劇団ショーマンシップ創立25周年記念公演!ロック版唐人歌舞伎 THE NIWAKA~博多の町の芸処~【博多座】【市民檜舞台の月】2019
開催終了 中洲川端エリア『博多にわか』という伝統的な芸能を、これまで培われてきた伝統を継承しつつも、新しい時代のエンターテインメント『THE NIWAKA』として、博多座にて華やかに上映!
福岡市中央区唐人町商店街の中にある”甘棠館Show劇場”を拠点に、九州を中心に・TV・ラジオ等幅広く 活動を続ける「劇団ショーマンシップ」が創立25周年記念と博多座20周年を記念してロック版唐人歌舞伎を興行します。
【公演概要】
昭和5年(1930年)馬出にあった博多座は20周年を迎えようとしていた。
素人芸から始まり、次第に職業化が進んでいた博多のにわか師達は、博多座での興行を申し込もうとする。
しかし、博多座側は「にわかなんて素人芸を、劇場で興行させるわけにはいかん」と断る。
東京や大阪から来る歌舞伎や有名な劇団以外は、客が呼べない、採算が取れないからと上演の許可をおろそうとしなかった。
当時、自らを「博多にわかの総帥」と名乗っていた生田徳兵衛はその一言に激怒。
「東京や大阪もんの芸に、負けてられんめえもん」と息巻く。
自分たちの芸を直接見て判断してくれと、博多座に乗り込んでくる。
にわか師達は、にわかだけでなく様々な芸を組み合わせる事によって、博多座公演の権利を勝ち取ろうと奮闘するが・・・。
明治43年から昭和36年まで、現在の東公園付近にあった博多座を舞台に、芸処と呼ばれた博多の町で
東京や大阪へのコンプレックスを抱えながら、芸の在り方に悩むにわか師達の葛藤を
段物にわかとして博多座20周年の年に上演する。
昭和初期に上演された博多の伝統芸能、博多にわかの段物を現代風にアレンジ。
芝居だけではなく、歌、踊り、笑いと福博で芸事を続ける人達で、博多座20周年を勝手に祝福。
【劇団ショーマンシップ・プロフィール】
創立25周年を迎え、劇団員20名と提携スタッフにより、時代劇からファミリーミュ ージカルと幅広く作品を展開。
地元の歴史を掘り起こした時代劇、筑前亀門烈伝シリーズ、唐人歌舞伎シリーズは時代劇ファンのみならず、 若い世代にも好評を得ている。
学校の芸術鑑賞作品にも積極的に参加し、文化庁の巡回公演事業に採択され、その活動は九州だけにとどまらず 全国に活動の場を広げている。(2006年度・2008年度「本物の舞台芸術体験事業」、2010年度「子どものための優れた舞台芸術体験事業」、 2011年度・2012年度・2013年度「次代を担う子どもの文化芸術体験事業」)。
2013年2月には、東京・大阪・沖縄からインプロ集団を招き、インプロ(即興演劇)フェスティバルを開催するなど、新しい試みにも 精力的に取り組んでいる。