新元号「令和」の幕開けに、福岡・太宰府「令和」スポットを巡ろう!【その3】
2019年4月27日歴史ロマン気分のままで「博多旧市街」へ!
福岡市の万葉歌碑巡りで歴史ロマンを追いかけたら、いにしえの情緒あふれる博多旧市街へ出かけてみませんか。中世における日本最大の貿易港湾都市として栄えた博多旧市街には、うどん・そばの発祥の地と言われている「承天寺」をはじめ、東長寺や櫛田神社などたくさんの寺社が存在し、博多・福岡を代表する観光名所として人気を集めています。
そんな博多旧市街エリアに、「令和」スポットが登場!
寄り道したいグルメスポット「西門蒲鉾本店~令和かまぼこ~」
散策の前後に小腹を満たすなら、大正2年創業の老舗かまぼこ店へ。
聖福寺の西門にあることから名づけられた「西門蒲鉾本店」では、博多の伝統かまぼこから揚げ物、祝い蒲鉾として親しまれてきた春冠に加え、メッセージや絵柄を入れた「オリジナル蒲鉾」も長年の人気メニュー。
そのオリジナル蒲鉾の新作として、今春の改元を受けて誕生したのが「令和」かまぼこ!
「梅花の宴」にちなみ、梅の花をかたどったピンク色の蒲鉾に、「令和」の文字を載せた可愛らしい一品は、博多名物をつまみながらの散策中、会話が弾みそうです。
蒲鉾の主材料は、東シナ海で獲れる蒲鉾に最適な魚イトヨリダイ、水は麦飯水で加水し、職人が伝統の製法を守って一本一本手作り。
「卵白を使わない昔ながらの作り方なので、卵アレルギーのあるお子さんを持つご家族をはじめ、お誕生日やお祝い事用に注文を受けて作る“かまぼこケーキ”も喜ばれているんですよ」と話してくれたのは、4代目を継ぐ野田彩代さんです。
「平成は災害も多い年でしたから、和を大事に、優しく良い時代になってほしいという想いを込めて作りました」と、笑顔で語ってくれました。
店舗:西門蒲鉾本店
住所:福岡市博多区上呉服町5-172
電話番号:092-291-2466
営業時間:9時30分~18時30分
定休日:毎週火曜日、第2日曜日
西門蒲鉾本店の詳細はこちら
酒飲みの旅人を偲んで、旅のフィナーレは博多の夜を満喫!
ところで、大伴旅人が酒好きだったことをご存知でしょうか。
「なかなかに人とあらずは酒壺に 成りにてしかも酒に染みなむ」(巻3・343)
「中途半端に人間でいるよりは酒壺になって酒に染みていたいものだなあ。」
「世の中の遊びの道に楽しきは 酔ひ泣きするにあるべかるらし」(巻3・347)
「世の中にはいろいろな遊びがあるが、酒に酔って泣くことに勝るものはない。」
といったように、旅人は万葉集の中で酒を讃えるかのような歌を数首詠んでいます。
真から酒豪だったのか、はたまた京から遠く太宰府にいて、酒に染みている己の境遇を嘆いていたのか定かではありませんが、いずれにせよ、「令和」を生み出した大伴旅人の歌や、万葉集を肴に、博多の歓楽街や屋台でご当地グルメと地酒を!福岡を終日楽しみつくしてみてはいかがですか?
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GW期間中の令和イベント
①福岡タワー「特別イルミネーションの点灯」
「平成」から「令和」へと時代が変わる歴史的な日を祝して、日本の国旗をイルミネーションで表現。そのほか、イルミネーションのほか改元の記念となるフォトスポットや記念スタンプなども期間限定で登場します。
場所:福岡市早良区百道浜2-3-26(シーサイドももち)
期間:4月27日(土曜日)〜5月6日(月曜日)
時間:19時00分〜23時00分
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②はかた伝統工芸館「 新元号『令和』記念 博多人形特設コーナー設置」~博多人形節句人形~
博多人形師17名による節句人形約40点を展示・販売。特設コーナーでは、新元号「令和」にちなんだ万葉集歌人「大伴旅人」「大伴家持」「山上憶良」の 博多人形を展示します。
場所:はかた伝統工芸館1階(博多区上川端町6-1)
期間:4月18日(木曜日)~5月7日(火曜日)
時間:10時00分~18時00分※最終日は17:00まで
電話:092-409-5450
主催:博多人形商工業協同組合
※5月9日以降も令和関連の博多人形展を予定
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