第3回春の企画展 片山博詞彫刻展【福岡女子大学美術館】作品に触れて鑑賞する彫刻展
開催終了 東エリア福岡女子大学美術館 第3回春の企画展「片山博詞彫刻展」開催
直方駅前の魁皇像の制作者でもある福岡在住の彫刻家・片山博詞氏の作品展覧会が4月1日(月曜日)から6月8日(土曜日)まで、福岡市東区東区香住ケ丘の福岡女子大学美術館にて開催されます。
片山氏は、彫刻作品は見るだけではなく触ることによる「対話」が新たな発見を産むとの考えのもと、数多くの展覧会と触(さわ)る・ふれるワークショップを実施しており、今回展示される彫刻作品約60点も、全て触れて鑑賞することができます。
また、展覧会の期間中に関連イベントの開催も予定されていますので、ぜひ足をお運びください!
【関連イベント】
1.「ゴスペルと彫刻の饗宴」
日時:2019年4月6日(土曜日)15時~17時30分
会場:福岡女子大学 研究棟A 多目的演習スペース
出演:Sound of DAZ、片山博詞氏
定員:100名 入場無料(事前申込み不要)
内容:
太宰府を拠点に活動しているゴスペルサークル[Sound of DAZ]のハーモニーと「祈り」がテーマの片山彫刻に触れることを通したコラボレーション。
2.「触れて作品と対話する」
日時:2019年5月18日(土曜日)14時~16時
会場:福岡女子大学 図書館ラーニング・コモンズ、多目的演習スペース
ファシリテーター:広瀬浩二郎、片山博詞、松尾さち、濱田庄司、石田陽介
定員:30名(中学生以上)参加費無料(要事前申込み)
内容:
国立民族学博物館で「触文化」を提唱している広瀬浩二郎氏と、見える見えないという互いの個性を活かしアートをシェアするギャラリーコンパの方々による片山博詞氏の彫刻を通した「触れて作品と対話する」ワークショップを行う。
作家の作品への想いやエピソードも解説する。
3.「光の中で彫刻を感じる」
日時:2019年5月25日(土曜日)14時~16時
会場:福岡女子大学 講義棟
ファシリテーター:松下美紀、片山博詞
定員:20名 参加費無料(要事前申込み)
内容:
照明デザイナーの松下美紀氏によるワークショップ。光の強さや色、方向など照明を少し変えることで、それまで見ていた彫刻作品の表情や印象が大きく変化することを感じる。
【作家プロフィール】
片山博詞/かたやまひろし 彫刻家
1963年熊本県生まれ。
2006年「片山博詞彫刻展ー祈りの形象新しい意味を紡ぐー」(福岡市美術館)にて、すべての来場者が視覚に頼らず触れても鑑賞できる彫刻展を開催。以来、触れて鑑賞する彫刻展やワークショップを多数企画。さらに2011年より触覚性をキーワードに彫刻とホルンや筑前琵琶など音楽との融合を図った実験的試みを、長崎県立美術館、福岡アジア美術館、広島蘭島閣美術館、洗足学園音楽ホールなどの美術館や音楽ホールをはじめ、病院や老人ホーム、介護施設、小学校などにおけるアウトリーチ活動を、これまで1都5県16会場にて展開し、触感をはじめ感覚の統合による意味生成の可能性を模索している。またJR直方駅前の「大関魁皇像」(2014)を制作。触れて鑑賞できるモニュメントとして多くの人に親しまれている。
2004第38回現代美術選抜展(文化庁主催)に招待出品全国巡回
2006「片山博詞彫刻展ー折りの形象新しい意味を紡ぐー」(福岡市美術館)
2008第42回昭和会展(日動画廊)にて「日動美術財団賞」受賞笠間日動美術館に収蔵
2011「片山博詞彫刻展ー観る・触る・紡ぐー」(特別養護老人ホームフィランソレイユ笹丘、長崎リハビリテーション病院)
2014地域文化に関わる活動実績が評価され、福岡文化連盟より「青木秀賞奨励賞」受賞
2015「片山博詞彫刻展一見えるものと見えないものの間(はざま)でー」(直方谷尾美術館企画展)
2017「片山博詞彫刻展ー触感を通して我々は何かを共有し新しい泄界と出会うー」(フィランソレイユ笹丘)/「片山博詞彫刻展ー彫刻に触れつながり紡ぎ合うー」(熊本市特別養護老人ホーム天寿園)
2018特別公開講座「ふれる×つくる×わかちあう」開催(福岡女子大学平成30年度大学における文化芸術推進事業)