ユネスコ無形文化遺産「博多祇園山笠」が今年もいよいよ動き出す!
開催終了 博多エリア



今年も博多の夏が動き出す!ユネスコ無形文化遺産「博多祇園山笠」スタートします!
「博多祇園山笠」は770年以上続く櫛田神社の奉納神事で、毎年7月1日から15日まで開催されます。その起源は、仁治二(1241)年に博多に疫病が流行した際に、承天寺の開祖・聖一国師が施餓鬼棚に乗って祈祷水を撒いて町を清め、疫病退散を祈願したことが始まりとされています(※諸説あり)。
かつての山笠は、高さ15メートル前後のものを担いて、街中をゆっくりと練り歩いていましたが、明治時代に電線が張り巡らされたことから、それまでの山笠を「飾り山笠」として残し、別に高さを抑えた山笠「舁き山笠」を作って担ぐようになりました。
圧巻のスピードと迫力!走る山笠を見物しよう!
博多祇園山笠は毎年7月1日から15日で実施されます。
期間中、市内各所には絢爛豪華な飾り山笠がたち、当番法被や水法被姿を目にすることも多くなり、7月15日(土)早朝の追い山笠まで、博多の街は山笠一色に染まります。
中でも人気が高いのは実際に山笠が走る姿を見られる、12日の「追い山馴らし」、13日の「集団山見せ」、そして15日の「追い山笠」ですが、それ以外にも町内を山笠が廻る「流舁き」(7/10、7/14)や「朝山」(7/11)、「他流舁き」(7/11)など、山笠が街を疾走する姿を見る機会は多くあります。
昨年11月30日(日本時間12月1日)正式にユネスコ無形文化遺産に登録され、ますます熱く盛り上がる「博多祇園山笠」。その熱気にぜひ触れてみてください!
主な日程は、以下のとおりです。※お汐井取り、流舁き、朝山、他流舁きの時刻は流により異なります。
- 7月1日(土) 飾り山笠公開 福岡市内各所に大きな「飾り山笠」がお目見えする。
- 7月9日(日) お汐井取り(開催時間 午後5:30~)
全流れの総勢約千人が一斉に箱崎浜を目指す、清めの神事。 - 7月10日(月) 流舁き(開催時間 午後4:00~、流により異なる)
いよいよ舁き山笠が動き出す。流ごとにそれぞれの流区域内を舁き廻りウォーミングアップ。
* 流舁き詳細コースマップは関連ファイルをご覧ください。 - 7月11日(火)
・朝山(開催時間 午前5:00~、流により異なる)
別名「祝儀山」とよばれ、功績のある古老や、子供が山笠に上がることが許される。
・他流舁き(開催時間 午後3:00~、流により異なる)
他の流区域まで出向いての流舁き、いわゆる相互表敬訪問といったところ。
* 朝山及び他流舁き詳細コースマップは関連ファイルをご覧ください。 - 7月12日(水) 追い山馴らし(開催時間 午後3:59~)
15日の追い山笠に向けた予行練習として約4キロのコースを走り、本番さながらのタイムレースが繰り広げられる。
* 追い山ならしコースマップは関連ファイルをご覧ください。 - 7月13日(木) 集団山見せ(開催時間 午後3: 30~)
呉服町交差点から中央区天神の市役所前まで1.2キロの道のりを走る。市長をはじめ地元の名士が台上にあがる。往路と復路の両方が楽しめます。
* 集団山見せコースマップは関連ファイルをご覧ください。 - 7月14日(金) 流舁き(開催時間 午後4:00~、流により異なる)
この年最後の流舁き、翌日の追い山笠への最終調整。
* 流舁き詳細コースマップは関連ファイルをご覧ください。 - 7月15日(土) 追い山笠(開催時間 午前4:59~)
午前4時59分、大太鼓の合図とともに一番山笠が櫛田神社の境内に舁き入る(担いで入る)。以降、二番山から七番山まで一定の間隔を置いてその後に続き、櫛田神社の境内から街中へと駆けだしていく。
* 追い山笠コースマップは関連ファイルをご覧ください。
交通規制のご案内
交通規制については、下記の関連ファイルにある「2017山笠規制図」をご覧ください。
交通機関のご案内
7月15日(土)の「追山笠」当日には福岡市営地下鉄が臨時列車を運行いたします。
午前3時台~6時台
詳細は福岡市営地下鉄ホームページよりご確認ください。
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【博多祇園山笠公式サイト】
http://www.hakatayamakasa.com/