新元号記念特別企画「令和」【九州国立博物館】
開催終了 福岡市近郊エリア
新元号「令和」が太宰府に縁のある万葉集巻五の「梅花の歌三十二首」の序文から選ばれたことを記念して、太宰府の歴史・文化を国内外に向けて紹介する特別企画「令和」を開催します。
本企画では、大伴旅人が主催した「梅花の宴」につながる『歴史』と『交流』をキーワードに、それらの重層的な繋がりに着目します。まず『歴史』では、大伴旅人が大宰帥として赴任する背景を「筑紫君磐井の乱」に始まる、大伴氏と九州の繋がりから解説します。続いて『交流』では、太宰府の文化的側面を遣隋使・遣唐使の役割から説明し、「梅花の宴」と漢籍の関係を紹介します。
■展示テーマ
I:「筑紫君磐井の乱」と大伴氏
主な展示作品
・【重要文化財】岩戸山古墳出土石製表飾(石人)
・チブサン古墳出土石製表飾(石人)
・中ノ城古墳出土超大型円筒埴輪
II:大伴旅人と大宰府
主な展示作品
・『万葉集』巻五
・【重要文化財】大宰府政庁跡出土鬼瓦
・木簡「大伴部」(復元品、原品:重要文化財)
・白玉帯
III:律令制文書の展開 *期間:6月11日(火曜日)~8月4日(日曜日)
主な展示作品
・【重要文化財】太政官符(大伴家持、自著)
IV:万葉筑紫歌壇と遣唐使
主な展示作品
・遣唐使船復元品(漢籍、香木、琵琶袋、真綿等)
V:水城の別れ
主な展示作品
・水城復元模型
・大宰府政庁南門模型