×
当サイトでは、Cookieを使用して利用者の体験を向上させています。 閲覧を続行する場合は、当サイトでCookieの使用に承諾いただいたことになります。
詳細については、プライバシーポリシーをご覧ください。
同意する

FEATURE OF YATAI

屋台特集記事

楽しみ上手な客になる! 組合長と一緒に、「屋台をたのしむ十のよか」を作りました

一見さんも観光客も、気楽に楽しめる屋台づくりのために。屋台の未来を考える福岡市では、天神屋台組合の組合長と副組合長と一緒に、初めての人が知っておく屋台のルールを取り決めました。その名も、「屋台を楽しむ、十のよか」。お二人に、改めて解説していただきました。

昭和31年創業の老舗屋台「白龍」の大将・佐藤光義組合長(左)と、糸島産素材が人気の屋台「なんしようと屋」の大将・西田芳信副組合長(右)

—こんにちは。今回は、組合長と副組合長お二人の力をお借りして、屋台を楽しむルールを決めていきたいと思います。率直なご意見を聞かせてくださいね。まずは、こちらから。

 

一、開いとってうれしかぁ、ぐらいがよか

営業時間は午後6時半~深夜0時前後が平均的ですが、店舗によってまちまち。雨など天候によっては臨時休業もあるので、心配なら事前に電話を。ただし席の予約はできません。

佐藤:屋台は天候に左右されちゃうからね。電話自体はウェルカム。5時ぐらいから、かけてもらって大丈夫です。

西田:席を何時間も確保しておくのは難しいけど、「今から10分後に、3人で行きます」とかはOKだからね。気軽に電話してください。

 

二、トイレは済ませとくとがよか

屋台内にトイレはありません。なるべく事前に済ませておきましょう。大将に訊けば、近くの公衆トイレや提携するコンビニ等を案内してくれます。

佐藤:これも大将に聞いてもらうのが一番かな。

西田:コンビニを案内されたら、そこは事前に話しを通している店だから、トイレも堂々と借りて大丈夫。

 

三、メニュー表の金額は見とくがよか

メニュー表には料金が明示されています。お店によってはお通しやワンオーダー等のルールもあるので、心配なときは入店時や注文前に確認しましょう。

西田:昔は「時価」しか書いてないところもあったけど、今は禁止。

佐藤:お通しなんかも、店によって違うけど、わからなかったら聞いてくれればいいから。

西田:「初めて来たんですけど、どう注文したらいいですか?」って正直に言ってくれると、一番やりやすいね。

—注文の仕方で、他にルールはありますか?

佐藤:グループだったら、ある程度まとめて注文してくれるとありがたいね。

西田:串は何本かまとめるとか。その方が早く出せるんでね。

佐藤:食べたいものを頼んでくれればいいんだけど、手がかかるものもあるから、すぐに出せるものとうまくバランスを見て頼んでもらえると、助かるね。

最初はおでんなど、すぐに出せるものを注文して、焼き鳥やラーメンなど時間がかかるものが出てくるのを待つのが、デキる客です。

 

四、生ものは食べれんけど、よか?

食品衛生法により、屋台での生ものの提供は禁じられています。お刺身や生野菜がないのもそのため。おでんや焼き鳥など、火を通した名物を味わってください。

佐藤:これは申し訳ないけど、ルールだからね。

西田:安全面に配慮してのことなのでね。福岡はお刺身もおいしいから、店舗で食べてくるといいよ。

 

五、席はゆずりあうとがよか

せまい店内だから、席はゆずりあいの精神で。大人数での来店や、食べ終わった後の長居も控えましょう。屋根の外での立ち飲みも、いけません。

佐藤:屋台は一席が貴重で、一席の売上がその日の売上を決めるからね。席に荷物を置かれちゃったり、人が座れなかったりすると、困っちゃう。

西田:席を譲り合うと、自然なきっかけで隣の人とやりとりが生まれるでしょ? 話もできるからね。ぎゅうぎゅうに詰めて座ってワイワイとやるのも、屋台の楽しさの一つかなと思うよ。

 

六、わからんことは大将に話しかけるのがよか

わからないことは、大将や女将に積極的に訊いてみましょう。「今日のオススメは?」「すぐ出せるものは?」でもOK。ただ、忙しそうなときはタイミングをはかって。

佐藤:これは本当にそう。怖がられちゃうこともあるけど、大将はどこの店も優しいよ。

西田:大将の目の届かないところで何かされるのが、一番困ること。わからないことは、先に聞いてくれればいいんだから。

「西田さん、コワモテだからお客さんが聞きにくいんじゃないの?」「そんなことないですって(笑)」。普段から仲良しのお二人。

 

七、会話が弾むとよかねぇ

屋台の楽しさは、コミュニケーション。スマホは脇に置いて、居合わせたお客さんとの会話を楽しみましょう。一人で来ても大丈夫、大将が会話のきっかけを作ってくれることも。

佐藤:うちには出張族の人がよく来てくれて、帰った後にも、福岡に立ち寄るたびに毎回来てくれるようになって。嬉しいよねぇ。

西田:県外から来てくれた人も、その日のお客さんとの会話が楽しかったみたいで、わざわざ手紙をもらったりね。その人は、毎年年賀状のやり取りもしてるよ。

—いいですね。

佐藤:屋台での思い出が、そのまま福岡の思い出になるから。

西田:福岡の良さは人の良さ。それを一番感じられるのが、屋台ですね。

 

八、荷物の管理は気をつけたがよか

お手回り品には十分気をつけて。荷物は隣席や席の後ろ側に置くのではなく、足元や膝の上に。キャリーバッグなど大きな荷物がある場合は、大将に一声かけましょう。

佐藤:最近はひったくりもあんまりないけど、用心はしてほしいですね。

西田:屋台は路上だってことを意識して、外にはものを置かないように。

 

九、お酒はほどほどがよか

おいしいからって、飲みすぎてはいけません。トラブルを起こしてしまったら、せっかくの楽しい気分も台無しです。酔ってきたなと思ったら、夜風に当たって酔い冷まし。

西田:これもね、昔はめちゃくちゃなお客さんもいたけど(笑)、今は少なくなりましたね。

佐藤:女性客も多くなって、喧嘩とか大きなトラブルはほとんどなくなりました。

西田:酔いつぶれてるのにまだ飲みたがるお客さんには、水しか出さなかったり、こっちも対策しますからね。

佐藤:僕なんか、他のお客さんに迷惑がかかりそうだったら、帰しちゃうこともあるから。みんなが居心地よくいるためには、時には厳しく、ね。

 

十、いろんな屋台ばたのしめばよか

ラーメン、天ぷら、うどんなど、屋台によって得意な料理は違います。

いろいろな屋台をハシゴして楽しみましょう。大将に訊いてみるのもOK。

西田:結局、出会いが一番だから。いろんな屋台をめぐったらいいと思いますよ。僕らも人に恵まれて、ずっとやってきましたからね。

佐藤:常連さんが来て、「おかえり」って迎えてあげられるのが、こっちも嬉しいんですよ。

西田:「あの人が今日も来るかな」って思うと、頑張って店を開けようって思うし。

佐藤:店舗とは違う、距離が近いアットホームな屋台の雰囲気を、ぜひ楽しんでほしいですね。

 

―本日はどうもありがとうございました!

笑い声に溢れる店内。十ヶ条をよく読んで、早速のれんをくぐってみよう!

屋台ご意見箱

皆さんの声で屋台をもっと楽しく、もっと身近に。
屋台に関するご意見、どしどしお寄せください!

屋台に関して意見を伝える
エリアガイド
目的から探す
観光スポット情報
体験型コンテンツ
観光ツアー情報
イベント情報
屋台情報
福岡を楽しむ
特集
観光モデルコース
福岡の巡り方
福岡グルメ
福岡みやげ
福岡の祭り
福岡のアート
福岡のナイトタイム
博多旧市街セレクション
福岡サステナブル
ツーリズム
福岡・北九州の旅
福岡と大分を楽しむ旅
福岡を知る
お知らせ
福岡の魅力
博多旧市街
FUKUOKA EAST
& WEST COAST
福岡城・鴻臚館
RIVER FRONT NEXT
観光エリアガイド
観光カレンダー
観光PR動画
Fukuoka360°
福岡検定
交通情報
交通機関
市内交通ガイド
アクセスガイド
お得なチケット
旅の実用情報
観光案内所
両替・ATM
Wi-Fi情報
緊急時の連絡先
観光マナーとルール
宿泊税
災害情報