東日本大震災ドキュメンタリー映画「うたごころ2012」上映会【福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ 】
開催終了 百道・早良エリア
未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から7年―。
2018年3月24日(土)13:00より、福岡市早良区百道浜の福岡市総合図書館 映像ホール・シネラにて、東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町を舞台に女子高生たちのひたむきに生きる姿や心の奥にある純粋さを描いたドキュメンタリー映画「うたごころ2012」(榛葉健監督)が上映されます。
「震災で生きる希望を無くした人、そして震災に限らず、様々な苦難を抱える人たちに、自ら“生きる力”をつかみ取ってもらうために、この映画がある」
被災地へ通い続ける榛葉監督がそう語る同作品は、被災した人々の“想い”を見世物にせず、ありのままに伝え、地元住民だけでなく、全国・世界から反響を呼んでいます。
作品上映後には、榛葉監督の講演も予定されています。ぜひ足をお運びください。
【作品紹介】
いのちは生きる方向に向かう―。
東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町を舞台に、女子高生たちのひたむきに生きる姿や、心の奥にある純粋さを描いた映画として、全国で大きな反響を読んでいるドキュメンタリー映画「うたごころ」シリーズ。
日本社会が被災地を“他人事”にしていないかと静かに問うた第一作《2011年版》に続き、最新作《2012年版》では、“魂”の本質に迫ります。
現地に通い続けている榛葉健監督は言います。
「震災で生きる希望を無くした人、そして震災に限らず、さまざまな苦難を抱える人たちに、自ら“生きる力”をつかみ取ってもらうために、この映画がある」と。
被災した人々の“想い”を見せ物にせず、ありのまま伝えることで、地元の方々、そして全国から支持されている「うたごころ」。初めて観る方にもご理解頂けるよう、《2011年版》の要素を盛り込みながら、新たな心の地平をお届けします。
【ストーリー】
宮城県三陸地方にある小さな町。一帯が津波に流された中、ひたむきに生きる女子高生がいた。彼女は、親類5人と自宅を失った。日本の片隅で、ささやかな幸せを願って生きてきた。
「次、何かあったら、自分の生命を投げ打ってでも、父ちゃん、母ちゃんを助ける…」
少女が大切にしていたのが「合唱」。「歌は、みんなをつなげてくれるから…」大阪の合唱グループとの友情。次第にパズルのような家族関係が苦難を経て、更に強く結ばれていく。やがて来る卒業、新たな人生の選択…。人間の強さと弱さ。それでも生きる希望を忘れない少女たち。歌声に込めた“祈り”が、人々の”心”を動かす日を信じて…。
【監督プロフィール】榛葉 健(しば・たけし)
1987 年、在阪民放局入社。社会派、歴史、自然、スポーツなど、幅広くドキュメンタリーを制作し、日本テレビ技術協会賞、関西写真記者協会賞、坂田記念ジャーナリズム賞など多数受賞。
世界最高峰チョモランマの取材では、登山家が放置する大量のゴミを世界のテレビで初めて告発。2年間撮影した「幻想チョモランマ」は海外でも放送。
1995 年以降、阪神・淡路大震災のドキュメンタリー15 本を制作。その一作 「with…若き女性美術作家の生涯」は、日本賞・ユニセフ賞、アジアテレビ賞など受賞。世界的反響を受け2001 年に映画化。
東日本大震災では、個人の立場で被災地に通い続け、自費で「うたごころ」シリーズを制作している。