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イベント情報

白神典大のうつわ展「ぶどうの灰でグラスをつくる」~アートスペース油亀企画展【ÉCRU (エクリュ)】2023年

大濠・六本松エリア

ぶどうの剪定枝の灰から生まれたグラス作品の数々を展示する展覧会。

廃棄されるはずだったぶどうの剪定枝の「灰」に着目した展覧会。

廃棄されるはずだったぶどうの剪定枝の「灰」に着目した展覧会、白神典大のうつわ展「ぶどうの灰でグラスをつくる」。主に岡山市のギャラリーでうつわ作品の企画展を開催している『アートスペース油亀』が初めて九州で企画・開催する展覧会です。

ナチュラルワインの醸造家として国内外から注目を集めるGRAPE SHIPの松井一智さんから譲り受けたマスカット・オブ・アレキサンドリアの剪定枝の灰が、ガラス作家の白神典大さんの手で有機的なかたちのグラス作品に生まれ変わり、この展覧会のために特別に制作した希少な作品が約100点登場します。

「ぶどうの灰でグラスをつくる」の背景

SDGsが浸透する前の2015年、果樹を育てる農家を訪れた際、果物づくりに必須の「剪定」で切り落とされた枝がそのまま燃やされ廃棄されていることに気づきました。

油亀は、古来から植物の灰を使い世界に類をみない作品を生み出してきた日本の職人たちを信じ、廃棄されるはずだった剪定枝の灰を回収。

各地の陶芸家やガラス作家に届ける「リハイクル」活動を行い、作品制作の依頼や展覧会を開催してきました。

本展の開催地福岡県は、日本のガラス史を紐解けば名前が挙がる非常に重要な土地。この地での開催は、その歴史に新たな一歩を刻むことになるでしょう。

また会場のÉCRU (エクリュ)は、ナチュラルワインとフレッシュコーヒーが朝から深夜まで楽しめる場所であり、ぶどうの灰から生まれたグラスを楽しむにはこの上ない空間。

灰の可能性、ガラスの可能性、その魅力を存分に伝える、二日間だけの展覧会をぜひお楽しみください!

◆アーティスト・プロフィール

白神典大/Shiraga Norihiro

岡山県倉敷市在住
1979年 倉敷市に生まれる
2002年 倉敷市芸術科学大学・芸術学部 工芸学科ガラス工芸コース卒業
2003年 倉敷市に吹きガラス工房 Glass Ten Studioを築炉

ガラスに生命を吹き込むかのように息を吹き、カタチを生み出す吹きガラス。
その作り手として第一線で活躍しているのが白神典大(しらが のりひろ)だ。
油亀から受けとったぶどうの木々の灰を使い、この展覧会のためだけに制作した特別なグラスを発表。
1300度の熱を発する炉の前で、一心不乱に吹き続けることから生まれる作品は、我々の暮らしに唯一無二の彩りと輝きを、そっと添えてくれる。

◆展覧会の会場 ÉCRU について

朝から深夜まで営業。フレッシュコーヒーとナチュラルワインが主役、街角に佇むÉCRU (エクリュ)。
一日に何度でも足を運んでしまうお店の二階を会場に、アイスコーヒーとワインにぴったりなグラスを展示販売します。→ ÉCRU(Instagram)

◆展覧会について

「ぶどうの灰でグラスをつくる」と「リハイクル」

マスカット・オブ・アレキサンドリア。
エジプトを原産とするこのぶどうは波濤を越えて、日本に渡来。試しに一粒味わえば、芳香優美、風味佳麗。さらにはぶどう酒、ワインとなれば、これぞ甘露と膝を打つ。

しかしながら、そのような逸品はほんのひとにぎり。
その稀有な生産者が、岡山県にぶどう畑と醸造所をかまえるGRAPE SHIPの松井一智さんだ。

最高のぶどうを生み出すために、生育過程で必須となるのが木々の「剪定」。切り落とした枝は燃やして灰として捨てられていたのだが、油亀はこの点に着目。「リハイクル」と銘打ち灰を回収。全国の作り手に届け、作品制作を依頼、展覧会を開催してきた。

そして2023年の夏、満を持して、県外へ。
日本のガラス史を紐解けば、重要な地として名前があがる福岡県にて初披露。ガラス作家の白神典大さんが、本展のためだけにぶどうの灰でグラスを制作。希少な作品、約100点が登場する。

コーヒーとワインを愛する人々が集うÉCRUにて全貌を現す様は、夏の夜の花火のように煌めくことだろう。

ぶどうの灰でつくるグラスの特徴

今回の展覧会に向けて、作品の研究を重ねていたときに、ぶどうの灰が思いがけず次のような反応と発色をすることを発見しました。
1300度のガラスの炉(るつぼ)に、ぶどうの灰を直接投入。投入直後から30分以内にガラスをすくい上げて、吹きガラスでカタチにすると、鮮やかな黄色が発色。
投入後、30分から60分の間、ガラスの炉のなかの成分を混ぜ続けると、クリアな緑色が発色。
さらに、60分を超えて混ぜ続けてみると、ぶどうの灰が反応を進めて、青色を発色します。
ガラスの中には、ぶどうの灰がもともと大地から吸い上げたミネラルなどの成分も雑味として含まれ、熱する時間が短いほど大きく黒や茶色の有機的なカタチのつぶとして残ります。
今回の展覧会では、上記のそれぞれの状態を活かして作り上げたワイングラスなどを展示販売いたします。

出品作品の内容と点数

日本のナチュラルワインを牽引する醸造家、GRAPE SHIP松井一智さんが育てたマスカット・オブ・アレキサンドリア。

その剪定木を燃やした灰を使い、このぶどうだからこそ生まれる色合いを湛えたワイングラスを中心に約100点の作品が登場します。
※作品はすべて展示販売いたします。

GRAPE SHIP(グレープシップ) 松井一智(まついかずのり)プロフィール

GRAPE SHIP株式会社代表、ヴィニュロン(ブドウ栽培兼ワイン醸造農家)。
関西でフレンチシェフとして働いている際に、ワインと料理の研究のため渡仏。現地でナチュラルワインの世界を探求、感銘を受ける。
帰国後、醸造家になることを目指し、地元岡山県倉敷市船穂町で130年の歴史を誇るマスカット・オブ・アレキサンドリアの生産を学ぶ。2012年新規就農。2017 年ワイン醸造家の大岡弘武さんのワイナリー立ち上げに従事。同年、ワイン用のマスカット・オブ・アレキサンドリアの収穫に成功。2019年初めてのナチュラルワイン「M」が完成する。2021年GRAPE SHIP株式会社を設立し、醸造所が完成。自社醸造開始。

GRAPE SHIPについて

岡山県倉敷市船穂町産のマスカット・オブ・アレキサンドリアから自然派ワイン(ナチュールワイン)を作る醸造所(岡山県倉敷市船穂町)。→ GRAPE SHIP 公式サイト

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