小林茂太写真展『stratum』【LIBRIS KOBACO】2022年
開催終了 大濠・六本松エリア




小林茂太写真展『stratum』を初夏のLIBRIS KOBACOで開催!
写真の記憶はいつのまにか少しづつ掠れていき空気になり匂いになり粒子になる
そんな粒子の記憶の断片を集めてぼんやりとした輪郭の記憶の中の断片を作ってみる‥
きっとそんな記憶の断片と粒子が小林茂太の写真なのかもしれない。
擦れていく粒子を集めた写真達。
本展は、写真家 小林茂太さんが2018年7月に訪れたアイスランドでの1ヶ月間にも及ぶ旅の記録をまとめた写真集『cairn』を、時の流れと共に薄れゆく記憶の写真とし、再構築をした作品群の展示です。
今展『stratum』は、東京・吉祥寺、そして福岡と続く巡回展となります。
初夏を迎える6月の雨の音と共にLIBRIS KOBACOにてみなさまをお待ちしております。
【写真家 小林茂太からのメッセージ】
ある体験の記憶に触れることで、イメージと共に身体的な感覚が呼び起こされることに興味を覚えた。
そのことがきっかけとなり、あらゆる身体的な行為とその記憶を積層させた写真作品の制作に取り組んだ。
鉄板に出力されたイメージは、その内容に触れようとするとすぐに、あらゆる経験則が勝手にそれを補おうと反応してくる。
詳細に「見る」ことを通して、鑑賞者の内に立ち現れるイメージがあるとするならば、それはどういった記憶に基づいて喚起されるのだろうか。
表層と表象の関係性について「見る」体験になることを願っている。
【プロフィール】
1985年新潟県生まれ、中央大学理工学部土木工学科卒業。
都内写真スタジオ勤務を経て、写真家として活動を始める。
人間の身体的な行為や自然界における流れの積層に着目し、撮影した素材をその積層の断片として扱うことで写真作品を制作している。
主な作品に、「AURORA」(2019)、「cairn」(2020)、「yoha」(2020)、「stratum」(2022)がある。
また、自身の作品集や注目するアーティストの作品を扱う「books cairn」を運営している。
●新型コロナウイルス感染対策を実施しております。ご来場の際はご協力をお願いします。
・マスク未着用の方の入場はご遠慮頂いております。
・入場時に手の消毒をお願いしております。
・定期的な換気を行い、空気清浄機を常時運転しております。
・スタッフの毎朝の健康チェックを行い、熱や体調不良がある場合には別のスタッフと交代し対応いたします。