【うきは市】第26回 筑後吉井おひなさまめぐり
開催終了 福岡市近郊エリア
福岡県の南東部に位置するうきは市では、2018年2月11日(日・祝)~4月3日(火)まで、第26回 筑後吉井おひなさまめぐりが開催されます。
江戸時代、有馬藩の城下町久留米と天領日田を結ぶ豊後街道の宿場町として栄えたうきは市吉井町。筑後川に堰を築き、水を引き込み、豊かな農産物が育ち、酒造業、製麺業、精蝋などの産業が生まれ財を蓄えます。
今ある白壁土蔵の家々は、明治初期までに、三度もの大火の経験から、防火対策の意味も含め建てられたものです。
平成8年に国の文化庁より、「伝統的建造物群保存地区」に福岡県内で第1号の選定を受け、町並み保存に取り組んでいます。その町並みを背景に「筑後吉井おひなさまめぐり」が平成5年より始まりました。
うきは市吉井町のおひなさまの大きな特徴は、宿場町いわゆる庶民のおひなさまと言える「おきあげ」と「箱雛」です。「おきあげ」とは、おひなさま、歌舞伎や浮世絵を題材に、各家々の女性が手作りしたものです。羽子板の押し絵と同じように下絵を描いて、厚紙に写し、綿をのせて、着物のはぎれ等の布地でくるみ、貼り合わせていきます。その中に細く削った竹を取り付け、当時はワラや畳のへりに挿して「箱雛」の周りを彩るように飾りました。
展示会場以外にも、商店や旧家、公共施設に展示されています。
おひなさまたちに囲まれて、吉井の町並みをのんびりと、そぞろ歩きしてください。
✿ 第26回 筑後吉井おひなさまめぐりの詳細はこちらでご確認ください。