ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち【福岡市美術館】女性をテーマに、新たな切り口でモロー芸術を紹介
開催終了 大濠・六本松エリアモローのミューズたち、ここに集結。14年ぶりに来日する代表作≪出現≫を含む約100点を紹介します。
ギュスターヴ・モロー(1826‐1898)は、フランス象徴主義を代表する画家です。
19世紀末のパリで、精神よりも物質を、宗教よりも科学を重んじる気運が高まる中、「目に見えるものは信じない」と神話や聖書の世界を描き続けました。
古今東西の装飾モチーフを取り入れ、幻想的な作品の数々を生み出したモロー。その素顔は謎めいており「パリの真ん中に隠れ住む神秘家」とも呼ばれました。
本展では、そんなモローの描く女性像に焦点を当て、代表作《出現》(1876年頃)、《一角獣》(1885年頃)を含むギュスターヴ・モロー美術館の所蔵作品約100点を紹介します。
▼関連イベント・その他
詳細は福岡市美術館ホームページをご確認下さい。
●講演会① 『ギュスターヴ・モローのサロメ』 ≪要申込≫9/15(日)必着
2019年10月6日(日曜日) 午後2時~午後3時30分
出品作《出現》をはじめとするモローが描くサロメ像について、19世紀フランス象徴主義を専門とする喜多崎親先生にお話しいただきます。
●ギャラリーツアー…担当学芸員によるギャラリートーク「怪物のような悪女編」
2019年10月11日(金曜日) 午後6時~ (1時間程度)
モローは神話や聖書等に登場する女性の姿を独自に解釈し、多様な姿で表しました。
今回は「悪女」をテーマに、担当学芸員が皆様をモローの世界にナビゲートします。
●講演会② 『モローが愛した女たち~怪物から乙女まで~』 ≪要申込≫10/5(土)必着
2019年10月27日(日曜日) 午後2時~午後3時30分
ベストセラー『怖い絵』シリーズの著者であるドイツ文学者の中野京子さんに、モローと女性をテーマにお話しいただきます。
●ギャラリーツアー…担当学芸員によるギャラリートーク「純潔の乙女編」
2019年11月9日(土曜日) 午後3時~ (1時間程度)
モローは神話や聖書等に登場する女性の姿を独自に解釈し、多様な姿で表しました。
今回は「乙女」をテーマに、担当学芸員が皆様をモローの世界にナビゲートします。