吉井宏平展「Passages of time」【アートギャラリー・アートプロGALA/福岡市美術館】福岡市出身在住の画家・吉井宏平氏の都市風景画
開催終了 天神・薬院エリア吉井宏平展「Passages of time」
・アートプロGALA(福岡市中央区舞鶴1-3-31ハイラーク舞鶴南側1F)
・2019年6月18日(火曜日)〜7月20日(土曜日) 12時〜18時
福岡市中央区舞鶴のアートギャラリー「アートプロGALA」にて、福岡出身の洋画家・吉井宏平さんの個展を開催。
時刻によって変化する景色、そして時代によって移り変わる社会や世の中のあり方を都市風景画というスタイルで描き続ける吉井さん。その作品の前に立つと、かつて過ごした時代への郷愁や愛着と同時に、これから先の時代に対する不確かさや危うさなど、様々な感情が湧き上がってきます。
福岡市立福翔高校の美術教諭でもある吉井さんが、一人のアーティストとして追い求める孤高の心象風景。その奥深い世界をぜひ会場にてご覧ください。
■吉井宏平さんの制作コンセプト(公式HPより抜粋)■
私は、社会の世相を表した芸術表現のひとつに都市風景画があると考えている。
かつて、19世紀ヨーロッパでは印象派の画家たちが近代化するパリの様子を描き、明治期の日本においては高橋由一が近代化する東北の都市の姿を、太平洋戦争期の1940年代には松本竣介が戦時中の東京の都市風景を描いた。
それぞれが、その時代の記録であり同時に作家たちの心象や現実を表している。
私自身も都市をテーマに描いているが、とりわけ、シャッター街や廃屋などの寂れていく地方都市の現状を多く描いてきた。そこには、かつて人間が生活していた営みの痕跡を見る事ができ、私はそこから、現代に生きる人達が失っていったなにか大切なモノを感じる。
多くの都市風景画がそうであったように、私は、自身の描く都市風景画に私の生きた社会の現実、そして、その社会の中で生きる私の心象を表現したいと考えている。
― 吉井宏平 ―
【関連情報】
Compilation Kohei Yoshii Exhibition “2010-2019”
福岡市美術館市民ギャラリーにて画家としての歩みを一堂に展示。
・2019年7月2日(火曜日)~7月7日(日曜日) 9時30分~17時30分
※入場は閉館の30分前まで
※7月5日(金曜日)・6日(土曜日)は20時まで
・福岡市美術館 市民ギャラリーA (福岡市中央区大濠公園1-6)
・入場無料