エモーショナル・アジア 宮津大輔コレクション×福岡アジア美術館【福岡アジア美術館】2022年
開催終了 中洲川端エリア1990年代以降、グローバル化と経済発展の波の中で、国際的に活躍するアジアのアーティストが続々と登場し、現代におけるアジアのアートは世界的な潮流のひとつとなっています。
本展は、1990年代から国内外の現代アートを蒐集し、現在では日本のトップコレクターのひとりとして知られる宮津大輔氏のコレクションと当館所蔵作品を組み合わせ、現代のアジアの姿を映した東アジア、東南アジア地域の45作家の作品を紹介する初めての試みです。本展は、「1.ここで生きる私/Life(ライフ)」「2.私の身体をおおうもの/Body(ボディ)」「3.私が私であること/Identity(アイデンティティ)」「4.私たちの現在(いま)、そして過去から未来へ/History(ヒストリー)」という4つの章で構成されており、会期中は福岡市内各所でアジアの現代アートに気軽に出会えるサテライト展覧会も開催します。
メイン会場・アジアギャラリー展示構成
●第1章 ここで生きる私/Life
アジア各地で生活する 人々のリアルな日常を、 温かな眼差しで、 ときにシビアに、 ときにユーモラスに表現した作品を紹介。
●第2章 私の身体をおおうもの/Body
身体そのもの使った表現を通して作者の決意や社会に対する疑問を投げかける 作品に着目する 。
●第3章 私が私であること/Identity
LGBTQ+の当事者の表現やジェンダー問題に取り組んだ作品に着目し、 アジア作家のアイデンティティに対する表現を追う。
●第4章 私たちの現在、 そして過去から未来へ/History
自国の歴史や現代の政治や環境などの社会問題などをテーマにしながらも 、 未来を展望しようとする作品を紹介。
宮津 大輔/Miyatsu Daisuke
アートコレクター。横浜美術大学教授、森美術館理事。2022年よりFaN Week (“Fukuoka Art Next” Week)チーフディレクターに就任。広告代理店、上場企業の広報・人事管理職を経て現職。1994年来、企業に勤めながら収集したコレクションや、アーティストと共同で建設した自宅が、国内外で広く紹介される。『アート×テクノロジーの時代』、『現代アート経済学』(光文社新書)や『現代アートを買おう!』(集英社新書)など著書多数。
サテライト展覧会
●ボートレース福岡×チェ・ジョンファ
ボートレース福岡の芝生広場では韓国の美術作家チェ・ジョンファによる巨大なバルーンの作品を、東スタンドではバングラデシュの華やかなリキシャを展示します。
会期|9月23日(金・祝)~10月30日(日)間のレース開催日
入場料|100円 ※本展チケットを購入された方には、美術館アジアギャラリー入口でボートレース会場入場無料券を配布します。
特別協賛|ボートレース福岡
※開場日時についてはボートレース福岡HPをご確認ください。
アクセス|福岡市中央区那の津1-7-5 ※地下鉄天神駅(東a1出口)から徒歩約10分
【関連イベント】
①「親子で楽しむ★親子アートワークショップ」
②「アジアの絵本の読み聞かせ」
日時|10月9日(日)、10月16日(日)
時間|①11:00-15:00、②13:00-13:30 ※①②ともに予約不要
会場|①ROKU、②女性こどもルーム
●幻住庵×ヒルミ・ジョハンディ
仙厓和尚が余生を過ごした風情ある空間で、シンガポール気鋭の作家ヒルミ・ジョハンディによる映像インスタレーションを展示します。
会期|9月27日(火)~10月10日(月・祝)※入場無料
開場時間|10:00-17:00
アクセス|福岡市博多区御供所町7-1
※地下鉄祇園駅(1番出口)あるいは呉服町駅(5番出口)から徒歩10分。福岡アジア美術館から徒歩約15分。
●吉塚市場リトルアジアマーケット
×アジア現代映像セレクション
「アジア」に特化して共生の街づくりに取り組む吉塚市場リトルアジアマーケットで、アジア各国の多様な社会や文化を映し出す映像作品を上映します。
会期|9月23日(金・祝)~10月6日(木)※入場無料
開場時間|10:00-17:00 ※最終日10/6(木)は15:00まで
アクセス|福岡市博多区吉塚1-14-6-1F
吉塚市場リトルアジアマーケット内アジアンプラザ
※JR吉塚駅から徒歩約5分