インドネシア映画特集【福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ】
開催終了 百道・早良エリアインドネシア映画の古典的名作3本を上映
映画「三人姉妹」デジタル復元版寄贈記念講演会開催
観覧料
500円(大人)400円(大学生・高校生)300円(中学生・小学生)
※定員制。各回入替制。
※チケットはすべて当日券。前売り券はありません。(チケットの販売は上映の1時間前からです。)
※障がい者の方は無料。福岡市在住の65歳以上の方は250円。(手帳や保険証などの提示が必要です。)
※「わの会」会員の方は250円。(会員証の提示が必要です。)
[映画「三人姉妹」デジタル復元版寄贈記念講演会]
『三人姉妹』デジタル修復とインドネシア映画 -デジタル・アーカイビングの世界-
7月6日(土曜日)13時〜13時50分
講師: ヨキ・ソフヤン(PT. Render Digital Indonesia社 会長)
1999年にコンピューター・ネットワークソリューションサービス分野で起業 した後、2010年 、PT.Render Digital Indonesia社を設立し、インドネシア初 となる映画フィルムのデジタル修復事業を開始。シネマテーク・インドネシ アに保管されていた古典作品 29本の2Kデジタル化を同社が実施すること となり、2013年「 血と祈り」(1950)において同国初のフィルム修復プロジェ クトが行われた。 2015年には映画への出資や配給を行う SAフィルム社を 設立、翌年初の4K修復作品となる「三人姉妹」が完成。インドネシア政府及 び国内外の諸機関と幅広く連携し、フィルム修復とデジタル・アーカイビン グの展開に貢献している。 この度、福岡市総合図書館に「三人姉妹」のデジタル原版を寄贈。
※講演は有料で14時からの「三人姉妹」上映とセット料金です。
※開場は開演の30分前。
※ご案内(PDF)
[上映作品]
三人姉妹 The Three Sisters
7月6日(土曜日)14時
監督:ウスマル・イスマイル
1956年/35ミリ/モノクロ/114分/インドネシア/日本語字幕付き
ヌヌン、ナナ、ネニーは美しい三人姉妹。早くに母親を亡くした三人は長女のヌヌンが母親代わりで家族の面倒を見ていた。父親はヌヌンを結婚させようとするのだが、ヌヌンはなかなかその気にならない。「インドネシア映画産業のパイオニア」と言われるウスマル・イスマイル監督の代表作で大ヒット作。アメリカ映画産業を視察して帰国後に作られた作品で、10曲以上の音楽が挿入されたミュージカル・コメディ。「三人姉妹」リメイク版も製作されているインドネシア映画のクラシックである。
初恋 First Love
7月7日(日曜日)11時
監督:トゥグ・カルヤ
出演:クリスティン・ハキム スラメット・ラハルジョ・ジャロット
1973年/35ミリ/カラー/110分/インドネシア/日本語字幕付き
裕福な家庭の娘アデは、設計技師のバスティアンと恋に落ちる。ところがバスティアンは殺人犯として服役した過去があり、交際を禁じられる。アデの両親は富豪の息子とアデの結婚を決めてしまうが、その男こそバスティアンを罪に陥れた男だった。70年代から80年代を代表するトゥグ・カルヤ監督作品。主演のクリスティン・ハキムは監督により見出された女優で、本作がデビュー。以後インドネシア映画を代表する女優へと成長していく。
血と祈り The Long March
7月7日(日曜日)14時
監督:ウスマル・イスマイル
出演:デル・ジュザン ファリダ
1950年/35ミリ/モノクロ/129分/インドネシア/日本語字幕付き
1948年12月。インドネシアはオランダとの独立戦争を戦っていた。中部ジャワに駐屯していたシリワギ部隊は西ジャワへ戻るように命令を受ける。この映画は隊長スダルトと彼の部隊の人間模様を描いたものである。本作はインドネシア政府が認める最初のインドネシア映画。49年にインドネシアはオランダから独立するのだが、本作は熱狂的に国民に迎えられ、本作のロケが始まった日は「映画の日」と定められた。※本作は途中、音声と映像がずれている箇所があります。ご了承ください。