世界への扉を広げる「福岡空港」の魅力
2020年3月4日民間委託運営からはじまる新しい福岡空港とは
2019年に開催されたアジア初のラグビーワールドカップや、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで、機運の高まる日本。「アジアの玄関口」といわれる福岡空港では、2019年4月から、新しい運営会社「福岡国際空港(株)」によって民営化へと舵を切りました。国内線旅客ターミナルビルでは、段階的にリニューアルやグランド・オープンが行われ、いよいよ2020年夏頃に全館完成の予定です。
そんな利便性・ファッション性の高まった福岡空港の魅力を、「アクセス」「フードコートやお土産選び」「空港内での快適な過ごし方」などの視点から、紹介していきます!
○格段に良い空港内のアクセス
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スタイリッシュなアクセスホール
福岡空港内では、国内線旅客ターミナルの改修を経て、地下鉄空港線と空港国内線がつながるアクセスホールが誕生。改札から航空会社のカウンターや保安検査場への時間が大幅に短縮されました!
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地下鉄の改札を抜けると、すぐ奥にアクセスホールが!
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航空会社カウンターは1階(画像奥のエスカレーターが1階行き)
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エスカレータで2階へ上ると、すぐ目の前に出発保安検査場が!
○ターミナルビルでグルメやショッピング!
福岡空港は空港としての活用以外に、年間800万人以上が来館する複合型商業施設をめざし、段階的に店舗の開設を進めています。単なる交通拠点に留まらず、空港の持つ非日常感や魅力を生かした施設が整備されていきます。空港利用だけでなく、気軽に遊びに行ける場所として、また、今後はホテルなどの設置計画も視野に入れていることから、福岡市内の宿泊施設不足の解消に繋がり、ビジネス需要も期待できそうです。
では、現時点で楽しめるターミナルビルの中を巡ってみましょう。
1.北から南まで10店舗の味巡りができる「ラーメン滑走路」(国内線旅客ターミナルビル3階)
観光客はもちろんのこと、ゲストを案内したい時に喜ばれるのが国内線旅客ターミナルビル3階にある「ラーメン滑走路」。滑走路に見立てた空間に9店舗のラーメン店、1店舗のスイーツ店が連なります。
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博多ラーメン界の気鋭「ラーメン海鳴」
例えば、「うならせる一杯」をコンセプトに2009年に福岡で開業した「ラーメン海鳴」は、ラーメン専門誌のランキングで3年連続1位を獲得してきた実力店。魚介の旨味を存分に堪能できる「魚介とんこつラーメン」を筆頭に、ベーシックなとんこつラーメンやつけ麺が味わえます。
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中細の自家製麺でいただく「魚介とんこつラーメン」
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スープそのものも辛子明太子という新感覚の「ラーメン辛子明太子」
博多らしい豚骨ベースのラーメンのほかにも、北から南まで独自の味を追求する専門店が軒を連ねるラーメン滑走路。味比べを楽しんでみてください。
【ラーメン滑走路 店舗情報】
店名をクリックすると店舗情報が表示されます。
・屋台ラーメン 玉龍(博多発 とんこつラーメン)
・つじ田(東京発 豚骨魚介つけ麺)
・博多 一幸舎(博多発 自家製細平打麺のとんこつラーメン)
・ラーメン凪(東京発 煮干しラーメン)
・まんかい(大阪発 潮とんこつラーメン)
・弟子屈ラーメン(北海道ラーメン)
・ラーメン海鳴(博多発 自家製麺の魚介とんこつラーメン)
・Noodle Laboratory 金斗雲(鹿児島ラーメン)
・酒田ラーメン 花鳥風月(山形ラーメン)
・茶寮 伊藤園(スイーツ)
2.和洋中の人気ご当地メニューが揃う「the foodtimes」(国内線旅客ターミナルビル2階)
ラーメン店以外にも、国内線旅客ターミナルビル2階には、北出発保安検査場のすぐ近くに380席を有するフードホール「the foodtimes」があります。こちらには福岡の食の魅力を堪能できる8店舗が集結!気分に合わせて、食べたいものを選べる楽しさが嬉しいですね。
●「天神B.B.Quisine」のビーフバター焼きセット
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創業から約60年、ランチタイムにサラリーマンの胃袋を満たしてきた隠れソウルフード「ビーフバター焼きセット」
●「スーラーメンまくり」のスーラーメン
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お昼は行列必至、市内に3店舗を構える中華麺専門店「まくり」の本格スーラーメン
●「博多カレー研究所」の博多とんこつあごだしカレー
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豚骨とあご出汁が絶妙にマッチするご当地カレー決定版!「博多あごだしカレー」
朝食・軽食などに便利なカフェからガッツリ系食事ができる店舗まで、8店舗それぞれの看板メニューをチェックしてみましょう。
※フードホール「the foodtimes」の情報はコチラ
3.博多銘菓の定番から限定アイテムまで、お土産選びなら九州スイーツが揃い踏みの「SWEETS HALL」
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14店舗のスイーツ店が一堂に会する「SWEETS HALL」
九州の和・洋スイーツ専門店14店が集う「SWEETS HALL」もオープン!博多を代表する老舗や繁盛店、福岡初出店のショップの定番アイテムに加え、各店が紹介する福岡空港限定スイーツも見逃せません。
●「L’UNIQUE ひよ子」
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創業120年の老舗「ひよ子」の新ブランド「L’UNIQUE ひよ子」
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スタイリッシュな博多土産として人気を博す福岡空港限定「纏衣ひよ子」
●「I LOVE CUSTARD NEUFNEUF(ヌフヌフ)」
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カスタードスイーツの専門店
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看板商品「ブリュレ カスタード」
阿蘇・小国ジャージー牛乳を使用したカスタードクリームを、九州産クリームチーズのふわふわのスフレで閉じ込めた「ブリュレカスタード」と、博多あまおう苺を使ったお土産に人気の「ベリーベリーカスタード」が食べやすいカップサイズになった「プチカスタードアソート〈福岡空港店限定〉」もおすすめです。
●あまおう苺加工販売所「伊都きんぐ」
福岡県産あまおうを使った看板商品「あまおう苺入りどら焼き」各種をはじめ、手土産として手軽な焼き菓子「博多チョコぱいおう」や「あまごりスムージー」など、あまおうの美味しさを追求した糸島発のスイーツを紹介。イートインスペースがあるので、甘いものがほしくなった時にちょっと一息できます。
4.「the foodtimes」の斜め向かいには辛子明太子の生みの親「ふくや福岡空港店」(国内線旅客ターミナル2階フロア中央付近)
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福岡サンパレスホテル&ホール総料理長の坂本シェフが監修した「明太キッシュ」
博多土産の定番「味の明太子」をはじめ、博多の新土産として、ふくやの明太子を使った福岡空港店限定の「明太キッシュ」を発売。明太子と相性の良い北海道産クリームチーズと、具材にはポテト、パプリカ、シメジが入り、明太子フレークがトッピングされています。そのほか3種のオイル漬け明太子が味わえる限定パッケージ品「博多の小瓶」も手土産に好評です。
5.昼はカフェ、夜はバー使いできる「CAFFÉ&BAR PRONTO 福岡空港店」(国内線旅客ターミナルビル1階)
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福岡空港店限定パスタ『博多めんたいこ バリのせ!』
カフェやバーとして昼夜利用できるお店も多数。国内線到着口(南)に隣接する国内線旅客ターミナルビル1階には、「CAFFÉ&BAR PRONTO 福岡空港店」があります。送り迎えや、空港で食事やお酒を楽しみたい人に向けて、いろんなシーンで便利に使えそう。
人気メニューのパスタの中でも、注目は”Welcome FUKUOKA“の意味合いを込めて開発された、福岡空港店限定パスタ『博多めんたいこ バリのせ!』。福岡土産の代表格「かねふくの明太子」を贅沢に1本以上使用したご当地パスタをチェックしてみてくださいね。
※その他、福岡空港内のショッピング情報はコチラ。
○ゆっくり寛げる「空港ラウンジ」の活用も
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くつろぎのラウンジTIME
空港でのひとときを落ち着いて快適に過ごしたい時は、国内線・国際線ともに空港ラウンジの利用が便利です。カード会社や会員の種類によっては、同伴者も無料利用することができるほか、有料で誰でも利用できます。
※ラウンジ・有料待合室情報はコチラ。
○バスや車での移動もラクラク
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市内外への交通アクセスをつなぐ国際線ターミナル
福岡市街地から5km以内という至近距離に位置している福岡空港。地下鉄博多駅から約5分、天神駅から約11分という好アクセスで、全国屈指の利便性に富んだ空港として知られています。
福岡空港を起点とした高速バス網が発達し、九州各県をつなぐ路線も出ています。また、新幹線が発着する博多駅に近いため、広域のアクセスが良いのも利点。
福岡都市高速のランプも近く、九州自動車道太宰府インターチェンジへの所要時間は20分程度と、車での移動もスムーズです。
○「SNS映え」する写真も撮れる!街に近い都市型空港
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飛行機まめ知識や飛行場の眺めが楽しめる展望デッキ(国内線ターミナル)
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食事しながら離発着の様子を眺められる「ロイヤルフードコート国際線」
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イルミネーションシーズンの空港内もフォトジェニック!
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高台にある「アクシオン福岡(福岡県立スポーツ科学情報センター)」からは福岡空港らしさが伝わる「街と飛行機」の風景が撮影できます!
福岡空港は国内の飛行場と比べ、都市部に極めて近い場所に飛行場があるため、見送りや迎えに来た人たちや飛行機ファンなど、空港内や近隣での撮影を楽しむ人たちの姿が見られます。お気に入り・思い出の一枚を撮影してみてくださいね。
○まとめ
民営化によって、空港としての利用だけでなく、飲食やショッピングといった観光・娯楽の新たなランドマークへと進化を遂げている福岡空港の魅力、いかがでしたか?
旅行・出張時の利用だけでなく、週末に家族やカップル、友人同士で出かけたり、県外・海外の友人・知人を案内したりするにもぴったりのご当地スポットとしても喜ばれそうですね。
複合的な価値を見出せるエアポートシティとして、今後も現在進行形で多角的なサービスの向上が進められていく福岡空港。利用者にとっての利便性、都市型空港の魅力がさらに高まることで、福岡や九州の存在感が増していくことはもちろん、東アジアトップクラスの国際空港として飛躍する姿に、ますます目が離せません。
※掲載している情報は2020年2月時点のものです。