストレーション展【旧福岡県公会堂貴賓館】1920年代をテーマにしたイラスト展開催
開催終了 天神・薬院エリア福岡出身の女性のイラストレーターでデザイナーIHANAI(イハナイ)による、ファッションイラストレーション最盛期1920年代をテーマにしたイラスト展を開催
福岡出身の女性イラストレーターでデザイナーIHANAI(イハナイ)による、ファッションイラストレーションの最盛期1920年代をテーマにしたイラスト展「大正モガとIHANAIのファッションイラストレーション展」が、福岡市天神地区に100年前から建つ国指定文化財「貴賓館」で開催されます。
大正生まれの祖母を通じて明治大正の暮らしやセンスに影響を受けたイハナイ。会場では、同時代の貴賓館の歴史と文化に、現代を生きるイラストレーターとして向き合い、1920年から丁度100年にあたる2020年に向けて取り組んだシリーズ「モガでオリンピック」など、線と色で描かれたイラスト作品が並びます。
写真が高価だった20世紀初頭、ファッションカタログはイラストで描かれていました。パリで大流行した1920年代のファッションは、体を締め付けず、体型を選ばず、KIMONOに大きな影響を受けていました。一方日本は大正時代。日本に入ってきた西洋の1920年代スタイルは、日本女性に馴染み、洋装を和装のセンスで着こなす「モガ」と昔ながらの和装の大和撫子が並んで歩き、女性が働き手として社会進出していきます。ファッションの過渡期、女性の過渡期、今の私たちと共感できるストーリーやヒントが見つかるかもしれません。
貴賓館が建つ広場は、8月に改修工事が終わり、中州と天神をつなぐ都会のオアシスに生まれ変わっています。この機会に、100年の時を感じながら、古くて新しいファッションの空想に浸ってみませんか?