『クイーンビートル』試乗レポ ゆったりとした空間で乗り心地抜群!
2020年12月3日福岡〜釜山間に就航予定の新型高速船『クイーンビートル』が、10月15日午前11時頃に博多港へ到着しました。11月27日に内覧会と試乗会が開催され、よかなびチームも参加しましたので、『クイーンビートル』の船内の様子をご紹介します!『クイーンビートル』は「夢・ロマン・情熱」を表現した赤色のボディに、3層デッキ。全長は、83.5mあります。定員は502名で、現行のビートルに比ると乗客数は2.6倍になります。中型高速旅客船としては、世界初の80mクラスのトリマラン(三胴船)の客船の就航になります。
では、さっそく乗船して出発!
メインデッキ(1階)
「広い!明るい!高級感!」乗船したら所々で感嘆の声が出ました。メインデッキ(1階)はスタンダードクラス席で348席があります。足もとは、余裕のある104cmの座席間隔があり、移動時間を快適な寛ぎで過ごせます。隣はブース席4人個室になっており、家族や友達などのグループで楽しめる座席になってます。
スタンダードクラス席両側の一番前は一人席になっていて、オーシャンビューを存分に楽しめる、おすすめの席です!また、キッズルームや授乳室も完備。長い船旅でも子供達も飽きずに遊べます。
1階の共有ラウンジは自由に利用できるので、カフェ&バーで軽食を買って、指定席と違う場所でリラックス!
アッパーデッキ(2階)
アッパーデッキ(2階)には、ビジネスクラスの座席があります。「客席A」と「客席B」の2種類のシートがあり、どちらも140cmのシートピッチがあってゆったり。特に「客席A」はシートが後ろにリクライニングにすると、セミプライベートな感じの空間になり、一人の時間も、友達とおしゃべりも両方楽しめます。
ビジネスクラス乗客の方だけが利用できるキオスクもあります。福岡発便では、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」に食事を提供している、大分の創作料理店「方寸」監修によるオリジナルサンドを提供する予定だそうです。
ビジネスクラス専用のパウダールームでは、よく見たら3種類の光が用意されていて、女性に嬉しいサービスです!
デッキ(3階)
『クイーンビートル』の3階では、外の展望デッキに出ることもできます。こちらは自由に利用できるエリアです。海風を感じながら、遠く百道浜の景色も眺めることができ、船旅ならではの醍醐味を楽しめます。他には、船内に自転車置き場が設置されていて、サイクリング好きの人は、自分の自転車を持ち込めます。釜山で自転車旅行がより簡単に楽しめますね。
船内にはスロープもあり、楽々に違う階に行けます。
ショッピング好きな人には、『クイーンビートル』グッズや様々な商品など、選りすぐりの免税品を揃えた免税店もあります。乗船中は、シートベルト着用が不要で自由に歩き回れます。船内で所々に飾られた『クイーンビートル』デザイナー水戸岡鋭治さんのアート作品を鑑賞するのも一つの楽しみです。『クイーンビートル』のコンセプトは「移動そのものを楽しむ旅へ」。
今回は短い試乗時間でしたが、乗り心地抜群で、快適な航行を楽しめました。
今回ご紹介した『クイーンビートル』の就航日は新型コロナウイルスの影響で現在のところは未定ですが、少しでも早くコロナウイルスの感染が落ち着いて、『クイーンビートル』が就航してくれることを願っています。その際には、ぜひ皆さんも『クイーンビートル』の船旅を楽しんでみてください。
『クイーンビートル』試乗会の様子を動画でもご紹介しますので、こちらもぜひご覧ください。