筑前琵琶ライブシアター -音と映像で魅せる、平家物語-【福岡市科学館6F】筑前琵琶×現代音楽×映像
開催終了 大濠・六本松エリア筑前琵琶×現代音楽×映像で「平家物語」を体感する!
福岡で生まれた筑前琵琶。博多の文化と共に発展してきた筑前琵琶が、この秋、新しいスタイルの演奏表現に挑戦します。
舞台は、平家の栄華と滅亡を描く「平家物語」の世界。
福岡を拠点に活躍する若手演奏家・尾方蝶嘉が演奏を、髙木青鳳が演奏と演出を担います。
音楽を手掛けるのは、チームラボのアート作品にも深く携わっている高橋英明。
映像は、映像作家であり九州産業大学の教授である黒岩俊哉監修のもと、映像を学ぶ学生たちが担当し、サイエンスホールを平家物語の世界へと作り変えます。
伝統の音色と語りに現代音楽と映像がコラボレーションしていざなう諸行無常の異空間。
イザ、平家物語の世界へダイブ!!
出演
尾方蝶嘉(嶺青流筑前琵琶保存会 師範)
髙木青鳳(嶺青流筑前琵琶保存会 教司)
スタッフ
演出:髙木青鳳
音楽:高橋英明(音楽家)
映像監修:黒岩俊哉(九州産業大学/映像作家)
映像制作:九州産業大学学生
舞台総合プラン:池田元樹(㈱アコースティックセンス)
筑前琵琶
琵琶は、約1300年あまり昔、シルクロードの遥かな道のりを誰かの背に揺られ揺られて現在のイランあたりから日本にやって来ました。 「筑前琵琶」は、そこから現在に至る時の流れの中で派生した日本に存在する数種類の琵琶の中でも一番若く、そしてここ福岡で明治時代に生まれた楽器です。
こんにち日本においての琵琶は、歴史的な物語や説話などに節をつけ琵琶の伴奏で語る、「語り物」のジャンルの源流をなす楽器というスタイルを原型に、さまざまな分野とのコラボレーションを展開しています。
平家物語
「祗園精舎の鐘の声」で始まる『平家物語』は、鎌倉時代に成立したとされる「軍記物語」。
平家と源氏の「バトルを描いた作品」ですが、実は戦いのシーンは後半以降にしか出てきません。
栄華と滅亡の道をたどる平家一門の姿を通して、「この世のすべては絶えず変化していくものだ」という〈諸行無常〉の精神を語った、一大叙事詩です。