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テレビ西日本開局六十周年記念 特別展「王羲之と日本の 書」【九州国立博物館】

福岡市近郊エリア

国宝26件!書の至宝の数々が九博に集結!

 日本人と文字の本格的なかかわりは、1300年以上前の奈良時代にさかのぼります。
 当時憧れの手本は、中国4世紀の王羲之(おうぎし)の書でした。その肉筆はすべて失われましたが、唐時代に精密に再現された至高の複製が、王羲之の書の真価を今に伝えています。本展では、書聖と呼ばれた王羲之を源泉とする日本の書の豊かな流れをご紹介します。

第1章 王羲之へのあこがれ

 7世紀・中国唐時代、当時最も尊重・愛玩された書が4世紀・東晋時代の王羲之の書であった。唐の皇帝太宗は、中国全土の王羲之の肉筆を収集し、その精巧な摸本を作らせた。奈良時代、日本にも遣唐使によってその一部が将来された。以後、日本人の書法の師(手師(てし))として尊敬された王羲之は、日本の書の源流であり根幹となった。平安時代初期、入唐した空海・最澄らは唐時代の書の文化を吸収して帰国。8〜9世紀の日本は、唐時代の文化と書法に強いあこがれを抱き、王羲之を頂点とする漢字書法の吸収に邁進した時代であった。
【主な作品】
「喪乱帖」原跡 王羲之筆(宮内庁三の丸尚蔵館)、国宝「孔侍中帖」原跡 王羲之筆(東京・前田育徳会)、「妹至帖」原跡 王羲之筆(九州国立博物館)、国宝「久隔帖」最澄筆(奈良国立博物館)、国宝「灌頂歴名」空海筆(京都・神護寺)、国宝「光定戒牒」嵯峨天皇筆(滋賀・延暦寺)

第2章 和様の書と平仮名の完成

 9世紀後半、漢字の草書体から「平仮名」が誕生した。それまで日本人は固有の文字をもたず、漢字の音訓をあてて日本語の音や語感を表記したが、平仮名によって思考や心情に添って日本語を書き表すことが可能となった。その後10世紀初頭に物語や随筆などの王朝文学が隆盛するとともに、仮名の書きぶりはさらに洗練されていった。一方、10〜11世紀には、王羲之を源とし、当時の美意識を加えた書法が、三跡(小野道風・藤原佐理・藤原行成)によって確立される。穏和な字姿の「和様」の書である。曲線的な筆遣いを特徴とする書きぶりの漢字は平仮名と相性が良く、以後、漢字仮名交じり文は、日本語表記に不動の地位を築くこととなった。
【主な作品】
国宝「寛仁本白氏詩巻」藤原行成筆(東京国立博物館)

第3章 和漢の書の新展開

 和様の書は、漢字仮名交じり文の展開により広く定着して以降、中世において表現面で大いに進化を遂げた。書論や故実が生まれ、その伝承と書の型の踏襲を重視する立場から書流が発生し、「書道」が確立した。一方、中国は宋時代を迎え、字姿の均整よりも筆者の心情を優先させた新たな書法が興隆した。この中国書法は当時最新の仏教である禅とともに日本に将来され、禅僧をはじめとする知識層を中心に広がりをみせた。鎌倉から室町時代、中国的な詩文は中国書法を、日本語の和歌や実用の文書は伝統的な和様の書法で主に書かれたが、両者は緩やかに影響しあって書の流れを形成した。
【主な作品】
国宝「誓願寺盂蘭盆縁起」栄西筆(福岡・誓願寺)、国宝「関山号」宗峰妙超筆(京都・妙心寺)、国宝「御手印置文」後鳥羽天皇筆(大阪・水無瀬神宮)

第4章 書のしみと花開く個性

 16世紀末に戦乱の世が終息し、さらに江戸時代になると、社会の安定とともに経済と文化が飛躍的に進展した。江戸幕府が公式書体と定めた「御家流」は、寺子屋でも教えられたことで庶民層の日常書体となり、高い識字率に象徴される民衆文化が広く展開した。その御家流の祖は、中世の尊円親王や伏見天皇、古代の藤原行成や小野道風、さらには王羲之にまで遡ることができる。また、長崎を通じて中国から流入した唐様という新たな書法は、儒者や文人等の知識層に愛好され、やがて庶民層にも洒脱な文字として受け入れられた。実用と芸術の両面で書の恩恵とたのしさを、幅広い階層が享受した時代であった。
【主な作品】
京都市指定文化財「檜原図屏風」近衞信尹筆  長谷川等伯画(京都・禅林寺)、額字「敬天愛人」西郷隆盛筆(東京国立博物館)、重要文化財「踊図」与謝蕪村筆(国・文化庁保管)

※会期中は展示替えが行われます。各作品の展示期間は「出品目録(PDF)」をご覧ください。

関連イベント

席上揮毫会(書のデモンストレーション)やワークショップなどイベントが開催されます。詳細は「特別展関連イベント情報」をご覧ください。

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