福岡アジア美術館第19回アーティスト・イン・レジデンスの成果展「ダイアローグー交信する身体」
開催終了2023年度の福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンス事業(第Ⅰ期)には、山本聖子(福岡)、清水美帆(東京)、ジン・チェ&トーマス・シャイン[チェ+シャイン・アーキテクツ](アムステルダム)が参加しました。この3組のアーティストたちは、福岡でのレジデンスのなかでさまざまな場所を行き来し、ここで出会った人々の思いや歴史と交信したり、自分自身と向き合いながらダイアローグ(対話)を深めてきました。本展ではその成果を立体作品や映像を用いたインスタレーションとして発表します。
■ジン・チェ&トーマス・シャイン(チェ+シャイン・アーキテクツ)
2023年アーティスト・イン・レジデンス招聘作家(招聘期間7/18~9/18)。
2003年設立。光を巧みに用いた作品や人型の送電線など、これまで大型のパブリックアートを数多く手掛けてきたアーティストユニット。近年ではレース編みされた立体作品を屋外や川の上に設置し、公共空間へ詩的な介入を試みている。
福岡では100人以上の市民とコミュニケーションを重ね、大型のインスタレーションを旧舞鶴中学校の体育館内に共同制作する。
【会場】Artist Cafe Fukuoka体育館(福岡市中央区城内2-5)
【日時】
・9月16日(土)~10月22日(日)11:00-17:00(※期間中、金・土・日・祝日のみ開場)
※入場は終了30分前まで
【展示内容】インスタレーション
■清水美帆
2023年アーティスト・イン・レジデンス招聘作家(招聘期間7/10~9/27)。
ライブイベントや映像作品の舞台セット、衣装などを手がけてきたアーティストで、近年は、夢、人形劇、凧(たこ)などをテーマに、地域コミュニティや専門家との交流を重ねている。福岡ではベトナムの職人と制作した「凧」を出発点に、九州の伝統的な凧文化をリサーチし、人々との出会いやストーリーを反映した作品を制作する。
【会場】
(1)Artist Cafe Fukuokaスタジオ(福岡市中央区城内2-5 )
(2)福岡アジア美術館アートカフェ(福岡市博多区下川端町3-1)
【日時】
(1)9月16日(土)~9月24日(日)11:00-17:00(※9/19は休み)
(2)9月16日(土)~10月22日(日)9:30-19:30(※金・土曜日は20時、水曜日休館)
【展示内容】凧や資料によるインスタレーション
■山本聖子
2023年アーティスト・イン・レジデンス招聘作家(招聘期間7/4~9/27)。
1981年生まれ。
子ども時代を過ごしたニュータウンでの生活や違和感から、表現を立ち上げてきたアーティスト。福岡では、これまで関心を持ちつづけてきた「鉄」や「団地で育った身体」をテーマに、明治以降の産業近代化についてリサーチし、人々の身体性が時代とともにどのように変容してきたのかを映像インスタレーションとして発表する予定。
【会場】
(1)Artist Cafe Fukuokaギャラリー(福岡市中央区城内2-5 )
(2)福岡アジア美術館ロビー(福岡市博多区下川端町3-1)
【日時】
(1)9月16日(土)~9月24日(日)11:00-17:00(※9/19は休み)
(2)9月16日(土)~10月22日(日)9:30-19:30(※金・土曜日は20時、水曜日休館)
【展示内容】映像インスタレーション、平面作品